マーモセットの飼育繁殖・実験手技・解剖組織

序　野村 達次

I　はじめに

（1）分類・名称と原産地
（2）形態と特徴
（3）習性と行動
（4）実験動物としての歴史
（5）利用研究領域
（6）動物の入手

II　飼育管理

1　飼育施設と飼育環境
（1）飼育施設の基本的考え方
（2）飼育方法
（3）動物室
（4）温度と湿度
（5）その他の飼育環境

2　飼育器具（用具）
（1）飼育ケージ
　　1）ケージのサイズ
　　2）ケージの材質と構造
　　3）扉とえさ箱差し入れ口
（2）棚（ラック）と水洗板
　　1）棚
　　2）水洗板
（3）ケージ付属物
　　1）えさ箱（給餌器）とえさ箱ホルダー
　　2）給水瓶と給水瓶ホルダー
　　3）自動給水装置
　　4）止まり木と止まり木ホルダー
　　5）名札止め
　　6）巣箱
　　7）ケージ間仕切り板
（4）飼育に必要なその他の器具

3　飼料（栄養）
（1）えさの種類と嗜好性
（2）給餌方法
　　1）準備するもの
　　2）えさの作り方の手順
（3）栄養学的考慮と食べさせ方のポイント

4　飼育作業
（1）動物導入時の作業と注意事項
（2）動物室への入室と動物の観察
　　1）動物室への入室
　　2）動物の観察
（3）動物室の清掃・消毒
　　1）水洗方式の場合
　　2）床敷方式の場合
（4）給餌・給水作業
（5）その他の作業

III　取り扱いと実験手技

1　 取り扱い
（1）取り扱いに当たって
（2）捕獲・保定
　　1）捕獲方法
　　2）保定方法
（3）体重測定
（4）個体識別
（5）摂餌量と飲水量の測定
　　1）摂餌量の測定
　　2）飲水量の測定
（6）動物の移動（輸送）

2　実験手技
（1）麻酔
　　1）筋肉内投与麻酔
　　2）静脈内投与麻酔
　　3）吸入麻酔
（2）採血
1）大腿静脈からの採血
2）下腿静脈，橈側皮静脈，尾静脈からの採血
（3）投与
　　1）経口（胃内）投与
　　2）静脈内投与
　　3）腹腔内投与
　　4）筋肉内投与
　　5）皮下投与
（4）採尿と採便
　　1）採尿
　　2）採便
（5）体温測定
（6）血圧の測定
（7）安楽死法
　　1）麻酔剤による致死
　　2）腹大静脈よりの放血致死

IV　繁殖

1　繁殖に関する一般的なこと
（1）雌雄鑑別
（2）性成熟
（3）繁殖季節と性周期
（4）繁殖用タネ動物の選別とペアリング

2 繁殖成績
（1）妊娠判定と妊娠期間
　　1）妊娠判定
　　2）妊娠期間
（2）流産・早産・死産
（3）産子数
（4）分娩
（5）繁殖上の注意事項
（6）繁殖成績

V　育成，人工保育（哺乳）

1　育成，離乳
（1）育成
（2）離乳

2　人工保育（哺乳）
（1）必要用具
　　1）保育箱ならびに飼育用具
　　2）哺乳用具
（2）育成率向上の検討
（3）人工保育の環境条件
（4）授乳方法
（5）育成方法
（6）注意事項
　　1）ふん尿の始末とふんによる健康状態のチェック
　　2）子どもの死亡の多い時期
　　3）下痢対策
　　4）休日の管理
　　5）その他

VI　病気と健康管理

1　病気の種類
（1）主な感染症
　　1）ヘルペスタマリヌス
　　2）麻疹
　　3）細菌性赤痢
　　4）サルモネラ
　　5）結核
　　6）その他の疾患
（2）ウェスティング症候群

2　症状観察
（1）動物の観察
（2）その他の観察

3　検収と検疫
（1）検収
（2）検疫

4　治療と術後管理

VII解剖学的特徴

1　肉眼解剖学的特徴　（藤野　健）
（1）外観
　　1）体幹および四肢
　　2）皮膚および体毛
　　3）外陰部
（2）頸部
　　1）剥皮後の外観
　　2）頸部深部の形態
（3）胸部
　　1）剥皮後の外観
　　2）肺
　　3）心臓
（4）腹部
　　1）消化器
　　2）横隔膜と腹大動脈との関係
　　3）泌尿，生殖器

2　組織学的特徴　（谷口 和之）
（1）胃
（2）十二指腸
（3）肝臓
（4）膵臓
（5）肺　
（6）腎臓
（7）脾臓
（8）副腎

VIII　付表－生理・生化学的背景データ

（1）血液学的背景データ（付表1～6，付図1）
（2）血清生化学的背景データ（付表7～15，付図2）
（3）尿に関する背景データ（付表16～17）
（4）一般生理学的背景データ（付表18～20）
（5）臓器重量等に関する背景データ（付表21～25，付図3）

IX　おわりに

索　引