移植コーディネーターは臓器移植および組織移植を適正および迅速に施行するのに必須のスタッフであることに疑問はない。平成24年度から移植後患者指導管理料として、「移植コーディネーターが専任として移植医療に係る適切な研修を受けた看護師は、関係診療科及び関係職種と緊密に連携をとり、かつ適切な役割分担を考慮しつつ、医師の指示のもと臓器等移植後の患者に対して提供される医療について調整を行うこと。」と規定され、日本移植コーディネーター協議会(JATCO)などの規定された研修を受けた専任の移植コーディネーターを移植外来に設置すれば、保険点数が加算されることになった。平成23 年にはレシピエント移植コーディネーターの資格認定制度が発足され、移行措置にて現在103名のコーディネーターが資格を有しており、臨床の現場で待機患者や移植後のレシピエントをケアし支援している。平成26年度には移行措置が終了し、筆記試験および面接試験により新規でレシピエントコーディネーターの資格が認定されることになった。これにより、資格の取得を希望するコーディネーターおよびコーディネーターになろうと希望する医療スタッフから筆記試験にはどのような問題が出題されるのか、どのような要点を勉強すればよいのかという強い要望が日本移植コーディネーター協議会に寄せられ、今回この問題集を作成することに至った。問題のほとんどは、第1回から12回までJATCOの総合研修会演習会で研修修了時に評価として出題した問題を中心に作成されたものである。この問題集を勉強することにより、コーディネーターとして移植の全般的な知識を高め、試験に合格するだけでなく、臨床にも生かせる資料となればと思う。
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