実験動物や動物実験に携わる獣医師、技術者、研究者、倫理委員会の担当者に対し、実践的なアドバイスを提供するもので、加えて著者の40年以上にわたる「実験動物の麻酔と鎮痛」を通して実験動物の福祉についての著者の強い思いを反映しており、必携の書となります。
【訳者からのコメント】 第4版から取り上げたしかめっ面スケール(grimace scale)によるマウスとラットの痛み評価法に加え、第5版にはウサギの評価法について解説する。3種類の実験動物のしかめっ面スケールポスターは訳者らがイギリスのNC3Rsとタイアップし、全国に無料配布中。本書の活用により実験動物の痛みの軽減に貢献した。
【訳者来歴】
東北大学名誉教授、獣医師。
日本実験動物医学専門医協会専門医、東北大学大学院医学系研究科教授、東北大学大学院医学系研究科附属動物実験施設長、東北大学動物実験センター長を歴任。