F 生態内で活躍する結合

時間 13:20〜14:50

司会:京都大学化学研究所教授/玉尾


1. 生体機能を可視化する化学

東京大学薬学系研究科教授/長野 哲雄


今年の春、小渕前首相が倒れられた時まず行なったのがMRIによる脳の画像診断でした。
この時、MRIは時々刻々変化する病態に対応して、
病変部位を短時間で把握する上で有用jな診断機器であることが、
広く国民の前に明らかにされたわけです。
この画像化技術は、単に人間の病気の診断だけではなく生命科学一般に広く応用されており,
そこでは核磁気共鳴を原理とするMRIだけではなく、
蛍光発光を原理とする画像化技術により生理活性種を高感度で捉える試みがなされています。
このような生態画像化を可能とするプローブ化合物の開発に
最新の化学が強力な手段として使われています。
今回の講演では、生態画像化の基礎から応用において、
化学がいかに有用な学問であるかをお話する予定です。


2. 遺伝子の形を変える小さな分子

東京大学理学系研究科教授/中村 栄一


日本で提唱されアメリカで見つかった「フラーレン」は
ダイヤモンドと同じく炭素からできたサッカーボール型の分子です。
この分子にいくつもの「腕」をはやす方法の開発から、
この分子が巨大な核酸分子の形を変えるという発見までについて紹介します。


質疑応答


休憩 14:50〜15:00