アドスリーの出版事業部では、生命科学雑誌Biophiliaをはじめ、実験動物学、医学、科学技術といった高度な専門領域から、サッカー、文化財、建築、歴史といった領域の一般書まで、幅広いジャンルの書籍を発行しています。 また、電子書籍化や、大学の講義、講演会等で使用する教科書の制作、販売(書店流通)も行っております。

生命科学の最近のブログ記事

公益財団法人ブレインサイエンス振興財団編による、シリーズ2024年度版。

脳研究の最前線を知る。2024より、本文カラー化。より理解しやすくなりました。

2024年版のハイライトは、パーキンソン病の解明であり、複雑な霊長類の脳回路、神経回路を化学遺伝学イメージングで探る研究法の解説である。また、ヒト脳の進化、記憶を長期保存するメカニズム、Dreadd を介した、視床から大脳皮質へ送られる並列経路の解明、不確実性下の総合的意思決定を媒介する神経回路、うつ病におけるサイケデリック(セロトニン作動性幻覚薬)の利用であり、睡眠時のイメージング解析であり、統合失調症と不眠症の治療について言及。

この書籍は4月下旬の発売予定です。

薬の専門家は薬剤師であり、 解剖生理学はチーム医療では必須の知識です。
カラダのしくみとはたらきを学修できるようにまとめた超入門書。12の器官系、組織の構造と機能、生体機能を維持するための調節機構について理解できるようにまとめました。

・ 疾患の原因、医薬品の効果や副作用の発現を理解するうえでの必須の知識
・薬理学、病態・薬物治療学、薬物動態学、副作用学などの基盤になる学問
・薬剤師国家試験の試験範囲に対応。基礎固めに最適です。

教科書・副読本におすすめいたします。

こちらの書籍は4月中旬の発売予定です。

医師・看護師・理学療法士・作業療法士を目指す医療系学生に贈る、骨・関節・筋についてのテキスト。

医師・看護師・理学療法士・作業療法士を目指す医療系学生にとって、最初に接するのが解剖学の骨・関節・筋です。骨・関節・筋は複雑で、三次元的に理解することが難しく、マスターするのに苦慮します。学習者が人体構造の精緻さ・複雑さ・不思議さを理解し、効率よく解剖学的知識を身につけられるように、本書はシンプルなスケッチと写真、短い文字情報により構成し、必要不可欠な学習内容を選択することができるようにしました。本書掲載解剖イラスト、実物写真は、私達解剖学教員自身によって撮影、描かれています。学習の助けとなる1冊です。

全頁フルカラー。解剖学概要、運動器総論、骨と関節各論、骨格筋各論の4大項目にて構成。

骨・関節・筋に特化した臨床的事項、ロコモティブシンドローム、骨粗鬆症、椎間板ヘルニア、手根管症候群などを記載。

公益財団法人ブレインサイエンス振興財団編による、シリーズ2023年度版。

脳研究の最前線を知る。

脳の中の出来事はどうやって測れるか。研究評価では、「1.研究費申請の採択率」、「2.論文出版数」、「3.当該分野での影響力」、「4.科学の枠組みに対して起こしたパラダイムシフトの大きさ」の4つが基準になる。そのなかでも創造性評価により「1.NMDA受容体の分子構造、機能、制御」および「2.運動学習の回路」を選出。グルタミン酸は脳の興奮性活動を担うシナプス伝達物質であり、NMDA型グルタミン酸受容体は記憶や学習など脳の高次機能に不可欠な分子。X線結晶学、クライオ顕微鏡、単粒子解析を用いてNMDA型グルタミン酸受容体の構造解析、機能解析に中心的役割を果たし、創薬の基礎情報として利用。もう一方の「運動学習の回路」ではパーキンソン病やジストニアなどの運動失調・運動障害疾患の病態解明に深く貢献し、また学習理論や人工知能の設計基盤となることが期待される。そのほかギャンブル依存症などに対する臨床応用の可能性と課題、神経回路を理解するため、個々の神経細胞の形態を可視化し、その投射先を明らかにする解剖学的染色法やトレーサー以外に、アデノ随伴ウイルス、レンチウイルスなどを用いたトレーサー、また微小構造からの測定のために高感度・高速で局在性の高いセンサーの開発、カルシウムイメージング、膜電位イメージングの開発について解説。神経活動と不眠症、神経疾患と核・細胞質間物質移動についても述べられ、最もホットな「光遺伝学」の応用についても述べている。

本書では、第1章「歯の生物学的アプローチ」で、歯の成り立ち、動物の歯とヒトの特徴や、違いなど、歯をめぐる概論を、第2章「ヒトの歯科診療」では、進歩し続けるヒトの歯科診療について、むし歯、歯周病の予防と治療を中心に紹介。第3章「動物の歯科診療」では、発展途上にあるペットの歯科診療について、主にイヌの歯の病気の概要、予防法と治療法を紹介しています。ご自身の歯についてあらためて考え、動物の歯についての知識も得られる内容をめざしました。

著者たちは1983年から1985年アメリカ・マサチューセッツ州ウースターに暮らし、アメリカの多くの国立公園を訪れ、雄大な景色とバイソンなどの野生生物との出会いに感動した。 
その後日本に戻り、タンチョウの写真を撮りに行ったのをきっかけに、野鳥に関心を持つようになり、二人でバードウオッチングを楽しむようになって30年以上になる。彼らのベースキャンプである長野を中心に、北海道や石垣島、奄美、三宅島から、さらにはアフリカ、南アメリカの野鳥に興味をそそられたという。
本書の掲載対象地は、タンザニア、モンゴル、タイ、マレーシア、ケアンズ(オーストラリア)、ハワイ(アメリカ)、コスタリカ、ドイツ/オランダ/スペインである。35年余りに撮りためてきた写真を1冊の書籍としてまとめ、レイアウトはすべて著者らが自身で造り出したものである。著者らは野鳥をはじめ、野生動物、植物、自然が造り出す国内外の景観をこよなく愛している。本書により、著者らの感動を体験していただきたいと思う。自然の中で素晴らしい生き物や景観に出会った時の「息をのむような瞬間」とそれをカメラに収めるためにシャッターを押すときの「息を止める瞬間」を感じていただきたいと思う。加えて、この地球の素晴らしい自然がいつまでも存続することを願っている。
綺麗な鳥たち、可憐な鳥たち、可笑しな鳥たち、大空を駆け巡る姿、不思議な・魅力的な鳥たちを求めて世界各地を巡り、その土地に生きる鳥たち・野生動物たちを慈しむ。
今日もまた二人で鳥達に会いに行く。

珠玉の写真集です。ご自分用のほかにも贈り物に最適です。

【特集】論理薬科学の「論理的」とは?"薬と体の相互作用を解明し、薬を科学する"ことです。創薬における論理的な思考は、可能性を絞り、 効率的にシーズを発見していこうとする方法です。酵素以外の構造タンパク質やシグナル伝達タンパク質の制御を目的とします。構造生物学、量子化学、計算機科学、有機化学、分子細胞生物学からの情報を利用して分野横断的に創薬を行うものであり、従来の手法に比べて格段に創薬のゴールへの効率が高いところが論理薬科学のポイントです。

【特集】 「ありとあらゆるモノ」がインターネットにつながる現在、多くの人々の関心
がIoTに寄せられています。今回医療現場でのIoT利用について特集しました。
 ポイントは以下の要素となります。
  ① 「センサー」でヒトから情報を取得する。
  ② インターネットを経由してデータを蓄積する。
  ③ サーバーなどに蓄積されたデータをAIで分析する。
  ④ 分析結果に応じ、ヒトにフィードバックする。
 採血などに対し、痛くない検診は患者自身のQOLを飛躍的に向上させ、難病
や希少疾患のデータ蓄積からは治療方法が開発され、治療薬の投与についても
オーダーメイドでの的確な選択ができ、医療費のコストも低減されます。
 医療現場では今、斬新なアイデアから無限の可能性が広がろうとしています。

【特集】 アストロバイオロジーセンターが2015年設立され、本格的な研究が日本でも始まりました。
 数多くの太陽系外惑星の数が発見され、地球と同じサイズのスーパーアースも発見されています。近未来、太陽系外にハビタブルな(生命が存在する可能性のある)惑星の発見、生命の存在が確認されることでしょう。
 天文/ 宇宙科学、地球科学、化学系、生命系の研究者が喧々諤々議論を始めています。21世紀は生命科学の時代。ETの存在など映画のこと、絵空事と考える人々がほとんどと思います。現在、この宇宙空間には、少なくとも観測可能な範囲には、地球以外に知的生命体は存在しません。しかしながら今様々なアイデアや手法、機器開発で地球外生命体を探索しています。
 今回、地球外生命体探索への展望を最新の知見で構成します。

【特集】
ヒトとウイルス・細菌・寄生虫の関係について、「人間が善、細菌が悪」という考え方を止めるよう呼び掛け、「宿主(人)とその寄生生物(微生物:ウイルス・細菌・寄生虫)は、それぞれのゲノムが結び付いてキメラのような状態になっている超個体と見なすべきです」とレーダーバーグは述べます。
 腸内細菌がいなくなると免疫が「暴走」します。腸炎とは、腸がただれたり、下痢が起きたりします。からだは免疫という仕組みを持っており、細菌をはじめとした異物に抵抗しています。腸内細菌があるとよいバランスを保っていますが、腸内細菌がいなくなると免疫が過剰な反応をして、いわば暴走し始める現象を発見、腸内細菌の17種類を腸に投与すると腸の炎症を押さえ込めることまで突き止めました。今最も注目されています腸内フローラを最新の知見で構成します。

【特集】
健康とは何か、未病とは何か。旧来の概念が改めて臨床現場で注目されています。今回、衣・食・住からココロまでをテーマに構成します。
 健康とは、衣食住の観点から整理すると、身だしなみに気を配り、おしゃれ感覚で身体を動かす、腸内細菌と共生し、四季折々おいしい食生活を楽しむ、自身にとっての快適な住まい環境、ストレスに耐えられる他者との会話、生活に対し、前向きに活発に行動できることでしょう。

宇宙開発、とくに有人宇宙活動におけるさまざまな生態工学的な取り組み、地球環境問題の解決のための陸域環境や水圏環境での取り組み、農業やエネルギー問題についての生態工学的なアプローチ、センシングや光と生物の問題など、生態工学の基礎となる学問分野を網羅。宇宙開発、環境問題に貢献してきた生態工学会30年の研究成果の総決算。

【特集】 海洋生物資源のイノベーション ─その2─  太平洋の面積は1億6,600キロ平方メートル、最大深度は10,920メートル、平均深度は4,188メートル、一方、日本海は100万キロ平方メートル、最大深度は3,796メートル、平均深度は1,667メートル。日本近海には多様な生息・生育環境が存在し、3万種以上の海洋生物種数が確認されている。広大な未知の海洋領域の課題について提起していきます。

【特集1】
急速に高齢化する現代日本では、うつ病は自殺の要因として問題視され、経済的損失が極めて大きい疾患です。また、うつ病は双極性障害(躁うつ病)と合わせると100万人もの患者がおり、未治療の患者数はその数倍と推定されます。うつ病は社会経済的インパクトが大きい疾病であり、対策を講じるべき重要な疾患です。うつ病対策の最前線、うつ病を取り巻く現状と課題について第一線の研究テーマを取り上げました。

【特集2】
海洋国日本とはいいながら私たちは海を知らないですごしています。日本を取り巻く海は、古くから水産・流通をはじめ、文化と交流を支えてきた大切な海域です。海は生物生産性と生物多様性が求められ、人と自然が共生する場所です。一番身近な海である里海(さとうみ)は人の手で陸域と沿岸海域が管理されることにより、物質循環機能が保たれ、豊かで多様な生態系と自然環境を保全され、私たちに多くの恵みを与えてくれます。ハタハタの資源管理のように禁漁を設けるなど、原生自然に近い海域環境の保全、海域の生態系の保護等を図ることも大事なことです。海と人との適切な関わり方を模索し、海に対する知見を深めていくことが新しい時代へのイノベ―ションとなります。

難病とは、原因不明で治療方法も未確立であり、かつ生活面での長期にわたる支障がある疾患です。全国規模での症例の把握とその病態解明が進められていますが、治療薬の開発は市場原理により困難でした。いま、難病に対する創薬と医療機器の開発は、飛躍的なスピードで進みつつあります。世界中で確認されている難病は 4,000とも 5,000疾患ともいわれています。国内では現在306疾患が「指定難病」で、「医療費助成」の対象です。
 本特集は、治療薬や医療機器の開発がいかに困難なものであったか、研究者の使命感と情熱が 8つのテーマからご理解いただけると思います。

マウス・ラットなどの感染症診断を理解できる「実験動物の微生物モニタリングマニュアル」の全面改訂版。培養、血清反応、鏡検・PCR法を紹介。ウイルス・細菌・寄生虫による感染症を「分類・性状、宿主・病態、診断」の項目により画像と見開きで構成。マウス・ラットの感染症診断をこの一冊で閲覧できる。


実験動物の感染症と微生物モニタリング(2015年4月30日発行)正誤訂正のお願い

本書の掲載画像について間違いがございました。
謹んでお詫び申し上げますとともに、 ここに訂正申し上げます。


p.65 左上画像「C.rodentium 感染マウスに認められた腸管肥厚」はp.44 に移動。
なお、画像の説明は「MRV自然感染マウスに認められた小腸内ガス貯留」とご訂正ください。

2020.10.29

安楽死に関するガイドライン(旧称、米国獣医学会:安楽死に関する研究会報告)
原著: AVMA Guidelines on Euthanasia

現在、生命科学の分野でもっとも注目を集めている、発生・再生の研究。
環境化学物質から細胞接着分子、クローン技術まで・・・
その研究領域は極めて広く多岐にわたっている。
関西学院大学のサイエンティストたちが、科学を志す高校生にもわかりやすくユーモアたっぷりに自らの研究を語り、研究の最先端に触れることができる、画期的な入門書。

新聞、雑誌で話題沸騰
─冷凍マウスからのクローンマウス誕生への軌跡─

世界で初めて、マウスの死骸から体細胞クローンマウスを誕生させた若山照彦。若山氏はクローン研究のトップランナーとして、世界を舞台に活躍を続けている。幼い頃からSF小説にあこがれ、研究者をめざした若山氏は、「SFの世界を現実のものにしたい」という夢をもっている。そんな夢のひとつが、「絶滅したマンモスの復活」。クローン技術を使えば、マンモスを現在によみがえらせることも可能になるかもしれない。人間味あふれる若山照彦がその研究成果を通し、クローン技術の今と、未来への展望を語る!

老化は、全身的な現象であるから、その原因の解明、予防策の樹立には、丸ごとの固体、即ち実験動物が極めて重要である。永年この研究に携わってきた、第一人者によって書かれた本書はまさに時宜に適したものであり、広い層の研究者に必携の書となると信じる。(今堀和友・東京大学名誉教授)

【教科書採用をご検討の先生方へ】

日本獣医生命科学大学、日本大学、東京農業大学など、農学・獣医系、生命科学系の大学・学部で教科書としてご採用いただいています。農業高等学校、専門学校での採用実績もございます。
採用をご検討いただけます際には、試読を御受付いたします。


生命現象を理解するための基礎となる生理学。本書では、図・写真を多用し、哺乳類の生理学を学ぶ初心者向け、生理学を通じて生命の仕組みの全体像を判りやすく解説した。

今日までの生命科学における進歩と発展の多くの部分は、動物実験等により得られた成果によるところが大きく、今後も生命科学の探求、人や動物の健康維持、環境保全などの課題解決には動物実験等が必要不可欠な手段である。
一方、動物実験では命ある動物を用いることを踏まえ、実験動物の福祉に配慮するとともに、科学的に適正な動物実験等を実施し、社会の理解と強力を得る必要がある。  (訳者まえがき より)

 本書は、2005年に行われた第104回日本畜産学会にて「クローンとエピジェネティクスの新展開」として開催されたシンポジウムをまとめたものです。講演内容を、大学、短大の畜産・獣医・応用動物科学系・理学・生物学系の学生の皆さんや研究者、技術者あるいは臨床家にも十分に理解していただけるように編集し直しました。

  講演内容のまとめと合わせて、各著者の紹介では、現在の研究を始めたきっかけや苦労話、研究(人生)に影響を与えた出逢い、ことば、などについてご執筆いただき、とくに、これから研究者を目指そうと考えている人たちのためのよい参考書になって欲しいと考えてつくりました。

  この本には、21世紀にサイエンティストになり、生き抜くためのヒントがいっぱい詰まっています。それぞれの最前線に立って研究を続けておられる研究者の勇気ある言葉や苦労話も堪能してください。 (今川和彦)

【教科書採用をご検討の先生方へ】

東京農業大学、岐阜大学、阪南大学などで教科書としてご採用いただいています。
採用をご検討いただけます際には、試読を御受付いたします。

本書は、広く生物進化の事実を明らかにし、生物進化を裏付ける多くの進化論や進化学説の発展過程を歴史的に解説しています。また、生物進化の全体像と主要な問題をわかりやすくまとめています。大学教育の専門課程につながる副読本としても役立つ書としてお薦めです。

まえがき

あとがき

主な参考図書・資料(年代順)

索引

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