アドスリーの出版事業部では、生命科学雑誌Biophiliaをはじめ、実験動物学、医学、科学技術といった高度な専門領域から、サッカー、文化財、建築、歴史といった領域の一般書まで、幅広いジャンルの書籍を発行しています。 また、電子書籍化や、大学の講義、講演会等で使用する教科書の制作、販売(書店流通)も行っております。

医学の最近のブログ記事

薬の専門家は薬剤師であり、 解剖生理学はチーム医療では必須の知識です。
カラダのしくみとはたらきを学修できるようにまとめた超入門書。12の器官系、組織の構造と機能、生体機能を維持するための調節機構について理解できるようにまとめました。

・ 疾患の原因、医薬品の効果や副作用の発現を理解するうえでの必須の知識
・薬理学、病態・薬物治療学、薬物動態学、副作用学などの基盤になる学問
・薬剤師国家試験の試験範囲に対応。基礎固めに最適です。

教科書・副読本におすすめいたします。

こちらの書籍は4月中旬の発売予定です。

医師・看護師・理学療法士・作業療法士を目指す医療系学生に贈る、骨・関節・筋についてのテキスト。

医師・看護師・理学療法士・作業療法士を目指す医療系学生にとって、最初に接するのが解剖学の骨・関節・筋です。骨・関節・筋は複雑で、三次元的に理解することが難しく、マスターするのに苦慮します。学習者が人体構造の精緻さ・複雑さ・不思議さを理解し、効率よく解剖学的知識を身につけられるように、本書はシンプルなスケッチと写真、短い文字情報により構成し、必要不可欠な学習内容を選択することができるようにしました。本書掲載解剖イラスト、実物写真は、私達解剖学教員自身によって撮影、描かれています。学習の助けとなる1冊です。

全頁フルカラー。解剖学概要、運動器総論、骨と関節各論、骨格筋各論の4大項目にて構成。

骨・関節・筋に特化した臨床的事項、ロコモティブシンドローム、骨粗鬆症、椎間板ヘルニア、手根管症候群などを記載。

漢方診療の基本がわかり、思考がわかり、処方がわかる入門書。

カラー図版多数でわかりやすく、読みやすい。

総論:漢方のポイントをあれこれ解説/漢方薬は未病状態から慢性疾患にいたるまで対処できる?/漢方薬は体質や体格・体力などによって薬がちがう?/薬の力を借りて自分で治す、それが漢方治療?
各論:「ココロとカラダの不調を改善する漢方医学の素晴らしさを伝えたい」第一線の専門医による、症例、診断、疾患別処方まで、漢方のポイントをやさしく解説。

本書は大学一般教養課程の「教養の生物学―ヒトのからだ―」として企画。人体そのものを扱う医学部はもちろん、応用生物学部、工学部、教育学部の学生が対象となる。

"ひと"を対象とする学問分野が増えている。"ひと"をどのような切り口でとらえるにしても、生き物としての"ヒト"の特性を無視しては、"ひと"を正しく理解することはできない。 本書は、人体の基本的ななりたちとはたらきをQ and A方式でまとめている。「非医療系学生」が読んでわかるような内容になっている。医療や健康に関する話題を盛り込み、詳細な内容はコラム欄に付記。著者のスケッチ画と文章を見開き2ページの中に配置。

ウェルカムトラストの責任者であり、新興感染症の専門家であるジェレミー・ファラーは、中国で奇妙な呼吸器疾患について知った世界で最初の人々の1人であり、人々の間で容易に広がる可能性があることを知った。

本書はパンデミックに対する深く洞察に満ちた評価であり、英国内および国際的なグループからの内部情報によって構成されている。

今教訓を学ばなければ新たなパンデミックは避けられないという真実とパンデミックの取り扱いについての真実を学びたいと思っているすべての人には必読。

本書の分析は、将来のパンデミックの脅威に備えるためにどのように対応しなければならないかについての参考図書として役立つ。

公益財団法人ブレインサイエンス振興財団編による、シリーズ2022年度版。

2022年版では1章では軸索輸送のメカニズムを理解するうえで、超解像顕微鏡を開発し、1分子レベルでのライブ・イメージングを実現させる過程が述べられ、3章ではゲノム編集を用いたラベリング技術により、細胞内構造を構成するタンパク質の分布や相互作用の解明を進める過程が述べられる。8章では走査型電子顕微鏡による連続切片の再構成に基づいた細胞内の膜構造解析について、第5章では光遺伝学、カルシウムイメージング、特にGRINレンズを用いた超小型蛍光顕微鏡について解説している。たんぱく質(AMPAサブユニット)への局所光操作による機能解析については2章および4章に詳しい。

発達障害とは何かについて、発達障害医療に関わる人はもちろん、当事者や家族にもわかるように解説。発達障害に対する医療の役割や、デイケアプログラム、就労支援、新しい治療の試みなども取り上げます。

Part1:発達障害の患者学─治す医療から治し支える医療について
発達障害とは何か、自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如多動症(ADHD)、学習障害などについて、やさしく解説します。歴史と変遷や、医学的な解説を通し、理解が深められるように手助けいたします。
Part2:発達障害に対して医療ができること-診断から治療へ
診断から、治療、支援について学びます。「自分と同じ悩みを持っている人が他にもいることがわかって良かった」と、デイケア、ショートケアプログラムに参加された方から感想が述べられています。デイケア、ショートケアプログラム、その他就労支援などについて学びます。

公益財団法人ブレインサイエンス振興財団編による、シリーズ2021年度版。

第33回塚原仲晃賞受賞のトーマス・マックヒュー(理化学研究所)の論文を含め、2018年度に学術研究助成を受けた9名の若手脳科学者たちの優れたオリジナル論文を収載。

解剖見学実習を行う医療系大学・専門学校が増えている。岐阜大学医学部では、毎年延べ900名の医療系大学・専門学校の学生に解剖見学実習の機会を提供。医療系学生には、体内の構造を見分けるのは至難のわざである。なぜなら動脈は赤いと信じてきた彼らの目の前に"白い動脈"が走っているからである。

本書の46項目は医療系大学・専門学校へのアンケートで挙げられた、各専門職の"ホットスポット"である。

見学すべき構造の位置や形、観察の対象を明確にし、テキストで得た知識と目の前にある対象物を比較しよう。本書を塗り絵感覚で利用し、観察で気づいたことを余白にメモし、本書を完璧な見学実習マイノートにしよう。

【特集】ドライシンドローム
 皮膚は外敵からの防御の最前線であり、免疫反応を行います。微生物の侵入と微生物の増殖発育を阻害する機械的バリアと化学物質の分泌を行います。

【巻頭言】
ドライ症候群および予防治療法の将来について
塩田清二(星薬科大学先端生命科学研究所ペプチド創薬部門 特任教授)

【特集】ドライシンドローム
特集1.ドライアイシンドロームを治療する
清水 映輔(慶應義塾大医学部眼科学教室)
小川 葉子(慶應義塾大医学部眼科学教室 特任准教授)
坪田 一男(慶應義塾大医学部眼科学教室 教授)

特集2.ドライシンドロームの原因と現状
斎藤 一郎(鶴見大学歯学部 教授)

特集3.乾皮症を伴う皮膚疾患
末木 博彦(昭和大学医学部皮膚科学講座 教授)

特集4.ドライ症候群の基盤研究
塩田 清二(星薬科大学先端生命科学研究所ペプチド創薬部門 特任教授)
平林 敬浩(星薬科大学先端生命科学研究所ペプチド創薬部門)
中町 智哉(富山大学大学院理工学研究部(理学)生体制御学講座 講師)

【連載】コンパニオンバードから学ぶ 第4回 ~災害時における人とコンパニオンアニマルの避難 その2~
重茂 浩美(文部科学省科学技術・学術政策研究所)

注:Amazon限定商品。2018年9月20日よりAmazonより販売開始。 アスリートにも参考になる現代スポーツ医療の今を知りたい人へのお勧めの一冊 ステートアマ勝利至上主義から始まったドーピング薬物問題。わが国では2018年6月、スポーツにおけるドーピングの防止活動の推進に関する法律が成立し、10月1日より施行されることになりました。今後ドーピングに関してはますます注意を払わなくてはなりません。本書はドーピング問題を第一線の専門家によりわかりやすく解説しています。

 希少難病、未診断疾患に苦しむ子どもとそのご家族、主治医、創薬に携わる研究者、行政などたくさんの人々がどのように恐ろしい病気と向き合い、課題を解決していくのかを克明に著わした小児科医Phil Reillyの著書です。彼は1981年イエール大学医学部を卒業、Boston City Hospitalで研修を積み、法律にも精通し、2度American Society of Law, Medicine, and Ethicsの会長を務めました。Harvardにfaculty positionをもちつつ、2009年からThird Rock Venturesのパートナーとして活躍、多くのInnovative therapyを開発するベンチャー企業を育成してきました。
 現在、ヒトゲノムの解明、遺伝子治療の出現やiPS細胞、ゲノム編集技術に代表される最先端技術の出現により、この世界にも大きな変革の波が押し寄せようとしています。
 難病に苦しむ患者さんとそのご家族だけでなく、現場の医師や看護師、薬剤師の方々、すでに医学部で学んでいる学生、医学部以外に所属していても将来は人に役立つ生命科学研究を志したい若者、これから医学を志そうという高校生、創薬にチャレンジしたい人たちにもぜひ読んでいただきたい書です。また何に自分の情熱をかけたらよいかわからない人たちにも。この訳本が異なる領域の皆さんの触媒役を果たし、学際的な研究開発が生まれる契機になれば大きな喜びです。

特集】がん患者の栄養(管理)
いま、がん治療の最先端では病院食に注力しています。なぜなら、口から食べ物を摂ることは生きる力です。がん患者さんにとってなぜ栄養管理が大事か、生理的・生化学的メカニズム、がんの栄養代謝から食欲不振時の対応、治療に伴う副作用による食事への具体的な対応、最新の栄養療法、機能性成分について解説します。従来にはないがん患者さんの食生活への医療スタッフからの新しい視点が随所に盛り込まれています。たとえば、症状があり、食べることがつらいときは無理に食べる必要はなく、水分は充分摂ること、薬品の排泄や脱水、便秘の予防のためにも重要ということであり、食べ物を摂るためのちょっとしたヒントが盛り込まれています。

【巻頭言】
がん患者の栄養(管理) 利光 久美子(愛媛大学医学部附属病院栄養部長)

【特集】特集がん患者の栄養(管理)

特集1.がん患者の栄養管理・総論 桑原 節子(淑徳大学看護栄養学部 教授)

特集2.がんの栄養代謝 寺本 房子(川崎医療福祉大学医療技術学部臨床栄養学科 特任教授)

特集3.がん患者の食欲不振時の対応 渡邊 慶子(高知学園短期大学生活科学学科 教授)

特集4.がん治療に伴う副作用対応Ⅰ(悪心、嘔吐) 稲野 利美(静岡県立静岡がんセンター 栄養室長) 

特集5.がん治療に伴う副作用対応Ⅱ(口内炎) 松村 晃子(徳島大学病院栄養部 副栄養部長) 

特集6.がんの栄養療法 須永 将広(国立病院機構渋川医療センター栄養管理室 栄養管理室長)

特集7.がんと機能性成分(EPA 他) 中濵 孝志(公益財団法人がん研究会有明病院栄養管理部 副部長)

【連載】
コンパニオンバードから学ぶ 第3回 / 重茂 浩美(文部科学省科学技術・学術政策研究所)

【特集】皮膚の世界─バリア・免疫の担い手
 皮膚の世界への新しい視点にようこそ。ヒトと微生物との共生について、
ノーベル受賞者レーダーバーグは「人間が善、細菌が悪」という考え方を止め
るよう呼び掛け、「宿主(人)とその寄生生物(微生物)は、それぞれのゲノム
が結び付いてキメラのような状態になっている超個体と見なすべき」と述べ
ました。皮膚の微生物叢(微生物フローラ)でも腸内細菌の数(約100兆個)
に対して1,000~ 1,000,000個ほどあります。アトピー性皮膚炎の関係に
ついてブリーチバスセラピーが本書でふれられております。菌がなぜ増えるの
か、なぜ、ディスバイオシス(腸内細菌叢の変容)を起こすのか?新しい治療法・
最新のアプローチが全章にわたって述べられております。

【巻頭言】
末木 博彦(昭和大学医学部皮膚科学講座 教授)

【特集】

特集1.皮膚の世界外と内を分けるバリアとは / 野村 尚史(京都大学大学院)
特集2.免疫臓器としての皮膚 skin-associated lymphoid tissue (SALT) / 末木 博彦(昭和大学医学部皮膚科)
特集3.皮膚マイクロバイオームと皮膚アレルギー / 佐山 浩二(愛媛大学大学院医学系研究科皮膚科学 教授)
特集4.ヒト皮膚における抗菌ペプチド / 村上 正基(愛媛大学大学院医学系研究科皮膚科学)
特集5.アトピー性皮膚炎の病態における皮膚細菌叢 / 海老原 全(慶應義塾大学医学部皮膚科) 
特集6.皮膚の世界 経皮感作から始まる食物アレルギー / 千貫 祐子(島根大学医学部皮膚科)
特集7.皮膚の光老化 / 山田 秀和(近畿大学医学部奈良病院皮膚科 教授 / 近畿大学アンチエイジングセンター副センター長)
特集8.紫外線、当たっていいの?悪いの? / 上出 良一(ひふのクリニック人形町院長)
特集9.Aromadermatology:アロマダーマトロジー / 久保 浩子(オリエンタル・アロマセラピィ・カレッジ) ,塩田 清二(星薬科大学)

【連載】
コンパニオンバードから学ぶ 第2回 / 重茂 浩美(文部科学省科学技術・学術政策研究所)

脳波や脈拍,画像情報、さらには視線といった生体情報を利用した多様なシステム・サービスが提供されつつある。本書は医工学の基本をイラストを用いて解説。医療機器を使用する方,これから生体計測開発を目指す方にも待望の書

【特集】論理薬科学の「論理的」とは?"薬と体の相互作用を解明し、薬を科学する"ことです。創薬における論理的な思考は、可能性を絞り、 効率的にシーズを発見していこうとする方法です。酵素以外の構造タンパク質やシグナル伝達タンパク質の制御を目的とします。構造生物学、量子化学、計算機科学、有機化学、分子細胞生物学からの情報を利用して分野横断的に創薬を行うものであり、従来の手法に比べて格段に創薬のゴールへの効率が高いところが論理薬科学のポイントです。

【特集】 「ありとあらゆるモノ」がインターネットにつながる現在、多くの人々の関心
がIoTに寄せられています。今回医療現場でのIoT利用について特集しました。
 ポイントは以下の要素となります。
  ① 「センサー」でヒトから情報を取得する。
  ② インターネットを経由してデータを蓄積する。
  ③ サーバーなどに蓄積されたデータをAIで分析する。
  ④ 分析結果に応じ、ヒトにフィードバックする。
 採血などに対し、痛くない検診は患者自身のQOLを飛躍的に向上させ、難病
や希少疾患のデータ蓄積からは治療方法が開発され、治療薬の投与についても
オーダーメイドでの的確な選択ができ、医療費のコストも低減されます。
 医療現場では今、斬新なアイデアから無限の可能性が広がろうとしています。

【特集】
ヒトとウイルス・細菌・寄生虫の関係について、「人間が善、細菌が悪」という考え方を止めるよう呼び掛け、「宿主(人)とその寄生生物(微生物:ウイルス・細菌・寄生虫)は、それぞれのゲノムが結び付いてキメラのような状態になっている超個体と見なすべきです」とレーダーバーグは述べます。
 腸内細菌がいなくなると免疫が「暴走」します。腸炎とは、腸がただれたり、下痢が起きたりします。からだは免疫という仕組みを持っており、細菌をはじめとした異物に抵抗しています。腸内細菌があるとよいバランスを保っていますが、腸内細菌がいなくなると免疫が過剰な反応をして、いわば暴走し始める現象を発見、腸内細菌の17種類を腸に投与すると腸の炎症を押さえ込めることまで突き止めました。今最も注目されています腸内フローラを最新の知見で構成します。

真の健康とはなんでしょうか。また未病とはなんでしょう。
本書は健康について衣・食・住からココロまでをテーマに構成します。

【特集】
健康とは何か、未病とは何か。旧来の概念が改めて臨床現場で注目されています。今回、衣・食・住からココロまでをテーマに構成します。
 健康とは、衣食住の観点から整理すると、身だしなみに気を配り、おしゃれ感覚で身体を動かす、腸内細菌と共生し、四季折々おいしい食生活を楽しむ、自身にとっての快適な住まい環境、ストレスに耐えられる他者との会話、生活に対し、前向きに活発に行動できることでしょう。

【特集1】
急速に高齢化する現代日本では、うつ病は自殺の要因として問題視され、経済的損失が極めて大きい疾患です。また、うつ病は双極性障害(躁うつ病)と合わせると100万人もの患者がおり、未治療の患者数はその数倍と推定されます。うつ病は社会経済的インパクトが大きい疾病であり、対策を講じるべき重要な疾患です。うつ病対策の最前線、うつ病を取り巻く現状と課題について第一線の研究テーマを取り上げました。

【特集2】
海洋国日本とはいいながら私たちは海を知らないですごしています。日本を取り巻く海は、古くから水産・流通をはじめ、文化と交流を支えてきた大切な海域です。海は生物生産性と生物多様性が求められ、人と自然が共生する場所です。一番身近な海である里海(さとうみ)は人の手で陸域と沿岸海域が管理されることにより、物質循環機能が保たれ、豊かで多様な生態系と自然環境を保全され、私たちに多くの恵みを与えてくれます。ハタハタの資源管理のように禁漁を設けるなど、原生自然に近い海域環境の保全、海域の生態系の保護等を図ることも大事なことです。海と人との適切な関わり方を模索し、海に対する知見を深めていくことが新しい時代へのイノベ―ションとなります。

難病とは、原因不明で治療方法も未確立であり、かつ生活面での長期にわたる支障がある疾患です。全国規模での症例の把握とその病態解明が進められていますが、治療薬の開発は市場原理により困難でした。いま、難病に対する創薬と医療機器の開発は、飛躍的なスピードで進みつつあります。世界中で確認されている難病は 4,000とも 5,000疾患ともいわれています。国内では現在306疾患が「指定難病」で、「医療費助成」の対象です。
 本特集は、治療薬や医療機器の開発がいかに困難なものであったか、研究者の使命感と情熱が 8つのテーマからご理解いただけると思います。

マウス・ラットなどの感染症診断を理解できる「実験動物の微生物モニタリングマニュアル」の全面改訂版。培養、血清反応、鏡検・PCR法を紹介。ウイルス・細菌・寄生虫による感染症を「分類・性状、宿主・病態、診断」の項目により画像と見開きで構成。マウス・ラットの感染症診断をこの一冊で閲覧できる。


実験動物の感染症と微生物モニタリング(2015年4月30日発行)正誤訂正のお願い

本書の掲載画像について間違いがございました。
謹んでお詫び申し上げますとともに、 ここに訂正申し上げます。


p.65 左上画像「C.rodentium 感染マウスに認められた腸管肥厚」はp.44 に移動。
なお、画像の説明は「MRV自然感染マウスに認められた小腸内ガス貯留」とご訂正ください。

2020.10.29

医療分野の研究開発は、文部科学省、厚生労働省、経済産業省の3省で分担されていたことで、研究現場での相互活用また実用化が意識された支援が十分ではありませんでした。新体制機構AMEDは、医薬品・再生医療・がん・感染症・脳と心・難病の6つのプロジェクトを軸に基礎から実用化まで一貫した研究開発を推進し、成果の円滑な実用化を目指す司令塔としての役割が大いに期待されています。
医療分野での画期的な組織であり、産業界も大きな期待・関心を寄せています。
今回の特集は、行政・研究者・産業界を代表する方々からの最新情報をインタビューや寄稿でまとめています。

薬事法が改正され、昨年11月から名称も新たに「医薬品医療機器等法」が施行された。
国際競争力の高い医療機器開発が求められるなか、医工連携のよりいっそうの強化とコーディネーターの育成が発展のカギを握るといわれる。最近では、地方創生を賭けて、医療機器開発を模索する自治体も増えつつあり、医工連携はますます広がりそうだ。
今回の特集は、前号につづき公益財団法人神奈川科学技術アカデミー(KAST)で昨年7月から開かれているKAST教育講座「医療機器産業参入のための基礎」をもとに、第一線で活躍中の講師陣の寄稿をまとめた。
人材育成や医療機器開発の実際など、参入に必要な基礎知識をご紹介しよう。

◎特別付録
生態工学ハンドブック vol.6~7がもれなくついてきます!

ノーベル物理学賞の受賞で、科学技術大国としての底力を見せた日本。しかし、大手製造企業の生産拠点の海外移転にともない、中小企業の大手との取り引きは予想に反して伸びず、さらに円安で原材料コストが上昇。工業立国を支えてきた中小企業にとっては、依然として厳しい状況がつづいている。
このようななか、オンリーワン製品の開発で生き残りに賭ける中小企業も現れている。誰にも真似のできない優れた技術とアイディアを活かせる分野は多岐にわたるが、医療機器や福祉器具もそのひとつだろう。
今回の特集は、医療・介護現場と企業の連携による新たなものづくりについて、経験豊富な専門家の方々にご寄稿いただいた。

糖尿病をはじめ、増加の一途をたどる生活習慣病。その一方では、新薬の開発や再生医療など高度な研究が進められ、患者もその恩恵に授かれるようになってきた。こうした発展を支えているひとつに、患者からもたらされる各種の情報がある。生活習慣、環境要因、検査データ、遺伝子等々、どれひとつとっても治療には欠かせぬものばかりだ。そして、これら一人ひとりがもつ情報を集積、分析することで、一人ひとりにあった治療や予防が可能となる。
今回の特集では、オーダーメイド医療の実現に向けて進められているわが国のコホート研究を中心に、現場の取り組みをご紹介しよう。

◎特別付録
生態工学ハンドブック vol.3~5がもれなくついてきます!

世界的に有病者が増えている2型糖尿病。その数は3億8,200万人といわれ、わが国でも右肩上がりで増加。しかし、糖尿病に対する一般の認識は不足気味。
過剰な糖質摂取、運動不足、夜遅い時間帯での夕食、砂糖を使った煮ものが並ぶ和の食事......。気づかぬうちに高血糖がつづき、糖尿病と診断されるケースが多いのではないだろうか。
国をあげての糖尿病予防・改善対策が急がれるなか、今号では最前線の研究・治療、国の取り組みをご紹介したい。

移植コーディネーターは臓器移植および組織移植を適正および迅速に施行するのに必須のスタッフであることに疑問はない。平成24年度から移植後患者指導管理料として、「移植コーディネーターが専任として移植医療に係る適切な研修を受けた看護師は、関係診療科及び関係職種と緊密に連携をとり、かつ適切な役割分担を考慮しつつ、医師の指示のもと臓器等移植後の患者に対して提供される医療について調整を行うこと。」と規定され、日本移植コーディネーター協議会(JATCO)などの規定された研修を受けた専任の移植コーディネーターを移植外来に設置すれば、保険点数が加算されることになった。平成23 年にはレシピエント移植コーディネーターの資格認定制度が発足され、移行措置にて現在103名のコーディネーターが資格を有しており、臨床の現場で待機患者や移植後のレシピエントをケアし支援している。平成26年度には移行措置が終了し、筆記試験および面接試験により新規でレシピエントコーディネーターの資格が認定されることになった。これにより、資格の取得を希望するコーディネーターおよびコーディネーターになろうと希望する医療スタッフから筆記試験にはどのような問題が出題されるのか、どのような要点を勉強すればよいのかという強い要望が日本移植コーディネーター協議会に寄せられ、今回この問題集を作成することに至った。問題のほとんどは、第1回から12回までJATCOの総合研修会演習会で研修修了時に評価として出題した問題を中心に作成されたものである。この問題集を勉強することにより、コーディネーターとして移植の全般的な知識を高め、試験に合格するだけでなく、臨床にも生かせる資料となればと思う。

40年後には高齢化率が44%の時代を迎えるといわれている日本。出生数の低下にともない高齢化率が増加の一途をたどるわが国では、国民一人ひとりの健康寿命の延伸が大きな課題となっている。
その一方では、介護保険に関連する山のような課題。介護保険は、2000年の介護保険制度スタート時と比べ、改正のたびに利用しづらいものとなっている。国が提唱する健康寿命の延伸とは、いいかえれば"死ぬまで自立"が求められる時代を迎えたということでもある。
このような社会を背景に、現在、工学分野では高齢者の自立支援型のロボットや介護者の負担軽減を目的とするロボットなどの開発が進められている。今回の特集では、すでに実用化されている製品の紹介も含め、東京都に本社を置く菊池製作所、首都大学東京、広島工業大学、中京大学での取り組みを見てみたい。

わが国の現状において、決して十分と言えない「医療分野と、工学・工業分野の融合」つまり「医工学」を、様々な角度から解説しました。

これからの医療産業を発展に導くため、日夜尽力されている皆様のための一冊です。

【特集1】 難病克服最前線
遺伝子の変異などで発生する難病。誰にでも発症する可能性があるものの、患者数が少ないために、研究費や医療費の助成対象疾患が限られ、専門医も少ないといった問題を抱えている。
長期にわたる重い症状、家計を圧迫する医療費......、患者や家族にとっては、辛く苦しい毎日の連続である。
難病問題に解決の道はないのか? 難病治療の研究最前線をご報告する。

【特集2】 超高齢社会、21世紀の日本に生きる
保育所の増設や教育費の負担軽減など、少子化対策が後れを取るなか、2人に1人が50歳以上という史上初の超高齢社会を迎えようとしている日本。
しかし、将来を憂えてばかりでは何もはじまらない。
「若い世代の負担を軽くしよう!」「新しい日本社会を創ろう!」と、全国各地で、シニア世代が反旗を翻しはじめている。
大学・企業・街角で、超高齢社会の新たな世界を模索する"実験者"たちの成果をご紹介しよう。

*本書は書籍版です。
*電子書籍版は現在発売中です。


本書は電子書籍版もございます(価格:4,000円+税、内容は同一です)。
また、書籍+電子版のセット販売もございます。セット購入をご希望の方は、お問合せからお申込みください。

わずかな段差に足をひっかけて転んでしまった。お年寄りのいる家庭でしばしば耳にする話だが、高齢者の家庭内における転倒などの事故は後を絶たない。つまずいてしまうのは、筋力の低下や認知度の低下などによるというが、いずれにしても加齢に伴う老化の現れのひとつだろう。
加齢のメカニズム、筋力、骨力などの低下を防ぐ方法について、現代医学、中医学の両面から迫ってみた。

◎特別付録
生態工学ハンドブック vol.2がもれなくついてきます!

*本書は電子書籍です。PDF形式のデータでご利用いただけます。
*書籍版は現在発売中です。

本書は書籍版もございます(価格:6,000円+税、内容は同一です)。
また、書籍+電子版のセット販売もございます。セット購入をご希望の方は、お問合せからお申込みください。

医療者と患者との関係をいかによりよく築くか? この問いから生み出された概念である「治療的自己」。この概念の提唱者であるジョン・G・ワトキンスの著書"The Therapeutic Self"本邦初の翻訳書。医療者が心得るべき「治療的自己」の真意とは。医療にかかわるすべての人へ。

【特集1】
日本は今、超高齢化社会を豊かに生きるための健康情報やビジネスが百花繚乱。最近では、高齢者向けの運動器具を設置した公園まで登場した。ブランコをこぐ子どもたちの傍らで、白髪世代が運動に精をだす。こうした光景が広がり始めているのも、死ぬまで元気でいたいと思えばこそ。しかし、目・歯・美容・そして性。加齢に伴い健康の悩みは増えるばかり。そこで今号では、それぞれの専門医によるアンチエイジング法をご紹介しよう。

【特集2】
医学の臨床分野と工学・ものづくり分野の専門知識・技術が連携し、市場ニーズによりマッチした医療機器を開発する──今、医工連携が国をあげての取り組みに発展しつつあり、参入を検討する企業も増加傾向にある。しかし、医療機器の開発には臨床現場のニーズ、薬事法など把握しておかねばならない課題がいくつもある。これらをいかに理解して、製品化、販売へと結びつけるか。今号では、製品化成功への秘訣をメインテーマに特集を展開したい。

【特集1】
国の経済を揺るがすといわれている超高齢少子社会。世界に先駆けていびつな人口構成社会を体験する日本は、年金問題や介護問題などを抱え、将来に不安を抱える国民で溢れかえっているのが実情だ。そんななか、世間では「アンチエイジング」への関心が高まり、国も2011年から国民の生活習慣を改善し、健康寿命をのばすための運動「Smart Life Project」をスタートさせた。第1特集では、いきいきと元気に毎日を送るための養生法をご紹介しよう。

【特集2】
2012年12月、パシフィコ横浜で第25回日本内視鏡外科学会総会が開催された。会場には医学・工学・産業の交流広場が用意され、展示ブースには17 社が出展し、おおぜいの来場者で賑わった。医療機器の開発では欧米先進国に遅れをとる日本。高額な医療機器の輸入は医療費増加の一因ともなり、メイド・イン・ジャパンの優れた医療機器の開発がいまや急務の課題となっている。今号では、海外との比較や医工連携によるわが国発の最先端技術をご案内しよう。


◎特別付録
生態工学ハンドブック vol.1がもれなくついてきます!

【特集1】
健康ブームに伴い、「医食同源」「身土不二」「スローフード」などといった言葉が、日常会話にも頻繁に登場するようになった。食べ物と健康のかかわりが注目を集めるのは、予防医学の観点からも歓迎すべき風潮だろう。
 では、食べ物はどこで生みだされるのだろう? いうまでもなく大地であり、海である。先の震災による原発事故で食べ物の安全性は脅かされたままだが、いま、北里大学を中心に、「農医連携」という新たな考え方が広まりつつある。

【特集2】
東京・蒲田を舞台にしたNKHの朝ドラ「梅ちゃん先生」のヒットで、町工場が注目を集めている。東大阪や蒲田に代表される町工場は、ロケットや新幹線の部品も作り、昨今話題のロボット手術で活躍する米国製の「ダ・ヴィンチ」も、その主要部品はメイド・イン・ジャパンだ。しかし日本の医療現場は、輸入品が幅をきかせているのが実情だ。では、日本製医療機器にはどのようなものがあるのだろう。第2特集では、開発者による医療機器の開発物語をお届けしよう。

医療機器の研究開発には、医学と工学が連携した医工学が必須とされ、日本でもこの分野で多くの研究開発が為されてきた。しかし、実用化にはなかなか至らず、現在日本で使われている先端医療機器のほとんどは外国からの輸入品で占められている。本特集では、日本のものつくり力を生かし、医療機器開発を推進していくための課題を探り、日本の医工学の将来を展望する。

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東日本大震災から1年余り。まだまだ時間は必要だが、復興へ向けて歩みは進められている。
本特集では、復興の地から、科学の力での復興・支援の試みや、あらたなまちづくりへの動きなど、「これから」へ向けた取り組みを紹介する。

安楽死に関するガイドライン(旧称、米国獣医学会:安楽死に関する研究会報告)
原著: AVMA Guidelines on Euthanasia

かつて日本医師会創立50周年の記念講演として、多くの人々に大きな感動を与えた「美しい死」を結びのことばとする本書は、日本医学会前会長 森 亘 先生のお人柄のにじむ医の哲学で溢れ、医師や患者はもちろん、すべての人にとって必読の名著である。

手術や分娩などの際にも使用される血液製剤は人の血液から作られています。現在の日本ではその約半数を海外における非献血(売血)に頼らざるを得ないのが現状です。本書はその海外から輸入される血液製剤に関する問題点を医学関係者の方はもとより、一般の方にもわかりやすく書かれたドキュメントです。

これまでの研究成果や治療法から、術前術後のからだのケアなどの役立つ知識、また、実際に移植を受けた患者さんの体験談をもりこみ、臍帯血をとりまくすべてを一冊にまとめた書。

超音波医学・超音波工学、レーザー物理学・バイオフォトニクス、磁気医工学・逆問題解アルゴリズム、電気化学・バイオセンサー工学、人工臓器・ロボティックスなど、広範な分野から様々な新規技術が生まれた。

急性骨髄性白血病から感染症を併発し、死ぬのを待つしかなかった成人女性は、赤ちゃんのへその緒や胎盤から採取した臍帯血を移植することによって、蘇った。国内では初めての大人の臍帯血移植に賭けた、主人公の「生への挑戦」をドキュメントで綴った小説。

成人病の「予防と対策」をイラスト入りでわかりやすく解説。家庭生活の改善で手軽に実行できる、食事療法と運動療法が中心に紹介してあります。

本書では、さまざまな検診結果の中から、あなたの「健康開発」を進めていく上で、とくに「習慣病」に焦点を当てて検診の項目をピックアップし、検診の目的にそってグループ分けをして解説してあります。

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