アドスリーの出版事業部では、生命科学雑誌Biophiliaをはじめ、実験動物学、医学、科学技術といった高度な専門領域から、サッカー、文化財、建築、歴史といった領域の一般書まで、幅広いジャンルの書籍を発行しています。 また、電子書籍化や、大学の講義、講演会等で使用する教科書の制作、販売(書店流通)も行っております。

老化・老年病研究のための動物実験ガイドブック

老化・老年病研究のための動物実験ガイドブック

商品コード: ad10019

編集: 日本基礎老化学会

発行日: 2008年5月30日
判型: A5判
頁数: 294ページ
書籍コード: ISBN 978-4-900659-90-2 C3047
定価:4,180円 (本体価格:3,800円)

オンライン書店で購入する

老化は、全身的な現象であるから、その原因の解明、予防策の樹立には、丸ごとの固体、即ち実験動物が極めて重要である。永年この研究に携わってきた、第一人者によって書かれた本書はまさに時宜に適したものであり、広い層の研究者に必携の書となると信じる。(今堀和友・東京大学名誉教授)

日本基礎老化学会

執筆者

巻頭言 ... 木谷 健一
総論 ... 後藤 佐多良

I.基礎老化モデル編

加齢げっ歯目実験動物育成を中心に ... 田中 慎・宮石 理
老齢マウス・ラットの病理 ... 伊藤 美武
げっ歯類を用いたかカロリー制限実験-若齢期からのカロリー制限- ... 樋上 賀一
げっ歯類を用いたカロリー制限実験-中高齢期からのカロリー制限- ... 高橋 良哉
脳老化病態モデル動物を用いた脳の形態学的解析 ... 島田 厚良
エネルギー代謝モデル動物 ... 山下 均
小動物を用いた運動モデル ... 内藤 久士
線虫モデル ... 安田 佳代・石井 直明
ショウジョウバエモデル ... 相垣 敏郎
サル類モデル ... 高田 昌彦・井上 謙一

II.老年病態モデル編

SAMマウス ... 細川 昌則・千葉 陽一
アミロイドモデル動物 ... 樋口 京一
Klothoマウス ... 萬谷 博
SMP30/GNLノックアウトマウス ... 石神 昭人
酸化ストレスモデルマウス ... 清水 孝彦・川上 哲・白澤 卓二
DNA修復異常モデルマウス ... 上原 芳彦・池畑 広伸・小野 哲也
内分泌モデル(GH/IGF-I)動物 ... 千葉 卓哉・山座 治義・下川 功
糖尿病モデルマウス ... 窪田 哲也・高本 偉碩・窪田 直人・門脇 孝
肥満モデル動物 ... 渡辺 光博・伊藤 裕
心臓疾患モデルマウス ... 谷池 正行・大津 欣也
ラットにおける心血管系の評価-左室拡張機能の評価法- ... 松井 宏光・下澤 達雄
呼吸器疾患モデルマウス ... 瀬山 邦明・小池 建吾・佐藤 匡・秋吉 妙子・相馬 早苗
肝臓疾患モデル動物 ... 寺谷 俊昭・冨田 謙吾・日比 紀文
覚醒状態でのラット膵内外分泌測定方法 ... 宮坂 京子・金井 節子・ 太田 稔・細矢 博子
自己免疫性疾患モデルマウス-関節リウマチのモデルであるコラーゲン関節炎について- ... 三瀬 節子・土井 貴裕
腎臓疾患モデル動物 ... 丸山 直記・今澤 俊之
サルコペニアモデル動物の評価 ... 町田 修一
マウスを用いた学習記憶試験法 ... 鍋島 俊隆・間宮 隆吉
認知症モデルマウス ... 武田 和也・吉崎 嘉一・田平 武
がんの発生・増殖・転移と老化マウスモデル ... 宇津山 正典・廣川 勝昱
女性生殖器疾患モデル動物 ... 津久井 通・井上 聡
泌尿器疾患モデル動物 ... 中川 毅史・武藤 智・堀江 重郎
骨疾患モデル動物 ... 宮崎 剛・岩澤 三康
皮膚老化モデルマウス ... 西山 敏夫・新井 浩司
眼科疾患モデルマウス ... 今村 裕
口腔疾患モデルマウス ... 小原 久実・斎藤 一郎)

目 次

巻頭言

総論

I.基礎老化モデル編

加齢げっ歯目実験動物育成を中心に
1.飼育条件
2.飼料統御
3.給水制御
4.温度制御
5.湿度制御
6.その他

老齢マウス・ラットの病理
1.動物実験の実施にあたって
2.病理学的検査
3.病理解剖
4.マウス・ラットによくみられる病変
5.マウス・ラットの加齢に伴う主要な病変
6.病変の発生頻度に及ぼす要因
7.生理的老化と病的老化
8.形態学的老性変化
9.自然発生病変と長期動物実験成績の評価

げっ歯類を用いたかカロリー制限実験
-若齢期からのカロリー制限-

1.CR実験における給餌法
2.CRの開始時期、摂取カロリーの設定
3.使用する食餌と給餌時間
4.使用するラットやマウスの系統、性別の選択
5.その他

げっ歯類を用いたカロリー制限実験
-中高齢期からのカロリー制限-

1.給餌法
2.摂取カロリー設定、開始時期
3.寿命延長効果

脳老化病態モデル動物を用いた脳の形態学的解析
1.脳をマクロ的・セミマクロ的に観察する
2.脳の病理組織標本を作製する
3.老化に伴うニューロンの変性を組織・細胞レベルで評価する
4.生化学的・分子生物学的解析のために新鮮脳を分割する

エネルギー代謝モデル動物
1.動物実験の準備
2.生理学的解析
3.血液生化学的解析
4.遺伝子・タンパク質解析

小動物を用いた運動モデル
1.実験動物に対する配慮
2.ラットの運動・トレーニング
3.トレッドミル走
4.自発ホイール走
5.水泳
6.おわりに

線虫モデル
1.線虫の一般的な情報源
2.基本的な飼育方法
3.寿命測定
4.寿命に影響を与える物質の探索方法

ショウジョウバエモデル
1.ショウジョウバエ系統の入手と飼育
2.遺伝子表記
3.性別、遺伝子型の見分け方
4.寿命の測定
5.化合物の投与実験
6.遺伝子的背景による影響の排除
7.突然変異体
8.遺伝子の共生発現
9.遺伝子ノックダウンとターゲティング

サル類モデル
1.サルの種類と疾患モデル
2.飼育・健康管理
3.薬物投与
4.麻酔
5.外科的手術
6.試料採取
7.組織採取
8.倫理的配慮

II.老年病態モデル編

SAMマウス
1.SAM系統マウスの老化と老化病体の特性
2.最近のトピックス

アミロイドモデル動物
1.アミロイドーシスとモデル動物
2.アミロイドーシルの診断
3.アミロイド線維の抽出
4.アミロイド線維の定量
5.モデル動物を用いる研究の注意点

Klothoマウス
1.Klothoマウス
2.klothoタンパク質の機能に関するこれまでの知見
3.Klothoマウスの飼育
4.実験例(Klothoマウスにおけるタンパク質分解異常の解析)
5.結語

SMP30/GNLノックアウトマウス
1.SMP30/GNLノックアウトマウス
2.ビタミンC実験法
3.SMP30機能解析実験
4.慢性閉塞性肺疾患(COPD)モデルマウス

酸化ストレスモデルマウス
1.活性酸素の種類
2.モデルマウス
3.酸化ストレスマーカー
4.組織学的解析
5.生化学的解析
6.抗酸化剤
7.おわりに

DNA修復異常モデルマウス
1.基本的概念
2.解析方法
3.ノックアウトマウス
4.注意点
5.今後の展望

内分泌モデル(GH/IGF-I)動物
1.下垂体の摘出
2.遺伝子・タンパク質解析
3.GH/IGF-Iシグナル改変動物
4.GH/IGF-I制御ラット

糖尿病モデルマウス
1.インスリン負荷試験(全身のインスリン抵抗性の評価)
2.グルコースクランプ試験(インスリン抵抗性の責任臓器の評価)
3.インスリンシグナルの検討
4.グルコース負荷試験(耐糖能とインスリン分泌能の評価)
5.単離膵島によるインスリン分泌能評価
6.膵島の免疫組織化学的評価

肥満モデル動物
1.ob/obマウス
2.db/dbマウス
3.黄色肥満マウス(Ayマウス)
4.KKマウス
5.KK-Ayマウス
6.fat/fatマウス
7.tub/tubマウス
8.NZOマウス
9.NSYマウス
10.Zucker fatty ラットと Zucker Diabetic fatty ラット
11.OLETFラット
12.多因子遺伝性モデルや食餌誘導性肥満モデルのQTLによる原因遺伝子解析
13.食餌誘導性肥満モデル
14.高脂肪食誘導性肥満における薬剤の影響検討例

心臓疾患モデルマウス
1.圧負荷心疾患モデルの作製
2.心筋梗塞モデル・虚血・再灌流モデルの作製
3.心臓疾患モデル動物の評価

ラットにおける心血管系の評価-左室拡張機能の評価法-
1.径胸壁心エコーによる評価
2.左室圧波計による解析

呼吸器疾患モデルマウス
1.解剖方法
2.形態学的解析
3.機能的解析
4.喫煙実験

肝臓疾患モデル動物
1.形態学的解析
2.肝機能解析
3.mRNA・タンパク質発現解析
4.肝臓構成細胞の採取・培養

覚醒状態でのラット膵内外分泌測定方法
1.膵外分泌機能検査
2.膵内分泌機能検査
3.遺伝子・タンパク質発現解析
4.膵臓構成細胞の採取・培養

自己免疫性疾患モデルマウス
-関節リウマチのモデルであるコラーゲン関節炎について-

1.コラーゲン関節炎とは
2.誘導方法
3.発病後の解析

腎臓疾患モデル動物
1.機能的解析
2.形態学的解析
3.遺伝子・タンパク質発現解析
4.腎構成細胞の採取・培養

サルコペニアモデル動物の評価
1.ヒトサルコペニアの表現型
2.実験の方法
3.サルコペニアモデル動物の開発

マウスを用いた学習記憶試験法
1.新奇物体認知試験
2.水探索試験
3.水迷路試験
4.恐怖条件付け学習試験
5.最後に

認知症モデルマウス
1.アルツハイマー病モデル動物
2.血管性認知症モデル動物

がんの発生・増殖・転移と老化マウスモデル
1.マウスメラノーマB16-F10を用いた実験

女性生殖器疾患モデル動物
1.女性生殖器疾患モデル動物
2.生理的機能の解析
3.形態学的解析
4.分子生物学的解析
5.女性生殖器特有のがん研究への応用

泌尿器疾患モデル動物
1.前立腺疾患
2.膀胱疾患
3.尿路結石症
4.多発性嚢胞腎
5.性機能低下

骨疾患モデル動物
1.骨検体の処理方法
2.骨組織標本作製
3.骨組織形態計測
4.骨構造解析
5.初代培養細胞を用いた機能解析

皮膚老化モデルマウス
1.ヘアレスマウスを用いた光老化モデル実験
2.有毛マウスを用いた毛周期、発毛実験
3.マウス皮膚創傷治癒実験
4.皮膚からの全RANの抽出
5.皮膚の組織学的解析

眼科疾患モデルマウス
1.機能的解析
2.形態学的解析
3.遺伝子・タンパク質発現解析
4.角膜・網膜色素上皮細胞の採取・培養

口腔疾患モデルマウス
1.実験モデル-硬組織疾患モデル
2.実験モデル-軟組織疾患モデル
3.実験モデル-唾液腺
4.解析方法-硬組織
5.解析方法-軟組織
6.解析方法-唾液腺

執筆者一覧

索引

トラックバック(0)

トラックバックURL: https://www.adthree.com/type/mt-tb.cgi/162