JALAM NEWS LETTER
実験動物医学
No.17 / 2001.7

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主な内容

・日本実験動物医学会平成13年度総会議事録
・日本実験動物医学会平成13年度第1回理事会議事録
・第132回日本獣医学会ワークショップ(第17回日本実験動物医学会)
	「異種移植」
	座長  東京大学大学院農学生命科学研究科 吉川 泰弘
1.「異種移植−人工肝臓の現状と問題点−」
	九州大学大学院医学研究院・臓器機能医学部門消化器・総合外科学 杉町 圭蔵 
2.「ドナーとしての遺伝子改変ブタ、研究の現状と課題」
	東北大学大学院農学研究科・動物生殖科学分野 佐藤 英明 
3.「ドナーとしてのミニブタの繁殖戦略」
	鹿児島大学農学部生物生産学科 中西 喜彦
・日本実験動物医学会エクスカーション
・日本実験動物医学会会員名簿
・日本実験動物医学会理事選挙案内
・日本実験動物医学会認定獣医師認定規則
・事務局たより
	会費納入のお願い 

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Contents

・2001 General Meeting of Japanese Association for Laboratory Animal 
Medicine (JALAM)
・2001 First Governing Board Meeting of JALAM
・17th JALAM 
Educational Lectures メ Xenograftsメ
Chairperson 
Yasuhiro 
Yoshikawa
Graduate School of Agriculture and Life Science, The University of 
Tokyo
1. Xenotransplant -Our artificial liver and it's problems-
Keizo 
Sugimachi 
Graduate School of Medical Sciences, Kyushu University 
2. 
Gene-modified pigs for organ transplantation, current state of research and 
issues in development
Eimei Sato
Graduate School of Agricultural Science, 
Tohoku University 
3. Breeding strategies of miniature pigs as 
donors
Yoshihiko Nakanishi
Faculty of Agriculture, Kagoshima University 

・JALAM Get-together 
・JALAM Membership List 
・Guide for Election of 
Board Members of JALAM
・Regulations (Rules) for Accreditation of 
Veterinarians by Japanese College of Laboratory Animal Medicine (JCLAM)
・From 
the Executive Office
Request for Payment of Membership Dues 
 
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日本実験動物医学会平成13年度総会議事録

日時:2001年4月4日、11:30〜12:30
場所:東京農工大学農学部

委任状出席者含めて総会の成立が確認された。
前島会長あいさつの後、議長を会長が兼務することの了解を取り、議事に入った。
 
[1]平成12年度事業報告

1.総会の開催
  平成12年度通常総会
  日時:平成11年4月5日
  場所:つくば国際会議場
  議事:平成11年度事業報告/平成11年度決算報告/平成12年度事業計画/平成12年度予算案/その他

2.理事会の開催
  平成12年度第1回理事会
  日時:10月6日(金) 12:00〜13:30
  場所:堺市みの吉
  議事:会務について/メーリングアドレスについて/委員会活動について・認定委員会(笠井)・会報編集委員会(伊藤)・学術集会委員会(浦野)・情報委員会(黒沢)・実験動物学教育委員会(吉川)/その他

3.学術集会等の開催(学術集会委員会)
 
(1)第13回教育セミナー
日時:平成12年4月5日(水)9:00〜11:30---ワークショップ  
4月6日(木)9:00〜11:30---教育講演
主催:家畜衛生試験場  
場所:つくば市

1) ワークショップ

テーマ:マウス・ラットにおける微生物モニタリングの国際的ハーモナイゼーションの動向
座長:伊藤豊志雄(実験動物中央研究所)、
浦野 徹(熊本大学・動物資源開発研究センター)

微生物モニタリングのハーモナイゼーション  
浦野 徹(熊本大学・動物資源開発研究センター)

ICLAS、FELASA及びアジアの動向  
伊藤豊志雄(実験動物中央研究所)

製薬会社の国際動向  
鍵山直子(ノバルティスファーマ)

遺伝子改変動物の流通と微生物モニタリング  
八神健一(筑波大学動物実験センター)

我が国のブリーダーの動向  
日柳政彦(日本医科学動物資材研究所)

2)教育講演

テーマ:動物を用いた研究における生命倫理
座長:笠井憲雪(東北大学大学院)

動物福祉:その概念と動物バイオテクノロジーにおける問題点  
山内一也(東京大学名誉教授)

動物実験の管理のあり方〜欧米との比較から  
木勝島次郎(三菱化学生命科学研究所)

(2)第14回教育セミナー

日時:平成12年10月6日(金)14:00〜17:00    
場所:大阪府立大学
テーマ:なぜその動物種を用いるのか?
座長:鳥居隆三(滋賀医科大学)
斉藤 徹(日本獣医畜産大学)

・脳研究における霊長類        田中啓治(理化学研究所)
・脳研究における小型げっ歯類     日下部守昭(理化学研究所)

(3)一般演題
 平成12年4月に開催された第129回日本獣医学会総会(家畜衛生試験場 つくば市)では、日本実験動物医学会関係の一般演題11題が発表された。
 平成12年10月に開催された第130回日本獣医学会総会(大阪府立大学 大阪府)では各分科会ごとに独立せずに一本化して一般演題が組まれたため、本医学会関係の一般演題数は不明である。

4.会報の発行
  JALAM News Letter No.15を平成12年7月に、No.16を平成13年2月にそれぞれ発行した。

5.情報活動について(情報委員会)
  情報委員会では以下の活動を行った。

(1)日本実験動物医学会のホームページの更新
	http://hayato.med.osaka-u.ac.jp/index/societies-j/jalam-j.htmlに新たにニュースレターNo.15を掲載し、現在の最終更新日は2000/11/30となっている。
(2)日本実験動物医学会会員用のMLのメンテナンスを行っている。相当数の新入会員が登録された。現在までのjalam@hayato.med.osaka-u.ac.jpメールは182通となっている。
   また会員用MLに適宜情報を提供した。
(3)日本実験動物医学会の他の関連MLのメインテナンスを行った。
   現在管理しているMLは本会認定獣医師用ML、情報委員会ML、認定委員会ML、理事会MLである。

6.実験動物学教育について(実験動物学教育委員会)
  獣医学教育再編の動向と新しい獣医学教育(学部教育、大学院教育)で指向されるものに関する情報の収集を行った。

7.認定獣医師について(認定獣医師認定委員会)

(1)平成12年4月 日認定獣医師の会開催
(2)平成12年10月〜平成13年3月平成12年度認定獣医師認定作業を行った。今期は16名の申請があった。審査の結果15名を合格とした。
(3)日本実験動物医学会認定獣医師認定規則(本制度案)の作成作業を行った。同時に認定獣医師認定試験制度案の作成作業を行った。
(4)日本実験動物医学会認定獣医師認定会議を行った。
  平成13年3月5日(月)日本実験動物学会事務局

1)平成12年度認定結果について
  今期は16名の申請があった。審査の結果15名を合格とした。
2)認定獣医師本制度案について
  先に提案された本制度案について議論され、若干の修正を行った。
3)認定獣医師認定試験制度について
  安居院氏より、試験方法概要について提案され、議論された。
4)試験小委員会の発足について
  試験制度の制定と円滑な実施のために認定委員会の下に認定試験小委員会をもうけ、安居院高志先生(名市大)を委員長とすることが決まった。
5)現認定委員会の解散について
  現在の認定委員会は本年8月までの任期であるが、今後新認定委員会が発足した時点で解散することを了承した。
6)平成12年度特別会計収支決算について

8.海外交流について(渉外担当理事)
  日本実験動物医学会は米国実験動物学会
  Health Monitoring Committeeに参加しているので、その活動を主に行った。昨年の11月に開催された米国実験動物学会時にこの委員会が開催され、まず国際的に移動するゲッ歯動物で注目すべき病原体の最小限のリストを作る作業が行われている。今後は関連事項につき本年10月に開催される米国実験動物学会までに報告をまとめ、セミナーを開催することが決められた。

9.エクスカーション(懇親会)の開催
  大阪府立大学で行われた本会の総会にあわせ、エクスカーションを企画した。これまでの流れに従い、大阪市内の堀を巡る水上バスを1隻したてて多数の参加者によりなごやかに開催された。なお学会会場からの交通機関を確保することと、より多くの会員が参加することを見込んでエクスカーションを企画したため相当の赤字が出た。今後エクスカーションの経費につき配慮が必要となろう(黒澤理事)。

10.会員の動静(平成12年12月31日現在)
  会員数:240名、平成12年度新規加入者数:6名、計:246名

11.その他
  日本学術会議第6部会獣医学研連主催シンポジウムについて
  古川会員から話題提供があった。氏が、日本学術会議の第6部獣医学研連第18期第1回会合にオブザーバとして参加し、実験動物の獣医学教育について議論した。この結果、秋の獣医学会において日本学術会議第6部会獣医学研連主催で「21世紀における獣医学教育(仮題)」というシンポジウムにおいて実験動物のことを採り上げて貰えることになった、との報告があった。議論の結果、このことは獣医学界に対して実験動物のことを正しく認識してもらう良いチャンスであるので、積極的に参加して行きたい、誰が、どのような内容で話すのか、実験動物医学会理事会および古川先生で相談するとした。理事会での議論の結果、笠井理事が古川会員と相談の上、発表する事とした。

[2]平成12年度決算報告  
 
1.学術集会委員会(学術集会委員会)
(1)第15回教育セミナーの開催
 (平成13年4月2〜4日の第131回日本獣医学会総会にあわせて開催予定)
 日 時:平成13年4月4日
 場 所:東京農工大学
 テーマ:実験小動物で最近話題になっているヘリコバクターとパスツレラ感染病を考える
(2)第16回教育セミナーの開催
(平成13年5月8〜12日の日本実験動物科学技術大会2001にあわせて開催予定)
 日 時:平成13年5月10日(木)9:30〜12:30
 場 所:神奈川県民ホール
 テーマ:研究機関における動物実験委員会の役割
(3)第17回教育セミナーの開催
 平成13年10月に岩手で行われる第132回日本獣医学会総会にあわせて開催予定

2.会報編集委員会(会報編集委員会)
 会報の発行:前年度と同様に、No.17とNo.18の発行を予定している。

3.情報委員会(情報委員会)
(1)今後も本会のホームページのメインテナンスを行う。
 しかし、編集委員会からのニュースレターの電子ファイルの送付が遅れ、いささか新規性に問題があるので本年はこの点を改善したい。
(2)本年も本会のMLのメインテナンスを行う。
 残念ながら会員すべてをまだ網羅していないのであらゆる機会を通じ会員のMLへの参加を呼びかけたい。
 なおこれまでのホームページならびにMLのアドレスは大阪大学医学部のネットワーク体制の変更に伴い本年度から変更される予定である。変更はML、ニュースレターを通じてご案内する予定である。

4.実験動物学教育委員会(実験動物学教育委員会)
 実験動物医学教育の現状と展望に関する検討を行う。

5.認定獣医師認定委員会(認定獣医師認定委員会)
(1)認定獣医師の会を開催する(平成13年4月4日)
(2)日本実験動物医学会認定獣医師認定規則(本制度案)の制定を行う
(3)試験制度を制定し、実施する。

6.国際交流について(渉外担当理事)
 本年5月には本会も共催する2001実験動物科学技術大会が開催されるのでそれに参加される海外の方と交流を深めることを行いたい。幸い日本実験動物学会国際交流委員長に笠井理事が就任しているので、今後日本実験動物学会とも連絡を取り合いながら国際交流に勤めたい。
 また、黒澤が担当している米国実験動物学会、Health Monitoring Committeeのセミナーが本年、バルチモアで開催される総会で予定されているので、その関連活動を行っていきたい。

[4]平成13年度予算

[5]平成12年度認定獣医師発表(敬称略)

(平成13年3月25日付け)
伊藤 勇夫 認定第044号  伊藤豊志雄 認定第045号  上田 智之 認定第046号   大沢 一貴 認定第047号  
金井 孝夫 認定第048号   桑原 吉史 認定第049号 
佐藤  浩 認定第050号  篠田 元扶 認定第051号   
芹川 忠夫 認定第052号   中川 照丈 認定第053号  林  新茂 認定第054号  宮嶌 宏彰 認定第055号 
宮田 博規 認定第056号  
三好 一郎 認定第057号  矢鍋  誠 認定第058号

申請者16名 合格者15名

・暫定制度下の認定審査はこれで終了した。3年間で合計58名の認定獣医師が誕生した。

[6]認定本制度について(別紙参照)
1.日本実験動物医学会認定獣医師認定規則(本制度案)について
・名誉認定獣医師が獣医師資格を問わないとなっているが、獣医師でなくても「名誉認定獣医師」と名乗るのは混乱を招くとの懸念が出された。例えば「名誉認定専門家」「日本実験動物医学会名誉会員」「認定獣医師の会名誉会員」等が考えられるが、議論の後、今後更に検討し、ふさわしい名前があれば変更するとなった。
・第9条 予備登録の有効期限は5年とする。ただし、特別の事情がある場合には延長することができる。
・第11条 この規則の改廃は総会の議決による。
2.平成13年度試験実施案について

[7]理事選挙について
 本年度は平成14年度〜平成16年度理事選挙を行います。スケジュールは次の通りです。
  平成13年9月 選挙管理委員決定       平成13年10月 理事推薦受付  
  平成13年11月 同締め切り          平成13年12月 候補決定
  平成14年1月 投票用紙配布(ニュースに同封)平成14年2月  開票

[8]秋の学会と本年度のエクスカーションについて
  今秋の学会は次の通りです。
  と き:2001年10月6日〜8日  ところ:岩手大学(盛岡市上田3-18-8)
  エクスカーションは秋田大学医学部松田幸久先生に計画をお願いしています。

これら平成12年度事業報告と決算報告ならびに平成13年度事業計画案と予算案は原案通り承認されました。

平成12年度特別会計(認定委員会関係)決算報告

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日本実験動物医学会平成13年度第1回理事会報告

日時:平成13年4月4日
場所:東京農工大学
出席者:前島、吉川、浦野、斉藤、伊藤、黒澤、笠井、木村

1.理事選挙について
 選挙管理委員長に宮嶌氏を選出した。委員若干名を委員長が選任し、会長に報告するとした。(宮島氏は了承)。

2.次回獣医学会(岩手)開催時における本会の活動
本日午後の獣医学会プログラム委員会における日程案を参考に吉川理事、浦野理事が相談する。

3.獣医教育
 再編される獣医科大学における実験動物学教育が吉川理事から報告された。

4.予算の減少について
(1)本年度は選挙費用10万円を計上したので、年度内収支が昨年度実績より悪くなった。
(2)会費未納者が約50名いるので、JALAMのMLに未納者リストを送付する(伊藤、斉藤理事)。
(3)認定委員会は本年度発足に伴い委員会開催旅費に充当する補正予算提出の可能性がある(笠井理事)。

5.獣医学会評議員推薦について
 本会からの評議員推薦は会員が各部会に所属しているため、病態部会に結集してほしい旨、病態部会長に依頼があった。このことについては更に検討する。

---------------------------------------------------------------------------------- 第132回日本獣医学会ワークショップ (第17回日本実験動物医学会教育セミナー) 日時:平成13年10月7日(日)、9:00〜13:00 場所:岩手大学(盛岡市上田3‐18‐8) 異種移植 座長:吉川 泰弘(東京大学大学院農学生命科学研究科) 1.異種移植−人工肝臓の現状と問題点− 杉町 圭蔵(九州大学大学院医学研究院消化器・総合外科)  異種移植の大きな問題点は、動物に感染している病原体が移植を通して、レシピエントに感染することである。レシピエントは移植のために免疫抑制剤の投与を受けることが多く、これが感染を起こしやすくしている。そのため、人獣共通感染症を起こすことが知られている病原体はもちろんのこと、それ以外の病原体も全く持たない動物の臓器、組織、細胞を移植に用いる必要がある。しかしながら病原体には予め検査が可能な既知のものだけではなく、全く未知のものも含まれ、むしろ問題となるのはこの未知の病原体である。本来は宿主では病気を発症させないようなウィルスが種の壁を越えて別の種(ヒト)に感染すると激烈な症状を示すことがよく知られている。また、新しい種(ヒト)に感染したことにより、その種に適応して新しい病原体が生まれることもある。その例としてAIDSの原因であるヒト免疫不全ウィルスや狂牛病の原因であるプリオンを挙げることが出来る。  異種移植という非常に人工的な操作を行うことにより、このような人類の存続にも影響を及ぼしかねない新たな感染症を作り出すことは断じて避けなければならない。  ところで、われわれは約10年前よりブタの肝細胞を使用するハイブリッド型の人工肝臓の開発を工学部との共同で行っており、これをヒトに応用すべく、現在準備を進めているので、一連の研究について報告する。2.ドナーとしての遺伝子改変ブタ、研究の現状と課題 佐藤 英明(東北大学大学院農学研究科 動物生殖科学分野)  ヒトに移植できる臓器生産ブタの開発の第一歩として、「超急性拒絶反応」を誘起しない臓器の生産が課題となっている。その中でブタ臓器の抗原性を低下させるため異種抗原のエピトープの産生酵素遺伝子を破壊する、いわゆる遺伝子ノックアウトブタの作出が世界的な競走になっている。昨年、体細胞クローンブタが作出され、研究に拍車がかかっているが、世界的な移植臓器不足の中で、移植用臓器生産ブタが開発されれば、臓器販売だけで年間1兆円の市場になると予想されている。成功すればミニブタを用いる新しい動物産業の創出が期待できる。演者らも体細胞クローン技術を用いて遺伝子改変ブタの作出に努力しているので、遺伝子ノックアウトブタ作出の研究戦略と現状を紹介したい。さらに「超急性拒絶反応」が克服されたとしても感染性ウイルスや遺伝的に均一な臓器の生産への対応が必要である。ブタ臓器の感染性ウイルスの研究の進展が必要であると同時に遺伝子ノックアウトによる内在性ウイルス遺伝子の破壊も必要である。また遺伝的に均一な臓器の生産には同一個体からの卵子の大 量生産や卵子のミトコンドリア置換技術の開発も必要である。これらの研究の現状と今後の課題についても紹介したい。3.ドナーとしてのミニブタの繁殖戦略 中西 喜彦(鹿児島大学農学部家畜繁殖学研究室)  我が国では7系統のミニブタが飼育されている。また、世界的に見た場合商業ベースで供給されているミニブタはユカタン系とゲッチンゲン系が主なものである。これらの2系統が2000〜4000頭の規模で販売されているが、我が国では何れの系統も小規模な生産頭数である。異種移植ではまず問題になるのはサイズである。ミニブタは4ヶ月齢の性成熟後、一般ブタ同様3歳まではゆるやかな増体を示す。最終体重では、ピットマンムア−系とMGH純系が130kg、クラウン系やメキシカンヘヤレス系あるいはオーミニ系が80kg、ゲッチンゲン系やNIBS系は60kg程度である。移植実験用ブタとしては20〜30kgのものが適当と言われているが、異種移植用ドナーとしては人の体重にほぼ近い80kg程度のものが望ましい。40年ほど前からミニブタの必要性が指摘されて来たが、殆ど使用頭数は増加していない。その理由の一つは経営的に市場が成立する規模のコロニー形成が出来なかったことによる。もう一つはミニブタ系統間や一般ブタと比較した時にサイズ以外にはっきりした特徴が明瞭でなかったことである。従って、最初の理由に対してはミニブタに特化した研究会などを作ることにより生産者とユーザーを合理的に繋ぐシステムを作ることが必要である。後者に対してはミニブタ主要適合性遺伝子(SLA)の明瞭な系統作出により、初めて特徴を持ったミニブタの出現と考えられる。既に米国ではSLA純系ミニブタにより移植実験を飛躍的に進展させている。さらに、SLAタイプによってブタ内在性ウイルスがヒト細胞の中では増殖出来ないことが明らかにされている。また、その胎児細胞を使った核移植と遺伝子導入が行なわれている。我が国に於いてもこれらを踏まえたミニブタの繁殖戦略が必要である。 ---------------------------------------------------------------------------------- 日本実験動物医学会エクスカーション 日  時:2001年10月7日(日)〜10月8日(月) 宿泊施設:秋田大学研修施設(乳頭ロッジ) (秋田県仙北郡田沢湖町生保内字駒ヶ岳2-228) 参加費:7,000〜8,000円(一泊、夕食、朝食、アルコールを含みますが現在調整中です。前回の淀川の船上でお約束したキノコ鍋も用意する予定です。) 募集人員:約25名 集合:岩手大学農学部家畜病院前 10月7日(日)17:30集合 (18:30までに乳頭ロッジに直接来ていただいても構いません.) 要領:岩手大学農学部家畜病院前を出発、 1時間後に秋田大学乳頭ロッジ着、夕食。 解散:乳頭ロッジ 午前9時30分 なお、レンタカーの使用も考えておりますが、岩手近隣の方に自家用車でおいでいただき、分乗させていただくことができれば5,000〜6,000円の経費で上がります。また、翌日には鶴の湯の露天風呂、紅葉の田沢湖畔、角館の武家屋敷と「みちのく秋の旅」を満喫することもできます。 連絡先:秋田大学医学部附属動物実験施設 018−884−6195(松田) 申込先:ymatsuda@med.akita-u.ac.jp 乳頭ロッジの宿泊数が25名と限られておりますので、申込先着順とさせていただきます。 ・乳頭温泉郷へのアクセスhttp://www.hana.or.jp/~nyuto/topindex.html 車ですと会場から乳頭ロッジまで1時間ほどです. 新幹線ですと盛岡から田沢湖まで30分.田沢湖駅から乳頭ロッジまでタクシーで15分.  ---------------------------------------------------------------------------------- 「会員名簿」 本年中に平成14〜16年度在任役員選挙を行います(選挙管理委員長 宮嶌宏彰)。 会則に従い、被選挙人および投票有権者は平成13年4月1日現在の会員でありますので、本学会の会員名簿を以下に掲載します。不備がありましたら、8月末日までに学会事務局(日本獣医畜産大学実験動物学教室、〒180−8602武蔵野市境南町1−7−1、Tel:0422−31−4151、Fax:0422−33−2094、Email:trsaito@nvau.ac.jp)まで、ご連絡ください。 伊藤豊志雄 平成13年6月1日(金) 会員各位 選挙管理委員会委員長 宮嶌 宏彰 ---------------------------------------------------------------------------------- 理事候補者推薦の件  日本実験動物医学会理事選挙細則に従って、次期の理事選挙のために、広く会員各位から下記の要領で理事候補者の推薦を受けます。記  お手持ちの会員名簿(実験動物医学 No.17/2001.6)のなかから理事候補者2名を選出し、平成13年8月31日(火)(必着)までに事務局宛(日本獣医畜産大学実験動物学教室、〒180−8602武蔵野市境南町1−7−1、Tel:0422−31−4151、Fax:0422−33−2094、Email:trsaito@nvau.ac.jp)にご推薦ください。 ただし、推薦者は記名とし、選挙管理委員会委員(大杉剛生、鈴木秀作、万年和明、宮嶌宏彰)は推薦の対象から除外してください。  なお、推薦締切後、会員3名以上の推薦を受けた会員は本人の承諾を得た上で、理事候補とし、後日会員の投票によって理事を選出いたします。  よろしくご協力賜りますようお願い申し上げます。以上