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Biophilia 23 (第6巻 第3号 発行日: 2010年9月 1日)

特集: 生物多様性の最前線

特集概要:

推定で、300~5,000万種にもおよぶ生物が暮らす地球。
およそ40億年――
命は、さまざまに姿を変え、この瞬間も進化と絶滅が繰り返されている。
初期の人類、アウストラロピテクスの登場から約540万年。
長い長い命の変遷からみれば、人類の歴史はごくわずかしかない。
しかし、地球の環境は、人類の活動によって、新たなステージを迎えようとしているかにみえる。
この10月に愛知県で開催される生物多様性条約第10回締約国会議、通称「COP10」に先立ち、生物多様性の現状について、最前線にいる研究者からの報告をお伝えしたい。

Biophilia 19 (第5巻 第3号 発行日: 2009年9月 1日)

特集: 生き物を形作るしくみ ―エピジェネティクス―

特集概要:

生物の体の形成は、遺伝子のみで決まるのではなく、生まれた後のさまざまな要因によって遺伝子の発現が変化していくことでなされる。ヒトの体を構成している60兆個の細胞は、基本的に同じ遺伝情報を持つが、それらがさまざまな組織、臓器へ発生・分化していくのは、その過程に、遺伝子をコードするアミノ酸配列の変化を伴わない情報記憶と発現のメカニズムがあるからである。このような遺伝子に指令を与え、発生・再生、がん、老化、遺伝などの(細胞の個性を確立・維持・消去する)生命現象に大きな影響を及ぼすメカニズムをエピジェネティクスという。

本特集を企画した背景には、最近、このエピジェネティクスの分子レベルでの研究が爆発的に進んでおり、現代の生命科学のめざましい進展の中でともすれば細分化されがちな研究分野を統合的に理解する共通学問基盤として、エピジェネティクスが重要な役割を担うようになった点が挙げられる。

本特集は、これまでのエピジェネティクス研究によって明らかになってきた「生命現象と疾患との関係」、「遺伝子発現制御のしくみ」、「生殖細胞や父母ゲノムの役割」、そして「哺乳類の進化」について、それらの研究のまさにトップにおられる研究者の方に最新の知見を集約し、わかりやすく紹介していただいた。

(特集担当:星 信彦)
Biophilia 17 (第5巻 第1号 発行日: 2009年3月10日)

特集: 毒のサイエンス

特集概要:

「毒」と「薬」は表裏一体の存在である。毒は、からだにとって「害」、薬は「益」、と言葉の意味はまったく逆だが、どちらも「生体に影響を与えるもの」であり、科学的には同じものとして捉えることができる。猛毒に含まれる物質を麻酔などの薬として利用することもあるし、特殊な物質に限らず、身の回りに存在する物質も摂取量次第では毒となる可能性がある。人間の言葉も時として、他人に対しての良薬になることもあれば、精神に作用する毒となることもある。

本特集では、生き物が体内に持つ毒についてまとめた。生物が持つ毒は、身を守るためや、進化の過程で身につけたもの、外部から取り込んだものなどさまざまなものがあるが、毒を持つ理由や自らの毒におかされないわけなど、まだよくわかっていないことも多い。今回は、毒を持つことがよく知られている、フグ、ヘビ、クモ、キノコに加えて、毒を持つことがあまり知られていないウニ、さらに、トガリネズミ、カモノハシといった毒を持つ哺乳類を取り上げ、生き物が身につけた毒の謎に迫る。

Biophilia 2 (第1巻 第2号 発行日: 2005年6月 1日)

特集: 宇宙生物医学 -未来への招待-

特集概要:

20世紀に開かれた宇宙への扉。われわれはこの21世紀にどこまで進出できるだろうか。本特集では、宇宙環境が及ぼすヒトへの影響や日本が開発した実験装置など、夢の宇宙生活実現へ向けたステップとして行われている生命科学研究を紹介する。扉の向こうには果たして何が待ち受けているのだろうか? 3・2・1・Lift Off!

(特集編集担当:吉崎 理華)

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