第12回実験動物環境研究会

(第31回日本実験動物技術者協会総会との共催)


シンポジウム 「実験動物ケージの規格化」
--- ウサギケージ ---

実験動物の飼育環境の改善は実験動物環境研究会にとってはもっとも重要なテーマの一つである。欧米先進国ではすでに実験動物の飼育環境を維持するため、各種実験動物のケージサイズを規定している。このケージサイズの規格化は単に実験動物の well being に貢献するだけでなく、実験環境の均一化につながり実験動物を利用する目的である実験結果にとっても有利となる。すなわち研究所間の実験動物飼育環境が同一であればお互いの data をそのまま比較する事が可能となる。またケージサイズの規格化は多少なりともそのコストの 低下につながるものと期待される。

気候的因子はすでに空調技術で均一化され、飼料もかなりの均一化が達成されている。微生物コントロールは SPF 動物の普及で達成され、遺伝子は近交系動物によって、また特定の性質はトランスジェニック、ノックアウト動物の出現で均一化された。しかし何故かもっとも影響が甚大と思われるケージの均一化は進まなかった。今回はこのケージの規格化を試みようとしてシンポジウムを企画した。これまでもその動きは無かったわけではないが、現実にわが国にその基準がないのは、その成立を阻むなんらかの因子が存在したことは想像に難くない。しかしその因子を明らかにすることもなされてはこなかった。従って今回はまず今までのケージサイズの問題点を探り出し、かりに規格化するとすればどのようなものになるかを検討し、結論を導き出したい。このためには多数の動物種を一気に論ずるより少数の動物種に的を絞って議論し、コンセンサスを作りたいと考えた。そこで今までに本会が蓄積してきたウサギケージに関する規格を提案できないだろうかという考えが浮かんだ。今回のシンポジウムではとりあえずウサギケージの規格を提案できるようにしたい。もしコンセンサスが得られなければその原因因子を深く追求したい。

日時: 平成9年6月28日(土) 16:15〜18:30
場所: くにびきメッセ
〒690 島根県 松江市 西川津町 3669
TEL 0852-24-1111 FAX 0852-22-9219
参加資格: 第31回日本実験動物技術者協会総会参加者
参加費: 無料
開会の挨拶 (16:15〜16:20)
会長 信永 利馬 (日本獣医畜産大学)

シンポジウム 「実験動物ケージの規格化 -- ウサギケージ」(16:20〜18:20)
司会: 黒澤 努 (大阪大学医学部)
朱宮 正剛 (東京都老人総合研究所)
  1. ウサギケージの規格化によるデメリット
    数田 裕樹(ベーリンガーインゲルハイム)
  2. ウサギケージの規格化によるメリット
    夏目 克彦(夏目製作所)
  3. ウサギケージの規格の提案
    黒澤 努 (大阪大学医学部)
  4. 総合討論
閉会の挨拶(18:20〜18:30)
副会長 黒澤 努 (大阪大学医学部)*
連絡先: 大阪大学医学部・動物実験施設 黒澤 努
〒565 大阪府 吹田市 山田丘 2-2
TEL 06-879-3171 FAX 06-879-3107
事務局: (財)東京都老人総合研究所・実験動物部門 朱宮 正剛
〒173 東京都 板橋区 栄町 35-2
TEL 03-3964-3241 FAX 03-3579-4776