大会長挨拶

日本実験動物技術者協会は、昭和41年(1966年)に実験動物技術者懇談会として発足して以来、50年もの長きに渡って実験動物の飼育管理技術や動物実験技術の向上、更には技術者の地位向上の為に研鑚して参ることが出来ました。これも一重に諸先輩方のご尽力と関係各位の皆さまによる暖かいご支援の賜と深く御礼申し上げます。
そしてこの度、平成28年(2016年)9月30日(金)・10月1日(土) の2日間の会期をもって、記念すべき第50回日本実験動物技術者協会総会を埼玉県川越市において開催する運びとなりました。
今回、「コミュニケーション」をメインテーマとして、「動物と動物」、「動物とヒト(技術者)」、「ヒトとヒト」、「実験動物と社会」、という4つの関係性について、これらを構築・維持するために必要なコミュニケーションとは何かを探って行きたいと考えております。
動物実験を行なう際に必要とされる技術者と実験動物との間でのコミュニケーションはもとより、動物同士の情報伝達方法に見るコミュニケーション、新しい技術者を育成(OJT)するために必要な人間同士のコミュニケーション、業界内における技術者同士のコミュニケーション、さらには動物福祉の観点から実験動物の業界と一般社会とのコミュニケーションについての話題が提供できるよう思案しております。シンポジウムでは「技術者の育成」をテーマに関東支部指導者育成委員会が中心となり、技術者を育てるために必要なスキルやコミュニケーション能力について議論してもらう予定です。その他にもコミュニケーションをキーワードとした特別講演、開催地記念講演、ワークショップ等の企画を準備しておりますので是非ともご参加くださいます様お願い申し上げます。
日本実験動物技術者協会の長年の課題であった法人化もようやくその目処がつき、第50回総会で承認されれば一般社団法人として新たにスタートすることになります。この法人化は実験動物界全体においても活性化に繋がるものと確信しており、実行委員一同、大会を成功させるべく鋭意努力していく所存でございます。

第50回日本実験動物技術者協会総会
大会長  鵜飼 学

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