実験動物の最近のブログ記事
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基本指針、ガイドラインが示されてから12年が経ち、国内外の状況は、3Rs実施は当たり前となり、研究機関の動物実験実施における「説明責任」が強く求められるようになってきている。これらの状況を踏まえ、法令等・基本指針・学実会議ガイドラインに沿った適正な動物実験実施を考慮した内容として「アニマルマネジメントⅡ」を「説明責任」を意識して内容を見直し、増補・改訂した。
おもな改訂のポイント 1)第1部では、機関内規定運用経験を踏まえ、規定の作成、改定に当たっての留意点を示した。 2)第2部では、研究機関における動物実験の実施手順、各機関でバラツキの多い動物実験審査について、および充実が遅れている教育訓練について述べた。またここでは、苦痛の評価と人道的エンドポイントの適用についての考え方も示した。また、自己点検評価表も運用結果を踏まえて改定を加えた。動物実験体制と機能に「説明責任」が十分でない点を見つけ・改善し、自己点検を効果的に実施することを目指している。 3)第3部では、動愛法で示されている「習性を考慮した実験動物の適正な取り扱い、動物の健康保持実施」および、動物実験実施に当たって、実験実施者・飼育管理技術者が直面する動物の症状観察について触れた。
2018年7月30日 増補改訂版 発刊
衛生動物に関する調査資料や研究データを中心に、生物学的な側面から、衛生害虫や、家ネズミの分類、生態、形態、機能などについてのやさしい解説を試みました。環境科学、保健衛生学、感染学などを学ぶ方々、ペストコントロールや建築にかかわる現場の方々にも役立てていただけるように内容の充実化を図りました。
本書は2章から構成(第1章衛生害虫を知る、第2章家ネズミを知る)されていますが、読者の皆様が興味あるところから、どこからでも読み始めていただいて結構です。衛生動物の意外な一面を知っていただき、衛生動物の魅力を理解していただければと思います。きらわれものの実像は案外かわいらしい、愛すべき生きものかもしれません。
AAALAC International の認証申請の第一歩がProgram Description(PD)の作成である。このフォーマットが2016 年に改訂された。
これ以前のフォーマットは故池田卓也博士らが翻訳の労をとられた。本来であれば前版の翻訳者である池田博士が新版も翻訳されてしかるべきであったが,残念ながら,池田博士は新しいPDが公表されるのと入れ違いのように亡くなられた。そこで前版の監修も行った黒澤努氏が翻訳チームを結成し,新たにAAALAC International の代表となられたキャサリン ベイン博士翻訳を許していただくよう依頼したこところ,快く承諾された。翻訳チームは原文の理解に詳しい米国実験動物医学専門医である内橋真悠先生と実験動物環境研究会の役員に新しく就任された夏目知佳子氏と黒澤努氏で構成された。幸いにも故池田博士の前版が日本語で存在するのでとくに差し支えない部分は前版を踏襲している。
こうして新しくなったAAALAC International のPD の日本語訳が出版されるが,これを大いに活用してAAALAC International の活動への理解を深め,我が国実験動物界の国際化に役立て,それにより我が国のバイオメディカルサイエンスが一層繁栄することを期待している。
実験動物には動物福祉と科学研究上のニーズとのバランス確保という課題があります。ILAR指針第8版が強調した成果基準とは、動物のウエルビーイングと科学研究上のニーズとのバランスの追求です。
本書は、ILARが昨年4月に開催した、科学者、行政官、愛護系市民による成果基準に関するワークショップの詳細な記録であり、成果基準の立案、実践、モニタリングおよび共有化について具体的事例が解説され、ILAR指針をを一層深く理解することができます。
☆実験動物のウエルビーイングセミナー詳細は、こちらから☆
https://www.adthree.com/ILAR/
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「動物実験に適正な実施に向けた「ガイドライン」の解説を動物実験委員会委員および動物実験実施者の教育訓練の一資料となるよう、動物実験体制の円滑な運営視点から見直し、「動物愛護管理法」と「飼養保管苦痛軽減基準」の2012年改正点、動物の愛護及び管理に関する施策を総合的に推進するための基本的な指針、環境省2013年、ILARガイド第8版の改正点および"現在の国内外の実験動物福祉に関する動向"を反映させた
科学的・倫理的に適正な実験動物の飼養保管と動物実験
2013年(平成25年)9月施行の改正法令に基づく動物実験等の自主管理
動物愛護管理法をはじめ、実験動物に係る法令が改正され、
2013年(平成25年)の9月に施行されました。この講座では改正された法令について学ぶとともに、法的枠組みを踏まえた実験動物の飼養保管と動物実験のさらなる適正化について考察します。
※カラー40分
CD媒体での納品になります。
※動作環境
OS:Microsoft Windows Vista / 7 以降
対応ブラウザ:Microsoft Internet Explorer 7.0以降
必須ソフト:Windows Media Player 9.0以降
※Macに関しましては、Windows Media Player 9.0以降で閲覧できれば、可能です。
「おいしい」「いい匂い」とは何か? 生物が初めに身につけた感覚と言われている「味覚」「嗅覚」。本書では、味(味覚)と匂い(嗅覚)について、哺乳類、爬虫類、両生類など、動物での研究で得られた知見を中心に、そのはたらきをわかりやすく解説します。
日本実験動物環境研究会の機関誌「実験動物と環境」第38号に掲載した総説「AAALAC International:第8版ガイドに対応した2011年度版『動物の管理と使用の活動計画に関する報告書作成の手引き』に加え、附録として「実験動物のケアと使用に関する指針第8版の内に使われたMust, Should 及びMayの解析」も掲載。
なぜ、人間を含め動物にはオス(男)とメス(女)が存在するのでしょうか? 本書では、最新の性科学研究から得られた知見から、オス(男)、メス(女)にそれぞれ特有な行動、フェロモンのはたらき、脳のはたらきの違い、などをわかりやすく紹介します。
「母性」はどこから生まれるのでしょうか? わが子を慈しむのは動物も人間も同じです。本書では、母性の源となる体内のはたらきを、ネズミ(マウス、ラット)での神経研究、ホルモン研究、脳研究などで得られた知見から、わかりやすく紹介し、動物の母性行動の研究を通して人間の母性について考えていきます。
このガイドブックは、実験動物を利用した研究や実験動物の飼育管理にこれから携わる方を対象としたものですが、同時に、一般市民の方々にも動物実験を正しく理解していただきたいと考えて作成したものでもあります。このガイドブックが専門家、非専門家を問わず、さまざまな読者にご利用いただければ幸いです。
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本書は「2級実験動物技術者認定試験」の2008~ 2010年度に出題された学科試験問題ならびに解答(案)で構成しています。 試験問題は、本試験の公式テキストである『実験動物の技術と応用 入門編』(弊社刊 ISBN978-4-900659)(以下、テキスト)に記載されている内容から出題されます。問題を解く前にテキストでの学習をお勧めします。 本書では、受験必須の、テキスト「総論」と、選択試験である「各論」(「マウス・ラット・その他の小動物」「モルモット」「ウサギ」「イヌ」「サル類」「ブタ」「トリ類」「ネコ」「魚類、両生類、その他」から1 動物種を選択)のうち、大半の受験者が選択する「マウス・ラット・その他の小動物(その他のげっ歯類〔ハムスター類、スナネズミ〕が出題範囲)」を取り上げ、解答(案)に加え、テキストでの出題箇所の記載ページを付記しました。 2010年度分の問題には上記に加え、学習のポイント(ポイントと表記)を付記し、テキストでの学習とあわせて問題を解くことでより理解が深まるよう工夫をしました。
米国National Research Councilの Guide for the Care and Use of Laboratory Animalsは、実験動物の管理と使用に関するガイドラインとして国際的にも広く認知されており、その概念はわが国の各省庁基本指針や日本学術会議による「動物実験の適正な実施に向けたガイドライン(2006年)」にも反映されている。2006年以降、実験動物や動物実験に関する新制度が国内の教育研究機関や実験動物業界に定着しつつあり、14年ぶりに改訂された本ガイドラインは、将来の方向性を示す極めて貴重な情報として日本語翻訳版の刊行が待たれている。社団法人日本実験動物学会は実験動物の管理や動物実験に精通した有識者による翻訳チームを結成し、本ガイドラインの翻訳を行い広く関係者への普及に資することとしたい。
2015年8月 初版2刷発行
動物実験で多く扱われるマウス・ラットの感染症対策に主眼をおいた内容。
感染症の特徴からみた実験動物の感染症コントロールの必要性を説明し、感染症検査の目的と方法を具体的に紹介。
感染症事故発生後の対応・対策(施設としての対応、消毒手順など)および感染事故を予防するための各種方策を紹介しており、実験動物関係者は必見。
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動愛法のガイドラインに準拠した実験動物の飼育管理方法等の手引書。 『アニマルマネジメント』を手にされた管理者および上級者向けの書籍です。 実験動物の観察方法から具体的な手順書作成の方法まで収載しています。
この著書は動物福祉研究所(Animal Welfare Institute)のウェブサイトにて紹介されているが、日本実験動物環境研究会により翻訳、編集したものである。
副題"実験室の動物たちの暮らしを良くするために"で言い表されているように、実験動物の福祉、とりわけ実験動物環境に関し、具体的な方法について記載されている。
実験動物関係者のみならず一般の方々にも読んでいただきたい書。
我が国には実験動物施設の建設にあたっての基本的な仕様が記載されたものは少なかった。
米国では各研究機関が建設する実験動物施設の基本仕様設備は極めて均一だ。
NIHは実験動物施設建設のガイドラインだけでなくすべての研究施設設備についての建築ガイドラインを合本して発刊し、またインターネット上でも公開した。
本書はその実験動物施設に直接関係のある部分を訳出したものである。
本書により、我が国においても欧州の実験動物事情の理解がすすみ、国際的に進展している実験動物の環境改善による実験動物福祉の向上がもたらされ、実験動物福祉に関心のある方々の正しい知識向上の一助となれば幸いである。(「監訳のことば」より)
著者自身の基礎的研究を中心にした内外の多くの研究,それらを活用した施設・設備と動物飼育管理の具体的事項,さらに,それらの有機的運営について,それぞれがいかにあるべきかの検討も含めて,総合的にまとめられたユニークな書である。
前号に引き続き「『環境遺伝子』研究の最前線」第2弾を紹介する。
環境ホルモン問題が騒がれた当初、野生動物や実験動物で報告された化学物質による健康被害がヒトにも起きるのか否か、それが、環境中微量化学物質が行動および生殖異常と密接にかかわっていることを裏づける膨大な科学データをひとつひとつ丹念に検証した労作『奪われし未来』(シーア・コルボーンら、1996)の核心をなす問題だった。今回は、それに関連する我々ヒトにおけるデータと知見を、岩本氏、曽根氏に示していただいた。しかし、問題はそれだけではなく、子どもたちの神経発達障害(木村-黒田氏、大竹氏)が懸念されているとともに世界各国で取り組みもなされている(河原氏)。また、巻頭の深田氏には環境中化学物質から未来世代を守るため、新たに取り組んでいる千葉大学の「次世代環境健康学」の紹介をいただいた。
環境汚染問題も含め、化学物質に囲まれたこの地球上での我々の生活にはどのような危険が潜み、あるいは実際に我々に忍び寄ってきているのだろうか。環境中の化学物質の影響から未来世代を守るために、最新の研究とその取り組みを紹介する。
ラットの断面図、解剖図アトラスとして今回出版しましたが、以前2001年9月に実験動物の断面解剖アトラス・マウス編を弊社より出版(初版発行)しました。この本はA4版サイズで、150ページにわたってマウスのマクロ解剖写真と、水平断、矢状断前および横面の断面写真を体系的に配したカラーアトラス集でした。発売以来、関係各方面より好評を得、その姉妹編「ラットの断面解剖アトラス」の制作を強く望まれ、海外からも英語版を強く要望されました。
本書は、マクロカラー解剖写真および断面解剖写真等をスキャナー(FlexTight848,Imacon社)で取り込み、DTPソフトで引き出し線と解剖用語を配置しました。なお解剖用語は英語のみとしました。
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本書は、マウス・ラットを取り扱う実験動物技術者のため、および動物実験を行う担当者のために作業の基本、実験の基本について注意点などを含めて述べた。 本書が実験動物の管理や動物実験に携わる技術者や研究者にとって、動物福祉に配慮した科学的に適正な動物実験実施のための道しるべとなることを願っている。 2014年5月 第2版発行
現在、世界的に注目を集めているヒトゲノム。遺伝子レベルでの研究は生命倫理の領域まで達する難問である。本書はこの難問に対して大きな指針とされる"Laboratory Animals"37巻補遺(2003年7月発行)の日本語版です。
今日までの生命科学における進歩と発展の多くの部分は、動物実験等により得られた成果によるところが大きく、今後も生命科学の探求、人や動物の健康維持、環境保全などの課題解決には動物実験等が必要不可欠な手段である。
一方、動物実験では命ある動物を用いることを踏まえ、実験動物の福祉に配慮するとともに、科学的に適正な動物実験等を実施し、社会の理解と強力を得る必要がある。 (訳者まえがき より)
遺伝子組換え技術や移植技術などを用い、動植物で医薬品や酵素、さらにヒト細胞や臓器の産出をめざす「生物工場」。今回は、野菜でつくる食べるワクチン、ニワトリにピロリ菌を撃退する抗体を持ったたまごを生ませる技術、カニなど甲殻類の殻に含まれるキチン・キトサンの持つ効果、ヒトへの移植をするための細胞、組織を実験動物でつくる「動物工場」への挑戦を取り上げた。新たな医療としての生物利用の世界を覗いてみよう。
本書は、初版以降新たに開発されたモニタリング技術を加え、読者が一目で理解でき得るよう、左右見開きとし左ページに解説、右ページにはカラー写真を挿入しています。
また本書は既に出版されている「実験動物の技術と応用 入門編・実践編」の副読本としてもご利用いただけます。
【教科書採用をご検討の先生方へ】
東京大学、日本獣医生命科学大学、京都産業大学、九州保健福祉大学、倉敷芸術科学大学など農学・獣医系、生命科学系の大学・学部で教科書としてご採用いただいています。
採用をご検討いただけます際には、試読を御受付いたします。
動物飼育施設あるいは実験施設のスーパーバイザーとして、また研究者のパートナーとして活躍できる1級技術師を育てることをめざした。同時に、動物実験を行う医学、生命科学領域の大学院生、および大学、企業研究所、生産施設などで動物実験や実験動物の管理に携わる研究者にも実践的なテキストとなるよう、国際水準の知識と技術を満載した。
【教科書採用をご検討の先生方へ】
東京農業大学、日本獣医生命科学大学、麻布大学、岩手大学、宮崎大学など、農学・獣医系、生命科学系の大学・学部で教科書としてご採用いただいています。農業高等学校、専門学校での採用実績もございます。
採用をご検討いただけます際には、試読を御受付いたします。
日常の飼育作業に必要な最新の基礎知識と技術を盛り込んだ2級技術師用テキストである。科学と実験動物福祉の両面から「なぜ」、「どうして」の疑問に答えた。図表・写真を多く取り入れ、レイアウトにも工夫して、読みやすい書物に仕上げた。従来の試験範囲をできるだけ逸脱しないよう、内容に配慮したことはもちろんである。
この本は、動物の管理と使用に従事する従業員に関する労働安全衛生計画を策定あるいは再評価する途上にある研究所を支援するために書かれました。また、研究用動物の使用と管理に関わる危険要因への初歩的指針としても役立つよう企画されています。アレルゲン、人獣共通感染症、および咬傷といった明瞭な物理的危険要因など動物の使用に必然的に関わる危険要因への処置法をできるだけ包括している翻訳書です。
マウスの断面図、解剖のアトラスとして今回出版しました。すでに、「ウサギ編」「ラット編」が上梓されていることでもあり、先端医学の画像解析に必要となる「断面的・立体的な解剖学的知識」に益することを目的とした参考書です。本書は「マウスのマクロ解剖写真・水平断・矢状断及び接断の断面写真を『生体に近い状態の解剖アトラス』として、カラー図版(150面)により立体的に理解しやすいように工夫されたものです。
・マウス解剖図のカラー写真版としては世界で初めての本。
・図譜はカラー写真で構成し、細部まで検討できるよう拡大してある。
・無固定(凍結状態で切断、融解後撮影)で、より生体に近い状態の
カラーアトラスを作成。生体情報が手にとるようにわかる。
・解剖名にはすべて日本語と英語が併記してあり、辞書的な活用も
可能である。