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Biophiliaの最近のブログ記事

【特集】薬学生のための解剖生理学ノート パート2

薬剤師は薬の専門家です。薬が投与されどのようにヒトに作用するかを知る必要があります。人体が12の器官系からなり、12の器官系の連携によってホメオスタシス(生体恒常性)が維持・調節されていることを知らなければなりません。
この解剖生理学ノートは、薬学生に役立つために出版されたものですが、臨床の現場の薬剤師においても自分のもっている知識の再確認をするために役立つと思います。さらに、この本は薬学部のみならず、他の医療系大学や専門学校生の皆さんにも役立ててもらいたいと思います。また、一般人においても自分自身の体の構造と機能についてよりよく理解する一助として使っていただければ幸いです。

【巻頭言】
薬学生のための解剖生理学ノート パート2
塩田 清二(湘南医療大学薬学部 教授)

序章.解剖生理学入門
塩田 清二(湘南医療大学薬学部 教授)

特集1.解剖生理学入門
塩田 清二(湘南医療大学薬学部 教授)・竹ノ谷 文子(星薬科大学薬学部 准教授)

特集2.神経系
小澤 一史(佛教大学保健医療技術学部 教授)

特集3.内分泌系
塩田 清二(湘南医療大学薬学部 教授)

特集4.外皮系
小澤 一史(佛教大学保健医療技術学部 教授)

特集5.特殊感覚系における受容器のしくみ
山崎 泰広(湘南医療大学薬学部 准教授)

特集6.骨格系
柴田 昌和(湘南医療大学保健医療学部 教授)

特集7.筋系
竹ノ谷 文子(星薬科大学薬学部 准教授)

【連載】コンパニオンバードから学ぶ<第20回>~オウムやインコのおしゃべり能力は性や年齢、仲間との交流で違う?~
重茂 浩美(早稲田大学リサーチイノベーションセンター研究戦略セクション研究戦略センター)

【連載】創薬イノベーションの極意<第12回>~医薬品の医療安全対策(その2)~
日下部 哲也(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)

【特集】薬学生のための解剖生理学ノート
薬が投与され作用するのは人体です。薬剤師は薬の専門家です。
・人体が12の器官系からなり、12の器官系の連携によってホメオスタシス(生体恒常性)が維持・調節されていることを学修します。
・カラダの正常な構造と機能を学び、カラダの正常な営みを把握することで、器官の不調によって生じる病態や疾患およびその治療薬が作用する仕組みを理解するための基盤となる知識を学修します。
・器官系とその連携が、摂取した食物の消化・吸収・排泄、薬物の代謝、感染症や各種疾患の成立にどのようにつながっていくのかを学修します。

【巻頭言】
薬学生のための解剖生理学ノート
塩田 清二(湘南医療大学薬学部 教授)

特集1.循環器系
徳田 信子(獨協医科大学解剖学講座 教授)

特集2.リンパ系と免疫系
徳田 信子(獨協医科大学解剖学講座 教授)

特集3.消化器系
千田 隆夫(岐阜大学大学院医学系研究科生命原理学講座解剖学分野 教授)

特集4.呼吸器系
大塚 愛二(岡山大学名誉教授・環太平洋大学 特任教授)

特集5.泌尿器系
塩田 清二(湘南医療大学薬学部 教授)

特集6.体液
根岸 隆之(名城大学薬学部)

特集7.生殖器系
伊藤 正裕(東京医科大学人体構造学 教授)

特集8.発生
石 龍徳(順天堂大学医学部解剖学・生体構造科学 教授)

【連載】コンパニオンバードから学ぶ<第19回>~オウムやインコのおしゃべり能力は種によって違う?~
重茂 浩美(早稲田大学リサーチイノベーションセンター研究戦略セクション(研究戦略センター)

【連載】創薬イノベーションの極意<第11回>~医薬品の医療安全対策(その1)~
日下部 哲也(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)

【特集】漢方ノートⅡ

「ココロとカラダの不調を改善する漢方医学の素晴らしさを伝えたい」第一線の専門医による、症例、診断、疾患別処方まで、漢方のポイントをやさしく解説。漢方診療の基本がわかり、思考がわかり、処方がわかる入門書です。

【巻頭言】
漢方ノートⅡ
伊藤 正裕(東京医科大学人体構造学分野 主任教授)

特集7. 産婦人科疾患の漢方治療
森 瑛子(北里大学東洋医学総合研究所)

特集8. 頭痛の漢方治療
矢数 芳英(温知堂矢数医院/東京医科大学病院麻酔科)

特集9. 冷え症
田原 英一(飯塚病院東洋医学センター漢方診療科)

特集10. 疲労倦怠感
貝沼 茂三郞(富山大学附属病院和漢診療科)

特集11. 感染症の漢方治療
加島 雅之(熊本赤十字病院総合内科)

特集12. 精神疾患の漢方治療
小野 真吾(研究学園ななほしクリニック)

特集13. 整形外科疾患の漢方治療
八代 忍(大田原中央クリニック)

【連載】創薬イノベーションの極意<第10回> ~医薬品の市販後対策(その5)~
日下部 哲也(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)

【連載】コンパニオンバードから学ぶ<第18回> ~人間と暮らすオウムと野生のオウム、どちらが賢いか~
重茂 浩美(東北大学研究推進・支援機構コアファシリティー統括センター)

【特集】漢方ノート

漢方医学の歴史や考え方にはじまり、西洋医学と異なる独特の診察法や生薬・漢方薬について解説。今まで「漢方医学」のモヤモヤしていた部分がスッキリしたり、あるいは自分の困っている病気や症状に試してみるきっかけになれば幸いです。

【巻頭言】
漢方ノート
及川 哲郎(東京医科大学総合診療医学分野 教授)

特集1. 漢方の歴史(江戸時代まで)
矢数 芳英(温知堂矢数医院 副院長/東京医科大学病院麻酔科 兼任講師)

特集2. 漢方における病気のとらえ方
新井 信(東海大学医学部専門診療学系漢方医学 教授)

特集3. 漢方医学の診察法
平﨑 能郎・並木 隆雄(千葉大学大学院医学研究院)

特集4. 総論:生薬・漢方薬
坂田 幸治(東亜医学協会)・緒方 千秋(北里大学東洋医学総合研究所)

特集5. 呼吸器疾患の漢方治療
鈴木 朋子(埼玉医科大学総合診療内科 教授)

特集6.消化器疾患の漢方治療薬
及川 哲郎(東京医科大学総合診療医学分野)

【連載】創薬イノベーションの極意<第9回> ~医薬品の市販後対策(その4)~
日下部 哲也(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)

【連載】コンパニオンバードから学ぶ<第17回> ~自発的に多様な振り付けで踊るオウム~
重茂 浩美(東北大学研究推進・支援機構コアファシリティー統括センター)

37号では高齢者の栄養(食事)や栄養素の特性について、38号では高齢者診療を考えた時に避けては通れない疾病と栄養に関して実践的に解説する。
高齢者の栄養に関する理解、また日常診療に活用できるよう構成。

【巻頭言】
高齢者の疾病と栄養
葛谷 雅文(名鉄病院院長・名古屋大学名誉教授)

特集7. 高血圧と栄養
野里 陽一(大阪大学大学院医学研究科老年・総合内科学 助教)
楽木 宏美(大阪大学大学院医学研究科老年・総合内科学 教授)

特集8. 高齢者糖尿病の食事療法
荒木 厚(東京都健康長寿医療センタ―糖尿病・代謝・内分泌内科)

特集9. CKD(慢性腎臓病)
高山 卓・村澤 昌(聖マリアンナ医科大学)

特集10. フレイル・サルコペニア
佐竹 昭介(国立長寿医療研究センター老年内科)

特集11. 認知症
櫻井 孝(国立長寿医療研究センターもの忘れセンター・認知症先進医療開発センタ―)

特集12.感染症
深柄 和彦(東京大学医学系研究科侵襲代謝・手術医学講座・医学部附属病院手術部・材料管理部・病態栄養治療センター)

【連載】創薬イノベーションの極意<第8回> ~医薬品の市販後対策(その3)~
日下部 哲也(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)

【連載】コンパニオンバードから学ぶ<第16回> ~コンパニオンバードの野生化~
重茂 浩美(東北大学研究推進・支援機構コアファシリティー統括センター)

高齢者の健康維持ならびに疾病の発症・重症化予防と栄養とのかかわりを学びます。

【特集】年を重ねるにつれ、私たちのカラダ・器官・組織は活性酸素の影響を受け徐々に錆びていきます。酸化されてきます。
 私たちは毎日多種多様な食品を食べようとします。元気の源は食べることができることです。
 多様性が高い食事は、たんぱく質やミネラル、ビタミン類など、生体の機能維持に必要な栄養素が摂取でき、カラダの機能が健全に保たれます。
 多様性の高い食事を摂るためには、献立を考え、食材を購入し、調理し、食卓に並べるための作業が必要です。これらの行動が元気の源です。
 過食には注意をしましょう。腹七分目。肥満や代謝性疾患を誘発し、健康に悪影響を及ぼします。高齢期は摂食量が低下します。穀類だけでなく、肉・魚・卵・豆・野菜・いも・海藻・きのこ、乳類、できるだけ多くの食品群を食べましょう。

【巻頭言】
高齢者の健康維持ならびに疾病の発症・重症化予防と栄養のかかわり
葛谷 雅文(名古屋大学大学院医学系研究科地域在宅医療学・老年科学 教授)

特集1.総論:高齢者の栄養と健康
葛谷 雅文(名古屋大学大学院医学系研究科地域在宅医療学・老年科学 教授)

特集2. 高齢者の栄養と健康:エネルギーの課題
勝川 史憲(慶應義塾大学スポーツ医学研究センター 教授・所長)

特集3. たんぱく質
葛谷 雅文(名古屋大学大学院医学系研究科地域在宅医療学・老年科学 教授)

特集4. 脂肪酸
下方 浩史(名古屋学芸大学大学院栄養科学研究科 教授)

特集5. ビタミンⅮ
田中 清(神戸学院大学栄養学部 教授)

特集6.食品摂取の多様性:色々な食品を食べること
大塚 礼(国立長寿医療研究センター老化疫学研究部部長)

【連載】創薬イノベーションの極意<第7回> ~医薬品の市販後対策(その2)~
 日下部 哲也(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)

【連載】コンパニオンバードから学ぶ<第15回> ~都市に生息する鳥のいたずら~
重茂 浩美(東北大学研究推進・支援機構コアファシリティー統括センター)

【特集】薬事レギュレーションと創薬イノベーションのハーモナイゼーション
 コロナ禍の中でゲノム分子医学、幹細胞、AI技術など、医学・医療は劇的に変わります。わが国アカデミアには潜在的なポテンシャルをもつ医薬品シーズ、候補化合物が数多くあるにもかかわらず、開発する能力・選別する能力が追い付いていません。多くの大学等には重要な発見や発明があります。私たちはそれを把握し、その価値を正しく評価し、知財権の確保や適切な管理に対する責任をもち、これら重要な発見・発明が、新たな検査や診断、治療、予防戦略に繋がるように、常に新しいビジョンを構想・創造して、開発を進めなければなりません。アカデミア研究者による発見・発明の意義や発展性を正しく評価し、見抜く能力、科学力を備えなければなりません。

本特集号は、日本薬学会第140 回年会と第141 回年会の2 回にわたって開催されたシンポジウム、「薬事レギュレーションと創薬イノベーションのハーモナイゼーション」の各講演のエッセンスをコンパクトにとりまとめたものです。

【巻頭言】
薬事レギュレーションと創薬イノベーションのハーモナイゼーション
日下部 哲也(独立行政法人医薬品医療機器総合機構 国際業務調整役)

特集1.緒論─基礎研究者(イノベーター)とレギュレーションの出会い
近藤 昌夫(大阪大学大学院 薬学研究科 附属実践薬学教育センター 附属創薬センター)

特集2. 医療における薬事レギュレーションと創薬イノベーションの関係
─対立物の相互浸透の法則
近藤 昌夫(大阪大学大学院 薬学研究科 附属実践薬学教育センター 附属創薬センター)

特集3. 第二期健康・医療戦略に基づく革新的製品の実用化の推進
浦 克彰(日本医療研究開発機構(AMED)創薬事業部医薬品研究開発課課長)

特集4. アカデミア創薬におけるイノベーションとレギュレーションの課題
國澤 純(医薬基盤・健康・栄養研究所 ワクチン・アジュバント研究センター)

特集5. 大学発ベンチャーによる再生医療等製品の開発の試み
山原 研一(兵庫医科大学先端医学研究所分子細胞治療部門)

特集6. レギュレーションはイノベーションを加速するか?
─中国における薬事規制大改革がもたらしたもの─
十河(そごう) 直岐(アステラス製薬(中国)有限公司)

特集7. レギュレーションが与えるイノベーションへのインパクト
─レギュレーションを制する者はイノベーションを制する─
日下部 哲也(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)

特集8. おわりに─レギュレーションを制する者はイノベーションを制する
日下部 哲也(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)

【トピックス】病原微生物、遺伝子組換え生物、ゲノム編集生物の利用に伴う管理 
三浦 竜一(東京大学 ライフサイエンス研究倫理支援室 教授)

【連載】創薬イノベーションの極意<第6回> ~医薬品の市販後対策(その1)~
日下部 哲也(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)

【連載】コンパニオンバードから学ぶ<第14回> ~セキセイインコによる脳の働き方の性差~
重茂 浩美(文部科学省科学技術・学術政策研究所)

発達障害に対して医療ができることはなにか。診断から治療までをしっかり解説。

【特集】発達障害に対して医療ができること~診断から治療へ~
 発達障害があると、困ることが多いです。 一人で努力しても限界があります。

 そんな時は、人に助けを求めてみてはどうでしょうか?完璧な人は誰もいません。上手に人に助けてもらうことも、生きていくためには大事なスキルです。支援者はそのために存在します。
 「自分と同じ悩みを持っている人が他にもいることがわかって良かった」
 デイケア、ショートケアプログラムに参加された方の多くが感想として述べられています。他者に対する関心が乏しくなりやすい自閉スペクトラム症(ASD)ですが、必ずしも孤立を望んでいるわけではありません。お互いの悩みを共有できる相手がこれまでいなかったのです。デイケアでは対人コ
ミュニケーションなど、発達障害の人が苦手としているスキルを学びます。
 支援者も交えて、お互い助けあいながら学んでいきませんか?

【巻頭言】
発達障害に対して医療ができること〜診断から治療へ〜
太田 晴久(昭和大学発達障害医療研究所 准教授)

特集1.デイケアプログラム─仲間と共に学び成長する場─
横井 英樹・水野 健(昭和大学発達障害医療研究所/昭和大学付属烏山病院)

特集2.大学生の発達障害・ひきこもり─大学における支援─
相澤 直子(公益財団法人神経研究所、筑波大学学生相談室) 
安宅 勝弘(東京工業大学保健管理センター 教授)

特集3.就労支援
鈴木 慶太(株式会社Kaien 代表取締役)

特集4.成人期発達障害の家族支援
五十嵐 美紀(昭和大学発達障害医療研究所/昭和大学附属烏山病院)

特集5.新しい治療の試み─ロボット研究の現状、今後の課題
熊﨑 博一(国立精神神経医療研究センター精神保健研究所児童・予防精神医学研究部)

特集6.これからの支援は
太田 晴久(昭和大学発達障害医療研究所 准教授)

【連載】コンパニオンバードから学ぶ<第13回> ~大型のインコやオウムが長生きで賢い理由を探る~
重茂 浩美(文部科学省科学技術・学術政策研究所)

【連載】創薬イノベーションの極意<第5回> ~医薬品の承認審査(その2)~
 日下部 哲也(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)

不安を減らすことこそが最大の感染症対策である。正確で透明性のある迅速な情報発信こそ、その不安を減らすことができる。この小冊子は人々の不安を最小限にするために企画された。

【巻頭言】
不安を減らすことが最大の感染症対策
加藤 茂孝(元国立感染研究所)

1.ウイルスの正体
加藤 茂孝(元国立感染研究所)

2.コロナウイルスの由来
加藤 茂孝(元国立感染研究所)

3.アメリカにはCDCがあるのになぜ感染者が一番多いのか?
加藤 茂孝(元国立感染研究所)

4.アフリカの現状・アフリカの対応
國井 修(グローバルファンド)

5.マスクあれこれ
岡部 信彦(川崎市健康安全研究所)

6.FETP 実地疫学専門家養成プログラム
岡部 信彦(川崎市健康安全研究所)

7.新型コロナウイルス感染とペット
岡部 信彦(川崎市健康安全研究所)

8.終わりに―多くの知りたいことと、今後の対策
加藤 茂孝(元国立感染研究所)

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発達障害とは?自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群とは?また自閉スペクトラム症と注意欠如多動症の違いは何でしょう。男女差の問題、学習障害と外界に対する認知の障害はどこが違うのでしょうか。

【特集】発達障害の患者学─治す医療から治し支える医療へ
 何となく自分は他の人たちと違う、
 どうして人間関係で失敗してしまうのか.........
 発達障害の外来で自閉スペクトラム症(ASD)と診断された時には「リハビリ」
ともいえるASDプログラムへの参加はいかがですか。ショートケアとデイケ
アで、お互いの悩みや思いを共有し、コミュニケーションの練習、発達障害の
理解などの共有体験を通して、社会で生活できるテクニックを学ぶことができ
ます。発達障害専門プログラムを実施している医療機関が各地にあります。
 さまざまな失敗体験を、性格や努力不足のせいとされ、自己肯定感の低く
なった自閉スペクトラム症を抱えた者同士で語り合うことで、気づきが生ま
れ、他者目線を学習することができます。
 自分の考え方や生き方を見直してみませんか。

【巻頭言】
発達障害概念の誕生~歴史と国際分類の変遷~
加藤 進昌(昭和大学発達障害医療研究所長 公益財団法人神経研究所理事長 東京大学名誉教授)

特集1.自閉スペクトラム症とは何か~自閉症とアスペルガー症候群
加藤 進昌(昭和大学発達障害医療研究所長 (公財)神経研究所理事長 東京大学名誉教授)

特集2.発達障害の症候学─認知機能からみた発達障害─
丹治 和世(小石川東京病院 精神科)

特集3.診断をめぐって─過剰診断、二次障害、併存
太田 晴久(昭和大学発達障害医療研究所)

特集4.発達障害と精神障害の併存─発達障害の精神病理
青木 省三((公財)慈圭会精神医学研究所)

特集5.注意欠如・多動性障害(ADHD)をもう一度考える
伊東 若子(医療法人社団大坪会 小石川東京病院)

特集6.子どもから大人へ─症候は変遷するのか?
本田 秀夫(信州大学医学部子どものこころの発達医学教室 教授 信州大学医学部附属病院子どものこころ診療部 部長)

【連載】
コンパニオンバードから学ぶ<第12回>~動物とコロナウイルス~
重茂 浩美(文部科学省科学技術・学術政策研究所)

【連載】
創薬イノベーションの極意<第4回>~医薬品の承認審査(その1)~
 日下部 哲也(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)

不安を減らすことこそが最大の感染症対策である。正確で透明性のある迅速な情報発信こそ、その不安を減らすことができる。この小冊子は人々の不安を最小限にするために企画された。

【巻頭言】
不安を減らすことが最大の感染症対策
加藤 茂孝(元国立感染研究所)

1.ウイルスの正体
加藤 茂孝(元国立感染研究所)

2.コロナウイルスの由来
加藤 茂孝(元国立感染研究所)

3.アメリカにはCDCがあるのになぜ感染者が一番多いのか?
加藤 茂孝(元国立感染研究所)

4.アフリカの現状・アフリカの対応
國井 修(グローバルファンド)

5.マスクあれこれ
岡部 信彦(川崎市健康安全研究所)

6.FETP 実地疫学専門家養成プログラム
岡部 信彦(川崎市健康安全研究所)

7.新型コロナウイルス感染とペット
岡部 信彦(川崎市健康安全研究所)

8.終わりに―多くの知りたいことと、今後の対策
加藤 茂孝(元国立感染研究所)

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【特集】「高齢者の患者学 その3」
何もすることがないと不安や心配が募ります。活動的に過ごしましょう。
「高齢者の患者学」のポイントをまとめます。
  1.人生の先輩として敬意をもって接しましょう。
  2.同じ言葉を繰り返すなど、まずは相手の動きや感情に合わせましょう。
  3.相手の懐かしい話や好きな話題を作りましょう。
  4.相手が好きな音楽を一緒に聞いたり歌ったりしましょう。
  5.やさしく相手の肩や、手のひらに触れましょう。
  6.はっきりとした、低い、やさしい声で話しましょう。
  7.目を見て微笑みながらゆっくりと。
  8. 予期せぬ症状が現れても落ち着いて対応をしましょう。驚かせない、傷つけない、抱え込まない。

【巻頭言】
高齢者の患者学 その3 高齢者の疾患や症状とどう向き合うべきなのか、どう付き合えばよいのか
秋下 雅弘(東京大学大学院医学系研究科加齢医学〈老年病学〉教授)

【特集】「高齢者の患者学 その3」

特集1.女性のライフサイクル 
宮尾 益理子(アットホーム表参道クリニック 副院長)

特集2.視力低下・聴力低下 
木棚 究(東京大学大学院医学系研究科在宅医療学講座 特任助教)

特集3.嗅覚障害―匂いません、変です。 
亀山祐美 (東京大学医学部附属病院 老年病科 助教)

特集4.終末期医療 
山口 潔(医療法人社団創福会ふくろうクリニック等々力 理事長・院長) 

特集5.高齢者の栄養・食生活とその改善 
小川 純人(東京大学医学部附属病院老年病科 准教授)

特集6.フレイルとサルコペニア―高齢者の栄養 
石井 正紀(東京大学医学部附属病院老年病科 講師)

【連載】
コンパニオンバードから学ぶ<第11回>~鳥の向社会性~
重茂 浩美(文部科学省科学技術・学術政策研究所)

【連載】
創薬イノベーションの極意<第3回>~医薬品の開発過程(その2)~
日下部 哲也(大阪市立大学大学院 医学研究科 医薬品・食品効能評価学 教授)

【特集】「医療関係者のための放射線安全
利用マニュアル」
 放射線診療に係る医療従事者は年に一度下記の内容の研修を受ける
ことが求められるようになりました。
・医療被ばくの基本的な考え方に関する事項
・放射線診療の正当化に関する事項
・医療被ばくの防護の最適化に関する事項
・ 放射線の過剰被ばくその他の放射線診療に関する事例発生時の対応等に関
する事項
・放射線診療を受ける者への情報提供に関する事項
RI規制法の教育訓練と再教育の一環で、放射線安全ですが、医療被ばくを中
心にしたもので、正当化の判断等、医療行為に踏み込んだ内容まで求められて
います。

【巻頭言】
医療関係者のための放射線安全利用マニュアル
はじめの一歩、「放射線安全」の必要性を認識する

【特集】「医療関係者のための放射線安全利用マニュアル」

特集1.医療における放射線の安全利用の基礎
中島 覚(広島大学自然科学研究支援開発センター 教授)

特集2.原子力・放射線災害時の緊急時モニタリングと被ばく医療
松田 尚樹(長崎大学原爆後障害医療研究所 放射線リスク制御部門 放射線生物・防護学研究分野 教授)

特集3.眼の水晶体の放射線防護の最近の動向
横山 須美(藤田医科大学医療科学部 准教授)

特集4.医療現場での放射線の安全利用
藤淵 俊王(九州大学大学院医学研究院保健学部門医用量子線科学分野 教授)

特集5.ポータブルX線撮影装置の安全利用
小野 孝二(東京医療保健大学 東が丘看護学部 教授)

特集6.看護現場での放射線の安全利用
浦田秀子(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科災害・被ばく医療科学共同専攻 教授)
新川哲子(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科災害・被ばく医療科学共同専攻 准教授)
吉田浩二(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科保健学専攻 准教授)

特集7.放射線診療の正当化に関する事項
井上 浩義(慶應義塾大学医学部化学教室 教授)

特集8.医療被ばくの防護の最適化に関する事項
井上 浩義(慶應義塾大学医学部化学教室 教授)

特集9.放射線診療を受ける方への情報提供に関する事項
福原幸規(東京女子医科大学病院中央放射線部 副技師長 )

【連載】
コンパニオンバードから学ぶ<第10回>
~動物と会話する~
重茂 浩美(文部科学省科学技術・学術政策研究所)

【連載】
創薬イノベーションの極意<第2回>
~医薬品の開発過程(その1)~
日下部 哲也(大阪市立大学大学院 医学研究科 医薬品・食品効能評価学 教授) 

【特集】高齢者の患者学 その2
私たちの声を聴いてください。私たちは一人の大人として生きてきたプライドがあります。子どものように扱われたり、やりたくないことを強制されたりするのは嫌です。私たちの不可解な言動も制止したり、否定したりせず、耳を傾けて優しく穏やかに接してください。
私たちの気持ちに寄り添い、感情を和らげることで、私たちの症状も改善してきます。驚かせない 傷つけない 抱え込まない。何もすることがないと不安や心配が募ります。
懐かしい話や好きな話題、好きな音楽を一緒に聞いたり歌ったりしましょう。はっきりとした、低い、やさしい声で話してください。目を見て微笑みながらゆっくりと。

【巻頭言】
高齢者の患者学 その2 高齢者の疾患や症状とどう向き合うべきなのか、どう付き合えばいいのか

【特集】高齢者の患者学 その2

特集6.フレイルと老年症候群について―歳をとるとは
秋下 雅弘(東京大学大学院医学系研究科加齢医学〈老年病学〉教授)

特集7.高齢者の糖尿病―緩やかな管理で老化を穏やかに
秋下 雅弘(東京大学大学院医学系研究科加齢医学〈老年病学〉教授)

特集8.高齢者のやせとその対策
矢可部 満隆(東京大学医学部附属病院 老年病科 助教)

特集9.高齢者の不眠―遅寝早起きで睡眠薬の害を避ける
秋下 雅弘(東京大学大学院医学系研究科加齢医学〈老年病学〉教授)

特集10.頻尿・尿失禁―排尿トラブル
秋下 雅弘(東京大学大学院医学系研究科加齢医学〈老年病学〉教授)

特集11.認知症に伴う諸症状―妄想、幻覚、易怒
亀山 祐美(東京大学医学部附属病院老年病科 助教)

特集12.在宅医療―自宅が診察室
山中 崇(東京大学大学院医学系研究科 在宅医療学講座 特任准教授)

【連載】
コンパニオンバードから学ぶ<第9回>
~コンパニオンバードと腸内細菌叢について~
重茂 浩美(文部科学省科学技術・学術政策研究所)

【連載】
創薬イノベーションの極意<第1回>
~医薬品とは何だろう~
日下部 哲也(大阪市立大学大学院 医学研究科 医薬品・食品効能評価学 教授) 

【特集】高齢者の患者学
老化は誰にでも訪れる生命現象です。老化現象には「体の衰え」と「こころ(精神)の衰え」の 2つに大きく分けられます。体の衰えは、生理的老化(筋肉の衰え,禿・白髪,しわ,老眼,白内障、加齢臭など)や病的老化(動脈硬化,骨粗鬆症,認知症など)、こころ(精神)の衰えは、やる気を失う,環境への適応能力の低下,忍耐力の低下、感情の爆発です。高齢者は個人差が非常に大きく、個々に最適な治療法やケアが必要です。断片的な健康情報に振り回されていませんか。本当に必要で基本的な知識をまず身に着けることです。「高齢者の患者学」のポイントをまとめ、私たちがそれぞれの疾患や症状とどう向き合うべきなのか、どう付き合えばよいのか、患者として、患者の家族としてどう振る舞えばよいのか、という視点から構成しています。

【巻頭言】
高齢者の患者学"治す医療"から"治し支える医療"へ
秋下 雅弘(東京大学大学院医学系研究科加齢医学〈老年病学〉教授)

【特集】高齢者の患者学

特集1.転倒・骨折とその予防法
小川 純人(東京大学医学部附属病院老年病科 准教授)

特集2.認知症の症状と予防法
木棚 究(東京大学大学院医学系研究科 在宅医療学講座 特任助教)

特集3.肺の病気にならないために─ 肺炎および COPD の対策
石井 正紀(東京大学医学部附属病院 老年病科 講師)

特集4.スマート服薬のすすめ
小島 太郎(東京大学医学部附属病院 老年病科 講師)

特集5.高齢者の高血圧─ 緩やかな管理で老化を緩やかに
秋下 雅弘(東京大学大学院医学系研究科加齢医学〈老年病学〉教授)

【連載】コンパニオンバードから学ぶ<第8回>
~コンパニオンバードとマイクロチップについて~
重茂 浩美(文部科学省科学技術・学術政策研究所)

【特集】からだの対称性・非対称性
ヒトのからだを分子レベルでみると、その構成蛋白質は20種のアミノ酸です。立体構造は対称的な2 種類の構造D,L型があるはずですが、アミノ酸の構造はグリシン以外、すべてL型です。治療薬としてLドーパがあるのですが、Dドーパにはその作用はありません。 生体ではL型が多いこのアンバランスは、薬の作用やワインの味の違いなどに現われ、生命の起源や、進化の問題を解く鍵をも握っています。生命体が持つ、この対称性・非対称性が何に由来しているかを一緒に考えてみませんか。

【巻頭言】
「からだ」の対称性・非対称性~「街」の発展様式に重ねて~
伊藤 正裕(東京医科大学 人体構造学 教授)

【特集】からだの対称性・非対称性

特集1.個体や細胞に非対称性を生み出す仕組みとモデル
平島 剛志(京都大学大学院医学研究科 病態生物医学分野 講師)

特集2.大脳半球の非対称性―なぜヒトは右利きが多いか
山田 仁三(柏崎厚生病院 精神科)
北村 泰子(東京医科大学 人体構造学分野)

特集3.内臓の非対称性と内臓逆位
東 華岳(産業医科大学 医学部 教授)

特集4.生殖器系の左右差-ニワトリを例に-
表原 拓也(東京医科大学 人体構造学分野 助教)

特集5.ひとの体幹部の対称性と非対称性
柿崎 藤泰(文京学院大学 教授)

特集6.顔の左右対称と非対称の美しさ
宮永 美知代(東京藝術大学大学院 美術教育(美術解剖学II)助教)

【連載】
コンパニオンバードから学ぶ<第7回>
~鳥と人との共通感染症について~
重茂 浩美(文部科学省科学技術・学術政策研究所)

【投稿】
白髪を染めずに治す
田口暢彦(ホーユー株式会社)

【特集】小児難病を治療する
難病とは「発病の機構が明らかでなく、治療方法が確立していない、希少な疾患であって、長期の療養を必要とするもの」と定義されています。遺伝性疾患の診療には遺伝子診断が有用で、診断がつくことで、治療方針の決定、合併症への対応、さらには患者の家系(兄弟姉妹や子どもなど)への影響について考えるなどの対応が可能となります。

【巻頭言】
グローバルデータシェアリングと希少難病への取り組み
末松 誠(国立研究開発法人 日本医療研究開発機構 理事長)

【特集】
特集1.小児難病を治療する─脊髄性筋萎縮症における新規治療─
齋藤 加代子(東京女子医科大学 臨床ゲノムセンター同病院遺伝子医療センターゲノム診療科)

特集2.AADC欠損症に対する遺伝子治療
山形 崇倫(自治医科大学小児科学)

特集3.原発性免疫不全症の早期診断、根治に向けて
今井 耕輔(東京医科歯科大学小児科(大学院医歯学総合研究科茨城県小児・周産期地域医療学講座)寄付講座准教授)

特集4.ダウン症候群を知る、治す
北畠 康司(大阪大学大学院医学系研究科 小児科学講座)

特集5.難病の原因究明に役立つ遺伝子診断
山田 茉未子(慶應義塾大学保健管理センター助教 臨床遺伝学センター兼担助教)
小崎 健次郎(慶應義塾大学医学部臨床遺伝学センター 教授)

【連載】コンパニオンバードから学ぶ<第6回>~インコやオウムの特殊な能力 その2 ~
重茂 浩美(文部科学省科学技術・学術政策研究所)

【投稿】医療ニーズに包含される医学的意味:ノウホワイによる医学的意味の探索
谷下 一夫(早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構 招聘研究員)

【特集】ドライシンドローム
 皮膚は外敵からの防御の最前線であり、免疫反応を行います。微生物の侵入と微生物の増殖発育を阻害する機械的バリアと化学物質の分泌を行います。

【巻頭言】
ドライ症候群および予防治療法の将来について
塩田清二(星薬科大学先端生命科学研究所ペプチド創薬部門 特任教授)

【特集】ドライシンドローム
特集1.ドライアイシンドロームを治療する
清水 映輔(慶應義塾大医学部眼科学教室)
小川 葉子(慶應義塾大医学部眼科学教室 特任准教授)
坪田 一男(慶應義塾大医学部眼科学教室 教授)

特集2.ドライシンドロームの原因と現状
斎藤 一郎(鶴見大学歯学部 教授)

特集3.乾皮症を伴う皮膚疾患
末木 博彦(昭和大学医学部皮膚科学講座 教授)

特集4.ドライ症候群の基盤研究
塩田 清二(星薬科大学先端生命科学研究所ペプチド創薬部門 特任教授)
平林 敬浩(星薬科大学先端生命科学研究所ペプチド創薬部門)
中町 智哉(富山大学大学院理工学研究部(理学)生体制御学講座 講師)

【連載】コンパニオンバードから学ぶ 第4回 ~災害時における人とコンパニオンアニマルの避難 その2~
重茂 浩美(文部科学省科学技術・学術政策研究所)

注:Amazon限定商品。2018年9月20日よりAmazonより販売開始。 アスリートにも参考になる現代スポーツ医療の今を知りたい人へのお勧めの一冊 ステートアマ勝利至上主義から始まったドーピング薬物問題。わが国では2018年6月、スポーツにおけるドーピングの防止活動の推進に関する法律が成立し、10月1日より施行されることになりました。今後ドーピングに関してはますます注意を払わなくてはなりません。本書はドーピング問題を第一線の専門家によりわかりやすく解説しています。

【特集】ドーピング
 スポーツの本質は、こころを移して楽しみ、気晴らしをすること、遊びの姿と重なります。
 フェアプレイ精神がうたわれ、汚れた勝利を手にするなとスポーツコンプライアンスの面から叫ばれてはいますが、高度に洗練され、凝縮された競技での舞台ではアスリートのこころは揺れ動いています。ステートアマ勝利至上主義から始まったドーピング薬物。男性では女性化が起こり、女性では男性化が起こります。トップレベルのスポーツには、筋肉量や肺活量の向上、遺伝子的な介入、装備の改変が導入、ドーピングとの区別はしばしば困難です。国家主導によるスポーツにおける勝利至上主義により、選手の身体は国家によって所有され、管理されます。他方、選手自身の身体が,商業資本(スポンサー)の所有物としてモノ化してきます。

【巻頭言】
ドーピング 太田 眞(大東文化大学大学院スポーツ・健康科学研究科 教授)

【特集】ドーピング
特集1.スポーツとドーピングの歴史
竹ノ谷 文子(星薬科大学薬学部 総合基礎薬学教育研究部門 准教授)

特集2.うっかりドーピング ~市販薬・サプリメントの落とし穴~
堀内 正子(星薬科大学 薬剤師職能開発研究部門 助教)

特集3.病院でのうっかりドーピングについて
小竹 慶子(社会福祉法人浴風会 高齢者保健医療総合センター 浴風会病院 薬剤科長)

特集4.ドーピングによる健康被害
平林 敬浩(星薬科大学 先端生命科学研究所 ペプチド創薬研究)
塩田 清二(星薬科大学 先端生命科学研究所 ペプチド創薬部門 特任教授)

特集5.スポーツ界を取り巻くドーピング問題について
佐藤 真太郎(ソチオリンピックボブスレー選手、大東文化大学スポーツ・健康科学部 講師)
琉子 友男(大東文化大学スポーツ・健康科学部 教授)

特集6.オリンピックにおけるドーピングコントロールの現状─トップアスリートの検査手順─
山本 憲志(日本赤十字北海道看護大学 教授)
和田 匡史(国士舘大学理工学部 教授、スタンフォード大学医学部 客員教授)

特集7.アンチドーピングを巡る法と実務
早川 吉尚(日本アンチドーピング規律パネル委員長、立教大学教授・弁護士)

【連載】コンパニオンバードから学ぶ 第4回 ~災害時における人とコンパニオンアニマルの避難 その2~
重茂 浩美(文部科学省科学技術・学術政策研究所)

特集】がん患者の栄養(管理)
いま、がん治療の最先端では病院食に注力しています。なぜなら、口から食べ物を摂ることは生きる力です。がん患者さんにとってなぜ栄養管理が大事か、生理的・生化学的メカニズム、がんの栄養代謝から食欲不振時の対応、治療に伴う副作用による食事への具体的な対応、最新の栄養療法、機能性成分について解説します。従来にはないがん患者さんの食生活への医療スタッフからの新しい視点が随所に盛り込まれています。たとえば、症状があり、食べることがつらいときは無理に食べる必要はなく、水分は充分摂ること、薬品の排泄や脱水、便秘の予防のためにも重要ということであり、食べ物を摂るためのちょっとしたヒントが盛り込まれています。

【巻頭言】
がん患者の栄養(管理) 利光 久美子(愛媛大学医学部附属病院栄養部長)

【特集】特集がん患者の栄養(管理)

特集1.がん患者の栄養管理・総論 桑原 節子(淑徳大学看護栄養学部 教授)

特集2.がんの栄養代謝 寺本 房子(川崎医療福祉大学医療技術学部臨床栄養学科 特任教授)

特集3.がん患者の食欲不振時の対応 渡邊 慶子(高知学園短期大学生活科学学科 教授)

特集4.がん治療に伴う副作用対応Ⅰ(悪心、嘔吐) 稲野 利美(静岡県立静岡がんセンター 栄養室長) 

特集5.がん治療に伴う副作用対応Ⅱ(口内炎) 松村 晃子(徳島大学病院栄養部 副栄養部長) 

特集6.がんの栄養療法 須永 将広(国立病院機構渋川医療センター栄養管理室 栄養管理室長)

特集7.がんと機能性成分(EPA 他) 中濵 孝志(公益財団法人がん研究会有明病院栄養管理部 副部長)

【連載】
コンパニオンバードから学ぶ 第3回 / 重茂 浩美(文部科学省科学技術・学術政策研究所)

【特集】皮膚の世界─バリア・免疫の担い手
 皮膚の世界への新しい視点にようこそ。ヒトと微生物との共生について、
ノーベル受賞者レーダーバーグは「人間が善、細菌が悪」という考え方を止め
るよう呼び掛け、「宿主(人)とその寄生生物(微生物)は、それぞれのゲノム
が結び付いてキメラのような状態になっている超個体と見なすべき」と述べ
ました。皮膚の微生物叢(微生物フローラ)でも腸内細菌の数(約100兆個)
に対して1,000~ 1,000,000個ほどあります。アトピー性皮膚炎の関係に
ついてブリーチバスセラピーが本書でふれられております。菌がなぜ増えるの
か、なぜ、ディスバイオシス(腸内細菌叢の変容)を起こすのか?新しい治療法・
最新のアプローチが全章にわたって述べられております。

【巻頭言】
末木 博彦(昭和大学医学部皮膚科学講座 教授)

【特集】

特集1.皮膚の世界外と内を分けるバリアとは / 野村 尚史(京都大学大学院)
特集2.免疫臓器としての皮膚 skin-associated lymphoid tissue (SALT) / 末木 博彦(昭和大学医学部皮膚科)
特集3.皮膚マイクロバイオームと皮膚アレルギー / 佐山 浩二(愛媛大学大学院医学系研究科皮膚科学 教授)
特集4.ヒト皮膚における抗菌ペプチド / 村上 正基(愛媛大学大学院医学系研究科皮膚科学)
特集5.アトピー性皮膚炎の病態における皮膚細菌叢 / 海老原 全(慶應義塾大学医学部皮膚科) 
特集6.皮膚の世界 経皮感作から始まる食物アレルギー / 千貫 祐子(島根大学医学部皮膚科)
特集7.皮膚の光老化 / 山田 秀和(近畿大学医学部奈良病院皮膚科 教授 / 近畿大学アンチエイジングセンター副センター長)
特集8.紫外線、当たっていいの?悪いの? / 上出 良一(ひふのクリニック人形町院長)
特集9.Aromadermatology:アロマダーマトロジー / 久保 浩子(オリエンタル・アロマセラピィ・カレッジ) ,塩田 清二(星薬科大学)

【連載】
コンパニオンバードから学ぶ 第2回 / 重茂 浩美(文部科学省科学技術・学術政策研究所)

【特集】様々な個の情報がネットワーク上に流れます。車のETCカード、パスポートのICチップ、携帯電話のGPS情報。ネットワークを流れるアトランダムな情報、デタラメな情報がシューゴーチ「集合知」の統計処理により未解決の問題を解きほぐすことが本特集により実感できるものと思います。ビジネス応用からサイエンス領域まで従来の固定観念を覆すことでしょう。


【巻頭言】
Webにおける知 / 武田 英明(国立情報学研究所情報学プリンシプル研究系 教授)、榊 剛史(株式会社ホットリンク 開発本部 / 東京大学 工学系研究科 客員研究員)

【特集】集合知

特集1.集合知としてのWeb / 武田 英明(国立情報学研究所情報学プリンシプル研究系 教授)

特集2.集合知としてのソーシャルメディアとそのマイニング / 榊 剛史(株式会社ホットリンク 開発本部 / 東京大学 工学系研究科 客員研究員)

特集3.集合知とソーシャル・コンピューティング / 荒牧 英治(奈良先端科学技術大学院大学 特任准教授)、若宮 翔子(奈良先端科学技術大学院大学 博士研究員)

特集4.社会物理学によるソーシャルメディア分析 / 石井 晃(鳥取大学工学研究科機械宇宙工学専攻応用数理工学 教授)、川畑 泰子(東京大学 大学院 情報理工学系研究科数理情報学専攻・日本学術振興会 特別研究員PD)

特集5.ソーシャルメディアの集合知とエコーチェンバー現象 / 笹原 和俊(名古屋大学大学院情報学研究科 助教・科学技術振興機構さきがけ研究者(兼任))

特集6.集合知による新たな研究評価 / 吉田 光男(豊橋技術科学大学大学院工学研究科(情報・知能工学系)助教)

特集7.交通ネットワークから得る集合知 / 大知 正直(東京大学工学系研究科 特任研究員)

【連載】
コンパニオンバードから学ぶ 第1回 / 重茂 浩美(文部科学省科学技術・学術政策研究所)

【特集】昭和30年代、車は魅力的なモノでした。クルマの普及と歩み、いま高齢ドライバーになったユーザのために車の安全性はどのように実現したのでしょうか。クルマの良いところは、自由な移動ができ、ドライビングそのものに魅力があります。クルマにより生活の質が高まり、自立した生活が送ることができます。安心してどこでも移動できることが知的機械の役割です。高齢者から安易に運転を取りあげることではありません。

【巻頭言】
自動運転社会到来に向けた我が国の課題と責任 / 伊藤 安海(山梨大学大学院総合研究部)

【特集】自動運転

特集1.運転者の健康問題と自動車事故 / 一杉 正仁(滋賀医科大学社会医学講座法医学部門)

特集2.高齢ドライバー対策と自動運転 / 市川 政雄(筑波大学医学医療系)

特集3.高速道路における自動運転実現に向けて / 飯塚 徹也(中日本高速道路株式会社 八王子支社)

特集4.スマートカーは「美しい地球」を守れるか? / 上岡 裕(特定非営利活動法人エコロジーオンライン)

特集5.高齢ドライバの事故を防ぐ自律運転知能システム / 井上 秀雄(神奈川工科大学創造工学部自動車システム開発工学科)

特集6.自動運転社会に期待する高齢者生活支援 / 根本 哲也(国立長寿医療研究センター健康長寿支援ロボットセンター)、伊藤 安海(山梨大学大学院総合研究部)、林 正実(愛知県大府市企画政策部健康都市推進局)

特集7.いざという時に安全な自動車を―高齢ドライバー向けのクルマの今 / Biophilia編集部

【特集】論理薬科学の「論理的」とは?"薬と体の相互作用を解明し、薬を科学する"ことです。創薬における論理的な思考は、可能性を絞り、 効率的にシーズを発見していこうとする方法です。酵素以外の構造タンパク質やシグナル伝達タンパク質の制御を目的とします。構造生物学、量子化学、計算機科学、有機化学、分子細胞生物学からの情報を利用して分野横断的に創薬を行うものであり、従来の手法に比べて格段に創薬のゴールへの効率が高いところが論理薬科学のポイントです。

【特集】 「ありとあらゆるモノ」がインターネットにつながる現在、多くの人々の関心
がIoTに寄せられています。今回医療現場でのIoT利用について特集しました。
 ポイントは以下の要素となります。
  ① 「センサー」でヒトから情報を取得する。
  ② インターネットを経由してデータを蓄積する。
  ③ サーバーなどに蓄積されたデータをAIで分析する。
  ④ 分析結果に応じ、ヒトにフィードバックする。
 採血などに対し、痛くない検診は患者自身のQOLを飛躍的に向上させ、難病
や希少疾患のデータ蓄積からは治療方法が開発され、治療薬の投与についても
オーダーメイドでの的確な選択ができ、医療費のコストも低減されます。
 医療現場では今、斬新なアイデアから無限の可能性が広がろうとしています。

【特集】 アストロバイオロジーセンターが2015年設立され、本格的な研究が日本でも始まりました。
 数多くの太陽系外惑星の数が発見され、地球と同じサイズのスーパーアースも発見されています。近未来、太陽系外にハビタブルな(生命が存在する可能性のある)惑星の発見、生命の存在が確認されることでしょう。
 天文/ 宇宙科学、地球科学、化学系、生命系の研究者が喧々諤々議論を始めています。21世紀は生命科学の時代。ETの存在など映画のこと、絵空事と考える人々がほとんどと思います。現在、この宇宙空間には、少なくとも観測可能な範囲には、地球以外に知的生命体は存在しません。しかしながら今様々なアイデアや手法、機器開発で地球外生命体を探索しています。
 今回、地球外生命体探索への展望を最新の知見で構成します。

【特集】
ヒトとウイルス・細菌・寄生虫の関係について、「人間が善、細菌が悪」という考え方を止めるよう呼び掛け、「宿主(人)とその寄生生物(微生物:ウイルス・細菌・寄生虫)は、それぞれのゲノムが結び付いてキメラのような状態になっている超個体と見なすべきです」とレーダーバーグは述べます。
 腸内細菌がいなくなると免疫が「暴走」します。腸炎とは、腸がただれたり、下痢が起きたりします。からだは免疫という仕組みを持っており、細菌をはじめとした異物に抵抗しています。腸内細菌があるとよいバランスを保っていますが、腸内細菌がいなくなると免疫が過剰な反応をして、いわば暴走し始める現象を発見、腸内細菌の17種類を腸に投与すると腸の炎症を押さえ込めることまで突き止めました。今最も注目されています腸内フローラを最新の知見で構成します。

真の健康とはなんでしょうか。また未病とはなんでしょう。
本書は健康について衣・食・住からココロまでをテーマに構成します。

【特集】
健康とは何か、未病とは何か。旧来の概念が改めて臨床現場で注目されています。今回、衣・食・住からココロまでをテーマに構成します。
 健康とは、衣食住の観点から整理すると、身だしなみに気を配り、おしゃれ感覚で身体を動かす、腸内細菌と共生し、四季折々おいしい食生活を楽しむ、自身にとっての快適な住まい環境、ストレスに耐えられる他者との会話、生活に対し、前向きに活発に行動できることでしょう。

【特集】 海洋生物資源のイノベーション ─その2─  太平洋の面積は1億6,600キロ平方メートル、最大深度は10,920メートル、平均深度は4,188メートル、一方、日本海は100万キロ平方メートル、最大深度は3,796メートル、平均深度は1,667メートル。日本近海には多様な生息・生育環境が存在し、3万種以上の海洋生物種数が確認されている。広大な未知の海洋領域の課題について提起していきます。

【特集1】
急速に高齢化する現代日本では、うつ病は自殺の要因として問題視され、経済的損失が極めて大きい疾患です。また、うつ病は双極性障害(躁うつ病)と合わせると100万人もの患者がおり、未治療の患者数はその数倍と推定されます。うつ病は社会経済的インパクトが大きい疾病であり、対策を講じるべき重要な疾患です。うつ病対策の最前線、うつ病を取り巻く現状と課題について第一線の研究テーマを取り上げました。

【特集2】
海洋国日本とはいいながら私たちは海を知らないですごしています。日本を取り巻く海は、古くから水産・流通をはじめ、文化と交流を支えてきた大切な海域です。海は生物生産性と生物多様性が求められ、人と自然が共生する場所です。一番身近な海である里海(さとうみ)は人の手で陸域と沿岸海域が管理されることにより、物質循環機能が保たれ、豊かで多様な生態系と自然環境を保全され、私たちに多くの恵みを与えてくれます。ハタハタの資源管理のように禁漁を設けるなど、原生自然に近い海域環境の保全、海域の生態系の保護等を図ることも大事なことです。海と人との適切な関わり方を模索し、海に対する知見を深めていくことが新しい時代へのイノベ―ションとなります。

難病とは、原因不明で治療方法も未確立であり、かつ生活面での長期にわたる支障がある疾患です。全国規模での症例の把握とその病態解明が進められていますが、治療薬の開発は市場原理により困難でした。いま、難病に対する創薬と医療機器の開発は、飛躍的なスピードで進みつつあります。世界中で確認されている難病は 4,000とも 5,000疾患ともいわれています。国内では現在306疾患が「指定難病」で、「医療費助成」の対象です。
 本特集は、治療薬や医療機器の開発がいかに困難なものであったか、研究者の使命感と情熱が 8つのテーマからご理解いただけると思います。

医療分野の研究開発は、文部科学省、厚生労働省、経済産業省の3省で分担されていたことで、研究現場での相互活用また実用化が意識された支援が十分ではありませんでした。新体制機構AMEDは、医薬品・再生医療・がん・感染症・脳と心・難病の6つのプロジェクトを軸に基礎から実用化まで一貫した研究開発を推進し、成果の円滑な実用化を目指す司令塔としての役割が大いに期待されています。
医療分野での画期的な組織であり、産業界も大きな期待・関心を寄せています。
今回の特集は、行政・研究者・産業界を代表する方々からの最新情報をインタビューや寄稿でまとめています。

薬事法が改正され、昨年11月から名称も新たに「医薬品医療機器等法」が施行された。
国際競争力の高い医療機器開発が求められるなか、医工連携のよりいっそうの強化とコーディネーターの育成が発展のカギを握るといわれる。最近では、地方創生を賭けて、医療機器開発を模索する自治体も増えつつあり、医工連携はますます広がりそうだ。
今回の特集は、前号につづき公益財団法人神奈川科学技術アカデミー(KAST)で昨年7月から開かれているKAST教育講座「医療機器産業参入のための基礎」をもとに、第一線で活躍中の講師陣の寄稿をまとめた。
人材育成や医療機器開発の実際など、参入に必要な基礎知識をご紹介しよう。

◎特別付録
生態工学ハンドブック vol.6~7がもれなくついてきます!

ノーベル物理学賞の受賞で、科学技術大国としての底力を見せた日本。しかし、大手製造企業の生産拠点の海外移転にともない、中小企業の大手との取り引きは予想に反して伸びず、さらに円安で原材料コストが上昇。工業立国を支えてきた中小企業にとっては、依然として厳しい状況がつづいている。
このようななか、オンリーワン製品の開発で生き残りに賭ける中小企業も現れている。誰にも真似のできない優れた技術とアイディアを活かせる分野は多岐にわたるが、医療機器や福祉器具もそのひとつだろう。
今回の特集は、医療・介護現場と企業の連携による新たなものづくりについて、経験豊富な専門家の方々にご寄稿いただいた。

糖尿病をはじめ、増加の一途をたどる生活習慣病。その一方では、新薬の開発や再生医療など高度な研究が進められ、患者もその恩恵に授かれるようになってきた。こうした発展を支えているひとつに、患者からもたらされる各種の情報がある。生活習慣、環境要因、検査データ、遺伝子等々、どれひとつとっても治療には欠かせぬものばかりだ。そして、これら一人ひとりがもつ情報を集積、分析することで、一人ひとりにあった治療や予防が可能となる。
今回の特集では、オーダーメイド医療の実現に向けて進められているわが国のコホート研究を中心に、現場の取り組みをご紹介しよう。

◎特別付録
生態工学ハンドブック vol.3~5がもれなくついてきます!

世界的に有病者が増えている2型糖尿病。その数は3億8,200万人といわれ、わが国でも右肩上がりで増加。しかし、糖尿病に対する一般の認識は不足気味。
過剰な糖質摂取、運動不足、夜遅い時間帯での夕食、砂糖を使った煮ものが並ぶ和の食事......。気づかぬうちに高血糖がつづき、糖尿病と診断されるケースが多いのではないだろうか。
国をあげての糖尿病予防・改善対策が急がれるなか、今号では最前線の研究・治療、国の取り組みをご紹介したい。

40年後には高齢化率が44%の時代を迎えるといわれている日本。出生数の低下にともない高齢化率が増加の一途をたどるわが国では、国民一人ひとりの健康寿命の延伸が大きな課題となっている。
その一方では、介護保険に関連する山のような課題。介護保険は、2000年の介護保険制度スタート時と比べ、改正のたびに利用しづらいものとなっている。国が提唱する健康寿命の延伸とは、いいかえれば"死ぬまで自立"が求められる時代を迎えたということでもある。
このような社会を背景に、現在、工学分野では高齢者の自立支援型のロボットや介護者の負担軽減を目的とするロボットなどの開発が進められている。今回の特集では、すでに実用化されている製品の紹介も含め、東京都に本社を置く菊池製作所、首都大学東京、広島工業大学、中京大学での取り組みを見てみたい。

【特集1】 難病克服最前線
遺伝子の変異などで発生する難病。誰にでも発症する可能性があるものの、患者数が少ないために、研究費や医療費の助成対象疾患が限られ、専門医も少ないといった問題を抱えている。
長期にわたる重い症状、家計を圧迫する医療費......、患者や家族にとっては、辛く苦しい毎日の連続である。
難病問題に解決の道はないのか? 難病治療の研究最前線をご報告する。

【特集2】 超高齢社会、21世紀の日本に生きる
保育所の増設や教育費の負担軽減など、少子化対策が後れを取るなか、2人に1人が50歳以上という史上初の超高齢社会を迎えようとしている日本。
しかし、将来を憂えてばかりでは何もはじまらない。
「若い世代の負担を軽くしよう!」「新しい日本社会を創ろう!」と、全国各地で、シニア世代が反旗を翻しはじめている。
大学・企業・街角で、超高齢社会の新たな世界を模索する"実験者"たちの成果をご紹介しよう。

わずかな段差に足をひっかけて転んでしまった。お年寄りのいる家庭でしばしば耳にする話だが、高齢者の家庭内における転倒などの事故は後を絶たない。つまずいてしまうのは、筋力の低下や認知度の低下などによるというが、いずれにしても加齢に伴う老化の現れのひとつだろう。
加齢のメカニズム、筋力、骨力などの低下を防ぐ方法について、現代医学、中医学の両面から迫ってみた。

◎特別付録
生態工学ハンドブック vol.2がもれなくついてきます!

【特集1】
日本は今、超高齢化社会を豊かに生きるための健康情報やビジネスが百花繚乱。最近では、高齢者向けの運動器具を設置した公園まで登場した。ブランコをこぐ子どもたちの傍らで、白髪世代が運動に精をだす。こうした光景が広がり始めているのも、死ぬまで元気でいたいと思えばこそ。しかし、目・歯・美容・そして性。加齢に伴い健康の悩みは増えるばかり。そこで今号では、それぞれの専門医によるアンチエイジング法をご紹介しよう。

【特集2】
医学の臨床分野と工学・ものづくり分野の専門知識・技術が連携し、市場ニーズによりマッチした医療機器を開発する──今、医工連携が国をあげての取り組みに発展しつつあり、参入を検討する企業も増加傾向にある。しかし、医療機器の開発には臨床現場のニーズ、薬事法など把握しておかねばならない課題がいくつもある。これらをいかに理解して、製品化、販売へと結びつけるか。今号では、製品化成功への秘訣をメインテーマに特集を展開したい。

【特集1】
国の経済を揺るがすといわれている超高齢少子社会。世界に先駆けていびつな人口構成社会を体験する日本は、年金問題や介護問題などを抱え、将来に不安を抱える国民で溢れかえっているのが実情だ。そんななか、世間では「アンチエイジング」への関心が高まり、国も2011年から国民の生活習慣を改善し、健康寿命をのばすための運動「Smart Life Project」をスタートさせた。第1特集では、いきいきと元気に毎日を送るための養生法をご紹介しよう。

【特集2】
2012年12月、パシフィコ横浜で第25回日本内視鏡外科学会総会が開催された。会場には医学・工学・産業の交流広場が用意され、展示ブースには17 社が出展し、おおぜいの来場者で賑わった。医療機器の開発では欧米先進国に遅れをとる日本。高額な医療機器の輸入は医療費増加の一因ともなり、メイド・イン・ジャパンの優れた医療機器の開発がいまや急務の課題となっている。今号では、海外との比較や医工連携によるわが国発の最先端技術をご案内しよう。


◎特別付録
生態工学ハンドブック vol.1がもれなくついてきます!

【特集1】
健康ブームに伴い、「医食同源」「身土不二」「スローフード」などといった言葉が、日常会話にも頻繁に登場するようになった。食べ物と健康のかかわりが注目を集めるのは、予防医学の観点からも歓迎すべき風潮だろう。
 では、食べ物はどこで生みだされるのだろう? いうまでもなく大地であり、海である。先の震災による原発事故で食べ物の安全性は脅かされたままだが、いま、北里大学を中心に、「農医連携」という新たな考え方が広まりつつある。

【特集2】
東京・蒲田を舞台にしたNKHの朝ドラ「梅ちゃん先生」のヒットで、町工場が注目を集めている。東大阪や蒲田に代表される町工場は、ロケットや新幹線の部品も作り、昨今話題のロボット手術で活躍する米国製の「ダ・ヴィンチ」も、その主要部品はメイド・イン・ジャパンだ。しかし日本の医療現場は、輸入品が幅をきかせているのが実情だ。では、日本製医療機器にはどのようなものがあるのだろう。第2特集では、開発者による医療機器の開発物語をお届けしよう。

医療機器の研究開発には、医学と工学が連携した医工学が必須とされ、日本でもこの分野で多くの研究開発が為されてきた。しかし、実用化にはなかなか至らず、現在日本で使われている先端医療機器のほとんどは外国からの輸入品で占められている。本特集では、日本のものつくり力を生かし、医療機器開発を推進していくための課題を探り、日本の医工学の将来を展望する。

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東日本大震災から1年余り。まだまだ時間は必要だが、復興へ向けて歩みは進められている。
本特集では、復興の地から、科学の力での復興・支援の試みや、あらたなまちづくりへの動きなど、「これから」へ向けた取り組みを紹介する。

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