NPO「災害から文化財を守る会」
NPO「災害から文化財を守る会」

 本会の目的及び業務

 貴重な文化財を災害から守るために、被害防止に関する調査・研究事業ならびに関連する事業を行い、伝統ある文化遺産を後世に伝える活動に寄与することを目的としています。

 活動内容
 (1)歴史都市の文化財を災害から守るための活動
 (2)他の文化財にかかわるグループと連携をはかる活動
 (3)防災まちづくりの推進をはかる活動
 (4)地域安全活動
 (5)以上の活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、助言又は援助の活動

設立趣旨
 1995年1月17日に兵庫県南部地震が起こりました。その後、被災地は驚くべき速さで復興しています。もしも同じような地震が京都や奈良で起こったならば同じような復興はできないでしょう。なぜならば神戸の復興は、文明の復興というべきものであり、京都の復興は文化の復興でなければならず、これは極めて困難だからです。とくに多くの文化財が焼失するようなことがあれば、千数百年の歴史を有する文化の復興はもはや不可能になります。これは京都以外の、たとえば奈良、鎌倉あるいは全国に存在する文化財ならびにそれをとりまく環境においても同様です。
 京都や奈良の文化財は多くの戦火や自然災害の脅威を潜り抜けてきましたが、第二次世界大戦においても米軍はこれらの都市には文化財の故をもって爆撃を行わなかったと言われます。
 多くの文化財の防火対策は進んでいますが、それらの対策が大地震時にも機能を維持していることが肝要であり、この点に関しては多くの技術的な問題があります。このような問題点を克服して、世界の遺産としても位置づけられているような多くの文化財を地震による災害から守り、後世に伝えるのは現代の私たちの責務です。
 この法人は、貴重な文化財を災害から守るために、被害防止に関する調査・研究事業ならびに、これらに関連する事業を行い、伝統ある文化遺産を後世に伝える活動に寄与することを目的とします。
 会員募集

 時代を越え、大切に受け継がれてきた文化遺産。
 文化遺産を守り、次の世代へ伝えていくことは、今を生きる私たちに課せられた「責務」であるといえるでしょう。
 阪神淡路大震災という未曾有の大災害から得た貴重な教訓を無駄にしないためにも、日本の文化遺産を災害から守るための有効な対策とその実現をめざして、NPO<災害から文化財を守る会>
を発足致しました。
 この会は、忘れた頃にやってくる災害から文化財を守るために、国での対策ができるようになって、集まってエール(応援歌)をうたい、サポーター役になろうとするボランティアの会です。
 決して特別なご負担をお願いするものではありません。“数は力なり”です。ぜひ多くの方のご参加をお待ちしています。

   ●募集要項  
       ■ 正会員 個人    年会費  3,000円
       ■ 賛助会員       年会費 10,000円
       ■ 学生会員       年会費  1,000円
       ■ 広 告         年 額  30,000円 

   ●特  典
       ・会員には季刊情報誌「情報ネット」をお送りします。
       ・会が主催するフォーラム、研究会、特別見学会などに自由に参加して頂け
        ます。
       ・会が発行する書籍を特別価格で購入できます。
       ・広告は年4回の「情報ネット」に社名広告をのせさせて頂きます。

   ●お申込方法

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