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Biophilia 25 (第7巻 第1号 発行日: 2011年3月 1日)

特集: ニッポンの養殖

特集概要:

この2月、東京大学大気海洋研究所と独立行政法人水産総合研究センターの研究チームによって、天然ウナギの卵が発見された。ウナギの稚魚の不漁が続くなか、この発見は、昨年の完全養殖ウナギ誕生と並ぶ朗報だろう。人口爆発問題を抱えている人類にとって、養殖技術の向上はタンパク源を確保するうえで必須の課題だ。そして、わが国の養殖技術は世界最先端を独走する。今回は、養殖研究第一線からの新鮮情報をお届けしたい。

Biophilia 22 (第6巻 第2号 発行日: 2010年6月 1日)

特集: クジラをとりまくサイエンス

特集概要:

最近、クジラがニュースで毎日のように取り上げられている。いわゆる捕鯨問題に関するものが多いが、日本はクジラと、それにまつわる哺乳類の研究で世界をリードしている。クジラの生態はまだまだ知られていない面が多いが、近年、どのような生涯を送り、海のなかでどのような活動を営んでいるのか、少しずつ解明されつつある。こうした研究のホットな話題を取り上げ、クジラ研究の現状や課題を考える機会にしたいと思う。今回は新進気鋭の研究者に登場いただき、さまざまな面から、クジラ研究の面白さを語っていただいた。

Biophilia 19 (第5巻 第3号 発行日: 2009年9月 1日)

特集: 生き物を形作るしくみ ―エピジェネティクス―

特集概要:

生物の体の形成は、遺伝子のみで決まるのではなく、生まれた後のさまざまな要因によって遺伝子の発現が変化していくことでなされる。ヒトの体を構成している60兆個の細胞は、基本的に同じ遺伝情報を持つが、それらがさまざまな組織、臓器へ発生・分化していくのは、その過程に、遺伝子をコードするアミノ酸配列の変化を伴わない情報記憶と発現のメカニズムがあるからである。このような遺伝子に指令を与え、発生・再生、がん、老化、遺伝などの(細胞の個性を確立・維持・消去する)生命現象に大きな影響を及ぼすメカニズムをエピジェネティクスという。

本特集を企画した背景には、最近、このエピジェネティクスの分子レベルでの研究が爆発的に進んでおり、現代の生命科学のめざましい進展の中でともすれば細分化されがちな研究分野を統合的に理解する共通学問基盤として、エピジェネティクスが重要な役割を担うようになった点が挙げられる。

本特集は、これまでのエピジェネティクス研究によって明らかになってきた「生命現象と疾患との関係」、「遺伝子発現制御のしくみ」、「生殖細胞や父母ゲノムの役割」、そして「哺乳類の進化」について、それらの研究のまさにトップにおられる研究者の方に最新の知見を集約し、わかりやすく紹介していただいた。

(特集担当:星 信彦)
Biophilia 12 (第3巻 第4号 発行日: 2007年12月10日)

特集: 「がん」制圧の最前線 ─病状、原因、治療。そして未来─

特集概要:

近年の我が国での死因のトップは「がん」。がん死の1位は肺がんで、次いで胃がん、肝臓がん、膵臓がん、乳がんと続く。本特集では「がん」について、その症状、原因、治療についての総論、そして、肺がん、胃がん、乳がんについての最新の診断、治療法について、さらに、末期のがんで訪れるさまざまな痛みをやわらげることを目指した緩和ケアについて、最前線でご活躍の方々に解説していただいた。

(本特集企画の制作にあたり、総論を執筆いただいた西條長宏先生にご協力いただきました。感謝申し上げます。)

Biophilia 10 (第3巻 第2号 発行日: 2007年6月10日)

特集: 生命の起源に迫る

特集概要:

生命はどこからきたのだろうか?

という問いは古くからさまざまな形で人々に論じられ、それを探るための試みも数多く行われてきた。生命の起源は未だ謎であり、その探求は現在も脈々と続いている。

本特集では、まず、生命の起源論の歴史を概観し、現在日本で出されている最新の仮説、理論を取り上げる。また、すべての生物に共通の祖先遺伝子を探る試みを紹介する。生命の起源論の今に迫る。

(特集担当:海野隆)

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