第6回AMOセミナー動物実験の自主管理の課題 -動物実験委員会の運営と計画書審査の論点整理 その3- 『第8版ILARガイド(実験動物の管理と使用に関する指針)」の主な改訂点と 動物実験委員会委員の教育訓練-その2-』

会期: 2011年7月22日
会場: (株)アドスリー 3階会議室(東京都中野区東中野4-27-37)
URL: https://www.adthree.com/amo/
 動物実験委員会は、動物実験の自主管理において重要な役割を担っているものの、運営方法や審査基準などは各研究機関独自のやり方に委ねられています。特に、個々の実験処置に対する苦痛度の評価については多くの機関でSCAWのガイドラインを参考にしてはいるものの、明確な判断基準はありません。一方、計画書の審査においては、専門性の異なる委員の間で審査のポイントの認識の共有が不十分なので、適正な審査のためには委員会委員の教育・訓練を行い、必要な情報を共有することが必要不可欠です。 

 今回のセミナーでは、上記の観点を踏まえ、個々の実験処置について具体的な事例を示しながら「苦痛度の評価についての考え方」を解説するとともに、動物実験委員会の委員が共有すべき情報や知識・技術に関し、「委員会委員に対する教育訓練のあり方」について具体的なプログラムを紹介し、そのポイントを解説します。 
また、昨年改訂されたILARのガイドライン(第8版)が、この度、日本語に翻訳され、わが国でも早々に出版されました。ILARのガイドラインは自主管理の基本的な要素を網羅していることから、この機にあたり、今回は第8版ILARガイラインの主な改訂点を解説することといたしました。 

今回も、第4回、第5回のAMOセミナーでも参加者の好評を博しました「Small Group Discussion (SGD)」形式による模擬動物実験委員会を行い、適正な動物実験の在り方に関する論点整理を行います。加えて、参加者の皆様が日ごろから判断に困っている課題などを事前に募集し、SGDにて参加者全員で議論したいと考えています。多くの皆様のご参加をお待ちしております。 

また、日頃から貴機関で抱えている課題があり、講師に個別に相談したいことがありましたら、課題を整理して当日ご持参ください。(個別相談会を行います)


第6回セミナー詳細
・日  時   2011年7月22日(金)11:00~17:00(休憩含)

・受 講 料   30,000円(税込、テキスト代、お弁当代含)/■参加人数  先着15名

・会  場   (株)アドスリー 3階会議室(東京都中野区東中野4-27-37)

・プログラム 『動物実験委員会委員に対する教育訓練のあり方-その2-』(60分)
       『第8版ILARガイド(実験動物の管理と使用に関する指針)」の主な改訂点』(60分)
       『スモールグループディスカッション(模擬動物実験委員会)』(120分)
       『個別相談会』

・お申込方法 下記必要事項をご記入の上、
                    FAX(お申し込み用紙はhttps://www.adthree.com/amo/amo-6th_20110524.pdf)または、
         本ホームページの参加申込ページ( https://www.adthree.com/amo/etr.html )よりお申込下さい。
         お申込を確認後、弊社よりメールまたはFAXにてご連絡いたします。
         ※原則としてお申込後のキャンセルはお受けいたしません。ご注意ください。

・講師  笠井 一弘 先生 ((有)リジョイス 代表取締役)
              動物実験コンサルタント、獣医師、医学博士。
              著書に『アニマルマネジメント』、『アニマルマネジメントⅡ』 

     大和田一雄 先生 ((独)産業技術総合研究所ライフサイエンス実験管理室室長)
              動物実験に限らず、広くライフサイエンス研究に付随する
              倫理・安全委員会の事務局を担当。獣医師。実験動物医学専門医。医学博士。