全国学校図書館協議会選定図書
フィールドワーク30年。日本のツキノワグマ研究の第一人者である著者が、ツキノワグマと人間との共生を祈念してまとめました。日本においては害獣として駆除されてしまったり、外国では臓器の一部が高く売買されているため密猟の対象になったりしているツキノワグマですが、本当の姿というのはまだよく解明されていません。
豊かな自然の中でしか棲息できない、この森の住者の姿を100枚余の写真、20枚余のイラストなどで紹介。また著者がツキノワグマと実際に出会った際のエピソードなどが豊富に盛り込まれています。「クマは森なり」を信条とする著者が抱く、ツキノワグマへの情熱がこの1冊に詰まっています。
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