出版事業

アドスリーの出版事業部では、生命科学雑誌Biophiliaをはじめ、実験動物学、医学、科学技術といった高度な専門領域から、サッカー、文化財、建築、歴史といった領域の一般書まで、幅広いジャンルの書籍を発行しています。 また、電子書籍化や、大学の講義、講演会等で使用する教科書の制作、販売(書店流通)も行っております。
 

新刊案内

私たちの声を聴いてください。私たちは一人の大人として生きてきたプライドがあります。子どものように扱われたり、やりたくないことを強制されたりするのは嫌です。私たちの不可解な言動も制止したり、否定したりせず、耳を傾けて優しく穏やかに接してください。 私たちの気持ちに寄り添い、感情を和らげることで、私たちの症状も改善してきます。驚かせない 傷つけない 抱え込まない。何もすることがないと不安や心配が募ります。 懐かしい話や好きな話題、好きな音楽を一緒に聞いたり歌ったりしましょう。はっきりとした、低い、やさしい声で話してください。目を見て微笑みながらゆっくりと。

大学等放射線施設協議会では医療関係者から真に必要な一冊の本を作成しました。放射線の基礎から最先端医療まで、日常業務の中で疑問に思うことや患者さんからの質問などに答えることができる、現場で必携のテキストです。

1926(大正15)年生まれでありカトリックの信仰の篤い著者が慶應義塾大学を卒業してから、イタリア・ミラノ大学留学中にフランス・ルルドの巡礼に付き添い、18年間歩けなかった女性が実際に目の前で歩けようになる奇跡の場面に立ち会う場面なども書かれている。帰国後は教皇パウロⅥ世の医学顧問に任命され、長男が小学生の時にブラジル移住を決意し、ブラジル、リオ・グランデ・カトリック大学において医師としてもまた大学院で教授として教鞭を執りさまざまな体験をする。まさに奇跡特集を読むかのような感動的な事実が克明に記録されている。 また、戦争も体験した著者が人生を振り返って、帰天した母親への想いなど、若者へのメッセージなども綴られている。 また、一度診察させていただいたという永井隆博士についての資料集も文末に掲載されている。 医学を志す若者には必読の一書である。 著者念願の英訳本がこの度完成した。世界中の人に読んでほしいという著者の願いがこめられている。

【特集】高齢者の患者学
老化は誰にでも訪れる生命現象です。老化現象には「体の衰え」と「こころ(精神)の衰え」の 2つに大きく分けられます。体の衰えは、生理的老化(筋肉の衰え,禿・白髪,しわ,老眼,白内障、加齢臭など)や病的老化(動脈硬化,骨粗鬆症,認知症など)、こころ(精神)の衰えは、やる気を失う,環境への適応能力の低下,忍耐力の低下、感情の爆発です。高齢者は個人差が非常に大きく、個々に最適な治療法やケアが必要です。断片的な健康情報に振り回されていませんか。本当に必要で基本的な知識をまず身に着けることです。「高齢者の患者学」のポイントをまとめ、私たちがそれぞれの疾患や症状とどう向き合うべきなのか、どう付き合えばよいのか、患者として、患者の家族としてどう振る舞えばよいのか、という視点から構成しています。

【巻頭言】
高齢者の患者学"治す医療"から"治し支える医療"へ
秋下 雅弘(東京大学大学院医学系研究科加齢医学〈老年病学〉教授)

【特集】高齢者の患者学

特集1.転倒・骨折とその予防法
小川 純人(東京大学医学部附属病院老年病科 准教授)

特集2.認知症の症状と予防法
木棚 究(東京大学大学院医学系研究科 在宅医療学講座 特任助教)

特集3.肺の病気にならないために─ 肺炎および COPD の対策
石井 正紀(東京大学医学部附属病院 老年病科 講師)

特集4.スマート服薬のすすめ
小島 太郎(東京大学医学部附属病院 老年病科 講師)

特集5.高齢者の高血圧─ 緩やかな管理で老化を緩やかに
秋下 雅弘(東京大学大学院医学系研究科加齢医学〈老年病学〉教授)

【連載】コンパニオンバードから学ぶ<第8回>
~コンパニオンバードとマイクロチップについて~
重茂 浩美(文部科学省科学技術・学術政策研究所)

2018年の競技規則の改訂に対応。サッカーのルール・審判法のガイドブック。サッカーのルール・審判法ををイラストを用いてポイントをわかりやすく整理して解説。審判資格取得を目指す人だけでなく、サッカーを愛する指導者・選手・サポーター必読の書。

【特集】からだの対称性・非対称性
ヒトのからだを分子レベルでみると、その構成蛋白質は20種のアミノ酸です。立体構造は対称的な2 種類の構造D,L型があるはずですが、アミノ酸の構造はグリシン以外、すべてL型です。治療薬としてLドーパがあるのですが、Dドーパにはその作用はありません。 生体ではL型が多いこのアンバランスは、薬の作用やワインの味の違いなどに現われ、生命の起源や、進化の問題を解く鍵をも握っています。生命体が持つ、この対称性・非対称性が何に由来しているかを一緒に考えてみませんか。

【巻頭言】
「からだ」の対称性・非対称性~「街」の発展様式に重ねて~
伊藤 正裕(東京医科大学 人体構造学 教授)

【特集】からだの対称性・非対称性

特集1.個体や細胞に非対称性を生み出す仕組みとモデル
平島 剛志(京都大学大学院医学研究科 病態生物医学分野 講師)

特集2.大脳半球の非対称性―なぜヒトは右利きが多いか
山田 仁三(柏崎厚生病院 精神科)
北村 泰子(東京医科大学 人体構造学分野)

特集3.内臓の非対称性と内臓逆位
東 華岳(産業医科大学 医学部 教授)

特集4.生殖器系の左右差-ニワトリを例に-
表原 拓也(東京医科大学 人体構造学分野 助教)

特集5.ひとの体幹部の対称性と非対称性
柿崎 藤泰(文京学院大学 教授)

特集6.顔の左右対称と非対称の美しさ
宮永 美知代(東京藝術大学大学院 美術教育(美術解剖学II)助教)

【連載】
コンパニオンバードから学ぶ<第7回>
~鳥と人との共通感染症について~
重茂 浩美(文部科学省科学技術・学術政策研究所)

【投稿】
白髪を染めずに治す
田口暢彦(ホーユー株式会社)

著者が先祖の墓がある大分県中津市の「龍松寺」を訪れるたびに、気になっていた石碑があった。石碑が立っているその場所は、福澤諭吉旧宅のすぐ近くにあり、 その碑には、西郷隆盛の弟・従道の三男侯爵西郷従徳敬書による「西南の役中津隊隊長 増田宋太郎先生誕生之地」と刻まれていた。増田宋太郎について知っている人は、少ない。 歴史の隅に追いやられた宋太郎の生きざまををもう一度掘り下げ多くの人に知ってもらいたい思いにかられ、書き上げたものである。

【特集】小児難病を治療する
難病とは「発病の機構が明らかでなく、治療方法が確立していない、希少な疾患であって、長期の療養を必要とするもの」と定義されています。遺伝性疾患の診療には遺伝子診断が有用で、診断がつくことで、治療方針の決定、合併症への対応、さらには患者の家系(兄弟姉妹や子どもなど)への影響について考えるなどの対応が可能となります。

【巻頭言】
グローバルデータシェアリングと希少難病への取り組み
末松 誠(国立研究開発法人 日本医療研究開発機構 理事長)

【特集】
特集1.小児難病を治療する─脊髄性筋萎縮症における新規治療─
齋藤 加代子(東京女子医科大学 臨床ゲノムセンター同病院遺伝子医療センターゲノム診療科)

特集2.AADC欠損症に対する遺伝子治療
山形 崇倫(自治医科大学小児科学)

特集3.原発性免疫不全症の早期診断、根治に向けて
今井 耕輔(東京医科歯科大学小児科(大学院医歯学総合研究科茨城県小児・周産期地域医療学講座)寄付講座准教授)

特集4.ダウン症候群を知る、治す
北畠 康司(大阪大学大学院医学系研究科 小児科学講座)

特集5.難病の原因究明に役立つ遺伝子診断
山田 茉未子(慶應義塾大学保健管理センター助教 臨床遺伝学センター兼担助教)
小崎 健次郎(慶應義塾大学医学部臨床遺伝学センター 教授)

【連載】コンパニオンバードから学ぶ<第6回>~インコやオウムの特殊な能力 その2 ~
重茂 浩美(文部科学省科学技術・学術政策研究所)

【投稿】医療ニーズに包含される医学的意味:ノウホワイによる医学的意味の探索
谷下 一夫(早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構 招聘研究員)

いま研究者には何が必要か。STAP 細胞、中国のゲノム編集、知的財産・研究資金、特許出願そして今日の競争的研究環境で何が起き、何が問題になるのか、倫理観の低下そして軍事研究はしないことの是非についても提起する。

ヒトと動物のそれぞれの社会における「情報とコミュニケーション」について概観し、感覚器「視覚」「聴覚」「嗅覚」での情報伝達を紹介。生物学的な側面から、生き物のコミュニケーションの仕組みのわかりやすい解説を試みました。

たった500語ほどの基本単語の概念をひとつひとつ図で説明。
さらに同時に類義語の解説もしているので、初心者でも英語の基本が楽々理解できる定評ある読むための辞書です。読者対象 初級者から中・上級者まで

実験動物の系統の特性に関する情報をまとめた『実験動物のトラブルQ&A』の続編。動物実験に携わる技術者から広く質問を募り、疑問・質問に答える形式でまとめました。質問項目を「飼育」「施設」「繁殖」「実験処置、麻酔」「動物福祉」「法令」と分類し、気になる項目をまとめて読めるよう構成しました。

マーモセットは生理学的・解剖学的特徴や薬物代謝などがヒトと似ており、霊長類の実験動物として生命科学研究に貢献。本書では基礎・臨床医学での新しい課題が提示されています。執筆陣60名により最新の研究課題をわかりやすく解説

【特集】ドライシンドローム
 皮膚は外敵からの防御の最前線であり、免疫反応を行います。微生物の侵入と微生物の増殖発育を阻害する機械的バリアと化学物質の分泌を行います。

【巻頭言】
ドライ症候群および予防治療法の将来について
塩田清二(星薬科大学先端生命科学研究所ペプチド創薬部門 特任教授)

【特集】ドライシンドローム
特集1.ドライアイシンドロームを治療する
清水 映輔(慶應義塾大医学部眼科学教室)
小川 葉子(慶應義塾大医学部眼科学教室 特任准教授)
坪田 一男(慶應義塾大医学部眼科学教室 教授)

特集2.ドライシンドロームの原因と現状
斎藤 一郎(鶴見大学歯学部 教授)

特集3.乾皮症を伴う皮膚疾患
末木 博彦(昭和大学医学部皮膚科学講座 教授)

特集4.ドライ症候群の基盤研究
塩田 清二(星薬科大学先端生命科学研究所ペプチド創薬部門 特任教授)
平林 敬浩(星薬科大学先端生命科学研究所ペプチド創薬部門)
中町 智哉(富山大学大学院理工学研究部(理学)生体制御学講座 講師)

【連載】コンパニオンバードから学ぶ 第4回 ~災害時における人とコンパニオンアニマルの避難 その2~
重茂 浩美(文部科学省科学技術・学術政策研究所)

【教科書採用をご検討の先生方へ】
採用をご検討いただけます際には、試読を御受付いたします。
基本指針、ガイドラインが示されてから12年が経ち、国内外の状況は、3Rs実施は当たり前となり、研究機関の動物実験実施における「説明責任」が強く求められるようになってきている。これらの状況を踏まえ、法令等・基本指針・学実会議ガイドラインに沿った適正な動物実験実施を考慮した内容として「アニマルマネジメントⅡ」を「説明責任」を意識して内容を見直し、増補・改訂した。

おもな改訂のポイント 1)第1部では、機関内規定運用経験を踏まえ、規定の作成、改定に当たっての留意点を示した。 2)第2部では、研究機関における動物実験の実施手順、各機関でバラツキの多い動物実験審査について、および充実が遅れている教育訓練について述べた。またここでは、苦痛の評価と人道的エンドポイントの適用についての考え方も示した。また、自己点検評価表も運用結果を踏まえて改定を加えた。動物実験体制と機能に「説明責任」が十分でない点を見つけ・改善し、自己点検を効果的に実施することを目指している。 3)第3部では、動愛法で示されている「習性を考慮した実験動物の適正な取り扱い、動物の健康保持実施」および、動物実験実施に当たって、実験実施者・飼育管理技術者が直面する動物の症状観察について触れた。

2018年7月30日 増補改訂版 発刊
注:Amazon限定商品。2018年9月20日よりAmazonより販売開始。 アスリートにも参考になる現代スポーツ医療の今を知りたい人へのお勧めの一冊 ステートアマ勝利至上主義から始まったドーピング薬物問題。わが国では2018年6月、スポーツにおけるドーピングの防止活動の推進に関する法律が成立し、10月1日より施行されることになりました。今後ドーピングに関してはますます注意を払わなくてはなりません。本書はドーピング問題を第一線の専門家によりわかりやすく解説しています。

【特集】ドーピング
 スポーツの本質は、こころを移して楽しみ、気晴らしをすること、遊びの姿と重なります。
 フェアプレイ精神がうたわれ、汚れた勝利を手にするなとスポーツコンプライアンスの面から叫ばれてはいますが、高度に洗練され、凝縮された競技での舞台ではアスリートのこころは揺れ動いています。ステートアマ勝利至上主義から始まったドーピング薬物。男性では女性化が起こり、女性では男性化が起こります。トップレベルのスポーツには、筋肉量や肺活量の向上、遺伝子的な介入、装備の改変が導入、ドーピングとの区別はしばしば困難です。国家主導によるスポーツにおける勝利至上主義により、選手の身体は国家によって所有され、管理されます。他方、選手自身の身体が,商業資本(スポンサー)の所有物としてモノ化してきます。

【巻頭言】
ドーピング 太田 眞(大東文化大学大学院スポーツ・健康科学研究科 教授)

【特集】ドーピング
特集1.スポーツとドーピングの歴史
竹ノ谷 文子(星薬科大学薬学部 総合基礎薬学教育研究部門 准教授)

特集2.うっかりドーピング ~市販薬・サプリメントの落とし穴~
堀内 正子(星薬科大学 薬剤師職能開発研究部門 助教)

特集3.病院でのうっかりドーピングについて
小竹 慶子(社会福祉法人浴風会 高齢者保健医療総合センター 浴風会病院 薬剤科長)

特集4.ドーピングによる健康被害
平林 敬浩(星薬科大学 先端生命科学研究所 ペプチド創薬研究)
塩田 清二(星薬科大学 先端生命科学研究所 ペプチド創薬部門 特任教授)

特集5.スポーツ界を取り巻くドーピング問題について
佐藤 真太郎(ソチオリンピックボブスレー選手、大東文化大学スポーツ・健康科学部 講師)
琉子 友男(大東文化大学スポーツ・健康科学部 教授)

特集6.オリンピックにおけるドーピングコントロールの現状─トップアスリートの検査手順─
山本 憲志(日本赤十字北海道看護大学 教授)
和田 匡史(国士舘大学理工学部 教授、スタンフォード大学医学部 客員教授)

特集7.アンチドーピングを巡る法と実務
早川 吉尚(日本アンチドーピング規律パネル委員長、立教大学教授・弁護士)

【連載】コンパニオンバードから学ぶ 第4回 ~災害時における人とコンパニオンアニマルの避難 その2~
重茂 浩美(文部科学省科学技術・学術政策研究所)

本書は2章から構成されています。第1章では、化学物質の使用、有害性(毒性)および毒性の種類、さらに化学物質の安全性確認のための毒性試験法について、第2章では身の回りの化学物質による中毒事故の実態(発生源、作用、症状、診断)について、やさしく解説を試みました。読者の皆様が興味あるところから、どこから読み始めていただいても結構です。ぜひ、この機会に化学製品(剤)の正しい使い方をあらためて認識していただき、生命活動に芳しくない影響から身体を守り、さらに地球環境汚染問題にも関心を持っていただければ幸いです。

1995年に起きた兵庫県南部地震以来、文化遺産の防災問題の重要性を人々に伝えてきたが、その過程で現在の文化遺産の抱える問題は単に防災だけではなく、現在の文化遺産を毀損することなく後世に伝えることの意義と重要性が忘れられていることが見えてきた。そして、結果としてこの問題に傾注することになり、阪神淡路大震災からこれまでの過程を振り返り、文化遺産の保全と継承に係る自身の経験をまとめることにしたのが本書である。(まえがきより)

 希少難病、未診断疾患に苦しむ子どもとそのご家族、主治医、創薬に携わる研究者、行政などたくさんの人々がどのように恐ろしい病気と向き合い、課題を解決していくのかを克明に著わした小児科医Phil Reillyの著書です。彼は1981年イエール大学医学部を卒業、Boston City Hospitalで研修を積み、法律にも精通し、2度American Society of Law, Medicine, and Ethicsの会長を務めました。Harvardにfaculty positionをもちつつ、2009年からThird Rock Venturesのパートナーとして活躍、多くのInnovative therapyを開発するベンチャー企業を育成してきました。
 現在、ヒトゲノムの解明、遺伝子治療の出現やiPS細胞、ゲノム編集技術に代表される最先端技術の出現により、この世界にも大きな変革の波が押し寄せようとしています。
 難病に苦しむ患者さんとそのご家族だけでなく、現場の医師や看護師、薬剤師の方々、すでに医学部で学んでいる学生、医学部以外に所属していても将来は人に役立つ生命科学研究を志したい若者、これから医学を志そうという高校生、創薬にチャレンジしたい人たちにもぜひ読んでいただきたい書です。また何に自分の情熱をかけたらよいかわからない人たちにも。この訳本が異なる領域の皆さんの触媒役を果たし、学際的な研究開発が生まれる契機になれば大きな喜びです。

【教科書採用をご検討の先生方へ】

日本獣医生命科学大学など農学・獣医系、生命科学系の大学・学部で教科書としてご採用いただいています。
採用をご検討いただけます際には、試読を御受付いたします。

本書は一般社団法人日本ペット栄養学会が開催する「ペット栄養管理士養成講習会」公式テキストブックです。
ペットの栄養に関する知識の普及と指導に必要な人材の育成を主眼とし、ペットの栄養管理に必要な内容を完全網羅しました。
資格取得を目指す方以外―動物看護師、ペットショップ販売員、ペットフード企業の方など―にとっても役に立つ内容になっています。

2014年1月31日 初版発行
2018年1月27日 第2刷発行

全国に、1万2千社以上あるという天神さんを巡っていると、思いもよらない発見や新たな出会いがあるものである。
2017年、2月の東風に誘われ、ご無沙汰していた天神さん巡りを再び始動した。全国各地には、未だ知られていない菅公伝説や伝承・風習などが散見できる。そこには、地域の歴史や人物が見えて来ることもある。
本書は、文献や論証によって語られる学問書ではないが、道真公の生涯や足跡、神社巡りや神事などを通して、何かを感じ、何かを知るような、拙いヒントになればいいなと思う

特集】がん患者の栄養(管理)
いま、がん治療の最先端では病院食に注力しています。なぜなら、口から食べ物を摂ることは生きる力です。がん患者さんにとってなぜ栄養管理が大事か、生理的・生化学的メカニズム、がんの栄養代謝から食欲不振時の対応、治療に伴う副作用による食事への具体的な対応、最新の栄養療法、機能性成分について解説します。従来にはないがん患者さんの食生活への医療スタッフからの新しい視点が随所に盛り込まれています。たとえば、症状があり、食べることがつらいときは無理に食べる必要はなく、水分は充分摂ること、薬品の排泄や脱水、便秘の予防のためにも重要ということであり、食べ物を摂るためのちょっとしたヒントが盛り込まれています。

【巻頭言】
がん患者の栄養(管理) 利光 久美子(愛媛大学医学部附属病院栄養部長)

【特集】特集がん患者の栄養(管理)

特集1.がん患者の栄養管理・総論 桑原 節子(淑徳大学看護栄養学部 教授)

特集2.がんの栄養代謝 寺本 房子(川崎医療福祉大学医療技術学部臨床栄養学科 特任教授)

特集3.がん患者の食欲不振時の対応 渡邊 慶子(高知学園短期大学生活科学学科 教授)

特集4.がん治療に伴う副作用対応Ⅰ(悪心、嘔吐) 稲野 利美(静岡県立静岡がんセンター 栄養室長) 

特集5.がん治療に伴う副作用対応Ⅱ(口内炎) 松村 晃子(徳島大学病院栄養部 副栄養部長) 

特集6.がんの栄養療法 須永 将広(国立病院機構渋川医療センター栄養管理室 栄養管理室長)

特集7.がんと機能性成分(EPA 他) 中濵 孝志(公益財団法人がん研究会有明病院栄養管理部 副部長)

【連載】
コンパニオンバードから学ぶ 第3回 / 重茂 浩美(文部科学省科学技術・学術政策研究所)

【特集】皮膚の世界─バリア・免疫の担い手
 皮膚の世界への新しい視点にようこそ。ヒトと微生物との共生について、
ノーベル受賞者レーダーバーグは「人間が善、細菌が悪」という考え方を止め
るよう呼び掛け、「宿主(人)とその寄生生物(微生物)は、それぞれのゲノム
が結び付いてキメラのような状態になっている超個体と見なすべき」と述べ
ました。皮膚の微生物叢(微生物フローラ)でも腸内細菌の数(約100兆個)
に対して1,000~ 1,000,000個ほどあります。アトピー性皮膚炎の関係に
ついてブリーチバスセラピーが本書でふれられております。菌がなぜ増えるの
か、なぜ、ディスバイオシス(腸内細菌叢の変容)を起こすのか?新しい治療法・
最新のアプローチが全章にわたって述べられております。

【巻頭言】
末木 博彦(昭和大学医学部皮膚科学講座 教授)

【特集】

特集1.皮膚の世界外と内を分けるバリアとは / 野村 尚史(京都大学大学院)
特集2.免疫臓器としての皮膚 skin-associated lymphoid tissue (SALT) / 末木 博彦(昭和大学医学部皮膚科)
特集3.皮膚マイクロバイオームと皮膚アレルギー / 佐山 浩二(愛媛大学大学院医学系研究科皮膚科学 教授)
特集4.ヒト皮膚における抗菌ペプチド / 村上 正基(愛媛大学大学院医学系研究科皮膚科学)
特集5.アトピー性皮膚炎の病態における皮膚細菌叢 / 海老原 全(慶應義塾大学医学部皮膚科) 
特集6.皮膚の世界 経皮感作から始まる食物アレルギー / 千貫 祐子(島根大学医学部皮膚科)
特集7.皮膚の光老化 / 山田 秀和(近畿大学医学部奈良病院皮膚科 教授 / 近畿大学アンチエイジングセンター副センター長)
特集8.紫外線、当たっていいの?悪いの? / 上出 良一(ひふのクリニック人形町院長)
特集9.Aromadermatology:アロマダーマトロジー / 久保 浩子(オリエンタル・アロマセラピィ・カレッジ) ,塩田 清二(星薬科大学)

【連載】
コンパニオンバードから学ぶ 第2回 / 重茂 浩美(文部科学省科学技術・学術政策研究所)

衛生動物に関する調査資料や研究データを中心に、生物学的な側面から、衛生害虫や、家ネズミの分類、生態、形態、機能などについてのやさしい解説を試みました。環境科学、保健衛生学、感染学などを学ぶ方々、ペストコントロールや建築にかかわる現場の方々にも役立てていただけるように内容の充実化を図りました。
 本書は2章から構成(第1章衛生害虫を知る、第2章家ネズミを知る)されていますが、読者の皆様が興味あるところから、どこからでも読み始めていただいて結構です。衛生動物の意外な一面を知っていただき、衛生動物の魅力を理解していただければと思います。きらわれものの実像は案外かわいらしい、愛すべき生きものかもしれません。

本書は我が国の動物実験の基となる「基準」の37年ぶりの改訂解説書。法令で求める動物実験に関する事項を再確認し、動物実験「体制」とその「機能」のあるべき姿を読み解くための解説書であり、「実験動物飼養保管の六法」となる。

AAALAC International の認証申請の第一歩がProgram Description(PD)の作成である。このフォーマットが2016 年に改訂された。
これ以前のフォーマットは故池田卓也博士らが翻訳の労をとられた。本来であれば前版の翻訳者である池田博士が新版も翻訳されてしかるべきであったが,残念ながら,池田博士は新しいPDが公表されるのと入れ違いのように亡くなられた。そこで前版の監修も行った黒澤努氏が翻訳チームを結成し,新たにAAALAC International の代表となられたキャサリン ベイン博士翻訳を許していただくよう依頼したこところ,快く承諾された。翻訳チームは原文の理解に詳しい米国実験動物医学専門医である内橋真悠先生と実験動物環境研究会の役員に新しく就任された夏目知佳子氏と黒澤努氏で構成された。幸いにも故池田博士の前版が日本語で存在するのでとくに差し支えない部分は前版を踏襲している。
こうして新しくなったAAALAC International のPD の日本語訳が出版されるが,これを大いに活用してAAALAC International の活動への理解を深め,我が国実験動物界の国際化に役立て,それにより我が国のバイオメディカルサイエンスが一層繁栄することを期待している。

【特集】様々な個の情報がネットワーク上に流れます。車のETCカード、パスポートのICチップ、携帯電話のGPS情報。ネットワークを流れるアトランダムな情報、デタラメな情報がシューゴーチ「集合知」の統計処理により未解決の問題を解きほぐすことが本特集により実感できるものと思います。ビジネス応用からサイエンス領域まで従来の固定観念を覆すことでしょう。


【巻頭言】
Webにおける知 / 武田 英明(国立情報学研究所情報学プリンシプル研究系 教授)、榊 剛史(株式会社ホットリンク 開発本部 / 東京大学 工学系研究科 客員研究員)

【特集】集合知

特集1.集合知としてのWeb / 武田 英明(国立情報学研究所情報学プリンシプル研究系 教授)

特集2.集合知としてのソーシャルメディアとそのマイニング / 榊 剛史(株式会社ホットリンク 開発本部 / 東京大学 工学系研究科 客員研究員)

特集3.集合知とソーシャル・コンピューティング / 荒牧 英治(奈良先端科学技術大学院大学 特任准教授)、若宮 翔子(奈良先端科学技術大学院大学 博士研究員)

特集4.社会物理学によるソーシャルメディア分析 / 石井 晃(鳥取大学工学研究科機械宇宙工学専攻応用数理工学 教授)、川畑 泰子(東京大学 大学院 情報理工学系研究科数理情報学専攻・日本学術振興会 特別研究員PD)

特集5.ソーシャルメディアの集合知とエコーチェンバー現象 / 笹原 和俊(名古屋大学大学院情報学研究科 助教・科学技術振興機構さきがけ研究者(兼任))

特集6.集合知による新たな研究評価 / 吉田 光男(豊橋技術科学大学大学院工学研究科(情報・知能工学系)助教)

特集7.交通ネットワークから得る集合知 / 大知 正直(東京大学工学系研究科 特任研究員)

【連載】
コンパニオンバードから学ぶ 第1回 / 重茂 浩美(文部科学省科学技術・学術政策研究所)

本論説は米国実験動物研究協会が改訂した"実験動物のケアと使用に関する指針"第8版の本文中に出現するmust,should,mayについて解析したものである。原著者であるDr.Richersonに日本語翻訳の許可を得て翻訳したものである。特にここではAAALAC Intemationalの認証に重要とされるmust,should,mayついて解析を行った。
用語の多くは日本実験動物学会が監訳した"実験動物の管理と使用に関する指針"(2011)を参照したが,疑問のある用語にかんしては翻訳者が適宜改訂した。(はじめに)より

本書は「実験用ブタ・ミニブタの研究基盤を支える次世代技術者を育成すること」を目的とし、旧版の主要部分は残しつつ新たな手技を加え、旧版発刊以降に変遷した関連法規等についても言及するとともに、旧版にはなかった家畜ブタに関する手技や情報も加筆した。
 また、実験動物技術者の養成、認定を行っている公益社団法人日本実験動物協会の「実技テキスト(ブタ)」との技術的すり合わせを行い、手技・手法がダブルスタンダードとならないよう配慮した。
 『ミニブタ実験マニュアル』(ミニブタ実験マニュアル編集委員会編、株式会社エス・エル・エー研究所刊、2000年、以下旧版)の続編となる。

【特集】昭和30年代、車は魅力的なモノでした。クルマの普及と歩み、いま高齢ドライバーになったユーザのために車の安全性はどのように実現したのでしょうか。クルマの良いところは、自由な移動ができ、ドライビングそのものに魅力があります。クルマにより生活の質が高まり、自立した生活が送ることができます。安心してどこでも移動できることが知的機械の役割です。高齢者から安易に運転を取りあげることではありません。

【巻頭言】
自動運転社会到来に向けた我が国の課題と責任 / 伊藤 安海(山梨大学大学院総合研究部)

【特集】自動運転

特集1.運転者の健康問題と自動車事故 / 一杉 正仁(滋賀医科大学社会医学講座法医学部門)

特集2.高齢ドライバー対策と自動運転 / 市川 政雄(筑波大学医学医療系)

特集3.高速道路における自動運転実現に向けて / 飯塚 徹也(中日本高速道路株式会社 八王子支社)

特集4.スマートカーは「美しい地球」を守れるか? / 上岡 裕(特定非営利活動法人エコロジーオンライン)

特集5.高齢ドライバの事故を防ぐ自律運転知能システム / 井上 秀雄(神奈川工科大学創造工学部自動車システム開発工学科)

特集6.自動運転社会に期待する高齢者生活支援 / 根本 哲也(国立長寿医療研究センター健康長寿支援ロボットセンター)、伊藤 安海(山梨大学大学院総合研究部)、林 正実(愛知県大府市企画政策部健康都市推進局)

特集7.いざという時に安全な自動車を―高齢ドライバー向けのクルマの今 / Biophilia編集部

脳波や脈拍,画像情報、さらには視線といった生体情報を利用した多様なシステム・サービスが提供されつつある。本書は医工学の基本をイラストを用いて解説。医療機器を使用する方,これから生体計測開発を目指す方にも待望の書

このガイドブックは、実験動物を利用した研究や実験動物の飼育管理にこれから携わる方を対象としたものですが、同時に、一般市民の方々にも動物実験を正しく理解していただきたいと考えて作成したものでもあります。このガイドブックが専門家、非専門家を問わず、さまざまな読者にご利用いただければ幸いです。

「リケジョ」とういう言葉はすっかりみなさんにお馴染みになっているでしょう。
仕事の面でも、生活の面でも、輝いている「リケジョ」は、みなさんのまわりにもすでにいるかもしれません。きらめいている理工系女性たち「リケジョ」は、十人十色、祖の考え方も、技能も、生き方も多様です。
本書では、なによりも「理工家は楽しい」そして「理工系にすすむと習得できることが多く、生き方の選択肢の幅が広がる」ことをアピールしたいと思います。
本書は、2007年に刊行した「光できらめく理系女性たちー理想のワークライフバランスを目指してー」(オプトロニクス社)からほぼ10年を経て、理工系女性のいま、そして、これからを見つめるとともに、これまでの日本の女子教育や高等教育政策の歩みをデータとともに振り返りながら、男女共同参画の重要性を改めて捉え直す書籍として企画されたものです。

【特集】論理薬科学の「論理的」とは?"薬と体の相互作用を解明し、薬を科学する"ことです。創薬における論理的な思考は、可能性を絞り、 効率的にシーズを発見していこうとする方法です。酵素以外の構造タンパク質やシグナル伝達タンパク質の制御を目的とします。構造生物学、量子化学、計算機科学、有機化学、分子細胞生物学からの情報を利用して分野横断的に創薬を行うものであり、従来の手法に比べて格段に創薬のゴールへの効率が高いところが論理薬科学のポイントです。

「ダイエット=食生活あるいは摂食行動」に関する調査資料や実験データを中心に、生物学的な側面から「エネルギー収支バランスの調節機構」についてのやさしい解説を試みました。食生活の大切さを再認識していただければ幸いです。
生命科学を学ぶ方々にはもちろん、保健看護学、栄養学、調理学などを学ぶ方々、健康食品や美容に関わる現場の方々にも役立てていただけます。

【特集】 「ありとあらゆるモノ」がインターネットにつながる現在、多くの人々の関心
がIoTに寄せられています。今回医療現場でのIoT利用について特集しました。
 ポイントは以下の要素となります。
  ① 「センサー」でヒトから情報を取得する。
  ② インターネットを経由してデータを蓄積する。
  ③ サーバーなどに蓄積されたデータをAIで分析する。
  ④ 分析結果に応じ、ヒトにフィードバックする。
 採血などに対し、痛くない検診は患者自身のQOLを飛躍的に向上させ、難病
や希少疾患のデータ蓄積からは治療方法が開発され、治療薬の投与についても
オーダーメイドでの的確な選択ができ、医療費のコストも低減されます。
 医療現場では今、斬新なアイデアから無限の可能性が広がろうとしています。

【特集】 アストロバイオロジーセンターが2015年設立され、本格的な研究が日本でも始まりました。
 数多くの太陽系外惑星の数が発見され、地球と同じサイズのスーパーアースも発見されています。近未来、太陽系外にハビタブルな(生命が存在する可能性のある)惑星の発見、生命の存在が確認されることでしょう。
 天文/ 宇宙科学、地球科学、化学系、生命系の研究者が喧々諤々議論を始めています。21世紀は生命科学の時代。ETの存在など映画のこと、絵空事と考える人々がほとんどと思います。現在、この宇宙空間には、少なくとも観測可能な範囲には、地球以外に知的生命体は存在しません。しかしながら今様々なアイデアや手法、機器開発で地球外生命体を探索しています。
 今回、地球外生命体探索への展望を最新の知見で構成します。

本書は、大学の密封・非密封線源使用施設だけでなく、病院や動物病院関係の施設や放射線発生装置施設の放射線障害防止法関係法令に係る申請書類等の作成方法について、原子力規制庁 放射線対策・保障措置課 放射線規制室からのコメントも反映し、施行規則別記様式に沿って、具体的な記入例や記載の注意事項を簡潔にわかりやすくまとめました。
初版の刊行から10年が経過し、その間の変更等を受け、内容を大改訂しました。今回の主な改訂点は、法令改正や様式変更に伴う改訂はもちろんのこと、①非密封使用施設の動物実験に関する考え方、使用核種制限管理の導入、②密封線源使用施設の使用場所の一時的変更の届出の追加、③発生装置使用施設の放射化に伴う排気設備・排水設備、放射化物保管設備、放射化物廃棄設備に関する記載の追加、使用場所の一時的変更の届出の追加、④PET施設の放射化物の発生、保管等に関する追加、排気設備能力計算の考え方、⑤病院関係施設のガンマナイフ・リニアックの遮蔽計算等の追加、動物病院関係施設の追加、⑥施設の廃止の措置の変更、7)管理状況報告書の変更、などです。
表示付認証機器使用から大型発生装置施設の法令に係る許可・届出等の申請書類等が網羅されており、大学をはじめすべての放射線施設に1冊は置いていただきたいと考えております。
(大学等放射線施設協議会)

予約受付中

本書は,大学等で放射線安全を確保しつつ,教育・研究,安全取扱,放射線管理などに効果的に活用できるガイドブック,マニュアルあるいはテキストとして,国立大学アイソトープ総合センターのメンバーを中心に編集され、内容は,原子力規制庁 放射線対策・保障措置課放射線規制室からのコメントも反映し,わかりやすくまとめました。
初版の刊行から20年が経過し,その間,さまざまな法令改正が行われました.国立大学は法人化され,新しく電離則が適用されるようになりました.20年前は非密封RIの利用が増大した時期でしたが,その後利用が減り、最近では分子イメージングなど新しい利用法が出てきました.湧き出し線源が問題となりました.安全意識の欠如による明らかな法令違反もありました.福島第一原子力発電所事故が発生し,放射線施設の外に放射性物質が存在する状況が出てきました.このような内容を取り込んだテキストです.この本で学ぶと,今後の安全文化の醸成,品質保証に関する法令改正にも対応できます。
大学および関係研究機関で放射線の取扱いや管理に携わる多くの方々に座右の書として活用いただき,放射線安全を確保するとともに,アイソトープ・放射線利用の一層の発展と大いなる成果の上がることを期待し,放射線管理の人材育成に貢献できるものと考えます.「大学等における申請書等の作成マニュアル2016年改訂版」とあわせてご利用ください。
(大学等放射線施設協議会)

実験動物には動物福祉と科学研究上のニーズとのバランス確保という課題があります。ILAR指針第8版が強調した成果基準とは、動物のウエルビーイングと科学研究上のニーズとのバランスの追求です。
本書は、ILARが昨年4月に開催した、科学者、行政官、愛護系市民による成果基準に関するワークショップの詳細な記録であり、成果基準の立案、実践、モニタリングおよび共有化について具体的事例が解説され、ILAR指針をを一層深く理解することができます。


☆実験動物のウエルビーイングセミナー詳細は、こちらから☆
https://www.adthree.com/ILAR/

【特集】
ヒトとウイルス・細菌・寄生虫の関係について、「人間が善、細菌が悪」という考え方を止めるよう呼び掛け、「宿主(人)とその寄生生物(微生物:ウイルス・細菌・寄生虫)は、それぞれのゲノムが結び付いてキメラのような状態になっている超個体と見なすべきです」とレーダーバーグは述べます。
 腸内細菌がいなくなると免疫が「暴走」します。腸炎とは、腸がただれたり、下痢が起きたりします。からだは免疫という仕組みを持っており、細菌をはじめとした異物に抵抗しています。腸内細菌があるとよいバランスを保っていますが、腸内細菌がいなくなると免疫が過剰な反応をして、いわば暴走し始める現象を発見、腸内細菌の17種類を腸に投与すると腸の炎症を押さえ込めることまで突き止めました。今最も注目されています腸内フローラを最新の知見で構成します。

真の健康とはなんでしょうか。また未病とはなんでしょう。
本書は健康について衣・食・住からココロまでをテーマに構成します。

北部九州に成立し継続した王朝の足跡に神話をまじえて探訪記としまとめた一冊。福岡市近郊の「低山登り」と「神社めぐり」から見えてきたものは、自然の豊かさと、扇状地に広がる平野と古代の国境や距離感、そして神話に登場する神々だった。

 大陸に近い北部九州は、古代からアジアとの玄関口として機能しており、どの地域よりも、いち早く開け始めた。縄文時代から弥生時代にかけ、大陸や朝鮮半島の一部の人達は、島伝いに海を越えて往来していたのである。

 渡来人達によってもたらされた大陸の技術や文化の流入は、最先端の文明をもたらし、絹織物や鉄など、多くのものがこの国に伝播された。このように大陸との窓口となっていた北部九州は、いち早く王墓を伴う大型環濠集落(クニ) の出現を見たのである。

周辺は、多くの遺跡や古墳などが点在し、そこからは中国や朝鮮半島のものと思われる鏡や武器など、多様な出土品を認めることができる。また、有明海沿岸地方から北部九州沿岸地方にかけて「国生み神話」や「神生み神話」に登場する神々を主祭神とした神社が多く見られ、古代の個性的な歴史の始まりを感じ取ることもできる。

 このように地理的特性や歴史的特性を持った北部九州は、アジアの文化や政治・経済の交流拠点として今日も機能しており、古代から続くアジア大陸とわが国との接点となっている。(『はじめに』より)

【特集】
健康とは何か、未病とは何か。旧来の概念が改めて臨床現場で注目されています。今回、衣・食・住からココロまでをテーマに構成します。
 健康とは、衣食住の観点から整理すると、身だしなみに気を配り、おしゃれ感覚で身体を動かす、腸内細菌と共生し、四季折々おいしい食生活を楽しむ、自身にとっての快適な住まい環境、ストレスに耐えられる他者との会話、生活に対し、前向きに活発に行動できることでしょう。

宇宙開発、とくに有人宇宙活動におけるさまざまな生態工学的な取り組み、地球環境問題の解決のための陸域環境や水圏環境での取り組み、農業やエネルギー問題についての生態工学的なアプローチ、センシングや光と生物の問題など、生態工学の基礎となる学問分野を網羅。宇宙開発、環境問題に貢献してきた生態工学会30年の研究成果の総決算。

「ストレス」とは何か? 「ストレス」による身体や心への影響は? 本書では、「ストレス」に関する実験データを中心に、生物学的側面から、「ストレスの原因」「ストレスによる身体や心への影響」などについて、生物学、神経科学、精神科学の専門家が、ネズミ(マウス、ラット)での神経研究、ホルモン研究、脳研究などで得られた知見から、わかりやすく紹介します。

ご好評をいただいた「論文・プレゼンの科学」の内容を倍増させた増補改訂版。
論文・レポートなど文章の書き方、上手なプレゼンテーションは、才能や努力ではなく、簡単な公理に基づく「科学」であるという視点から、誰もが苦労や努力をせずにこれらのスキルを習得できる方法を紹介します。増補改訂版では、さらによい論文を書くため、よいプレゼンをするためのステップアップ「中級編」を、さらに独創的なアイディアを生むためのヒント「アイディアの科学」を加えました。

【特集】 海洋生物資源のイノベーション ─その2─  太平洋の面積は1億6,600キロ平方メートル、最大深度は10,920メートル、平均深度は4,188メートル、一方、日本海は100万キロ平方メートル、最大深度は3,796メートル、平均深度は1,667メートル。日本近海には多様な生息・生育環境が存在し、3万種以上の海洋生物種数が確認されている。広大な未知の海洋領域の課題について提起していきます。

【特集1】
急速に高齢化する現代日本では、うつ病は自殺の要因として問題視され、経済的損失が極めて大きい疾患です。また、うつ病は双極性障害(躁うつ病)と合わせると100万人もの患者がおり、未治療の患者数はその数倍と推定されます。うつ病は社会経済的インパクトが大きい疾病であり、対策を講じるべき重要な疾患です。うつ病対策の最前線、うつ病を取り巻く現状と課題について第一線の研究テーマを取り上げました。

【特集2】
海洋国日本とはいいながら私たちは海を知らないですごしています。日本を取り巻く海は、古くから水産・流通をはじめ、文化と交流を支えてきた大切な海域です。海は生物生産性と生物多様性が求められ、人と自然が共生する場所です。一番身近な海である里海(さとうみ)は人の手で陸域と沿岸海域が管理されることにより、物質循環機能が保たれ、豊かで多様な生態系と自然環境を保全され、私たちに多くの恵みを与えてくれます。ハタハタの資源管理のように禁漁を設けるなど、原生自然に近い海域環境の保全、海域の生態系の保護等を図ることも大事なことです。海と人との適切な関わり方を模索し、海に対する知見を深めていくことが新しい時代へのイノベ―ションとなります。