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超伝導の夢 ─超伝導研究の最前線とその未来─

超伝導の夢 ─超伝導研究の最前線とその未来─

商品コード: ad50002

編集: (社)未踏科学技術協会 超伝導科学技術研究会

発行日: 2003年4月16日
判型: A5判
頁数: 194ページ
書籍コード: ISBN 4-900659-39-8 C3042
定価:2,592円 (本体価格:2,400円)

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高温超伝導の登場により超伝導研究が注目を集めてからおよそ20年。世間からは忘れられてしまった感のある超伝導だが、その間、技術の実現へ向け研究は着実に進歩が遂げられていた。本書では、超伝導が導く夢の未来を提示し、それへと向かっている研究の今を紹介。さらに、夢の超伝導生活を実現するために必要な室温超伝導の可能性を探る。

目次

▽はじめに-超伝導、現状のあらまし-
   超伝導科学技術研究会 会長 太刀川 恭治

【Ⅰ.超伝導の未来】



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自然エネルギーだけで人類が生きていくために
─超伝導が実現する新地球ネットワーク─
For the days we live just with the renewable energy
- New superconducting global networks -


北澤 宏一
科学技術振興事業団

世界の電力網を抵抗ゼロの超伝導幹線ケーブルでつないでいく。太陽光発電に有利な乾燥地帯、風力発電に向いた極北など不毛な地方、そして電力消費地。地球の南北東西をつなぐと昼夜夏冬は無くなり、また、お天気も地球規模で平均化される。自然エネルギーの最大の欠点はお天気任せ、そして、適地での発電ができなかったことである。超伝導ネットワークは、そのコストを下げ、問題点を解決する。高温超伝導ケーブルの技術はその夢を現実にしてくれるレベルに近づいた。さらに、リニアモーターカーはそのような自然電力時代の高速輸送機関として最もふさわしい。

Every local electric power network will be linked by the superconducting cable, including the dry area and desolate windy polar area with cities of large consumption of electricity. Connecting east, west, south and north, no more then matter the day and night, nor summer and winter. The weather will be averaged out on the earth. The most serious problem with the sustainable energy resource has been its high cost due to the unreliable nature, depending totally on the weather. It has also been due to the fact that the natural energy favors the site rather far from the consumption area. The superconducting network will reduce the cost of the sustainable energy resources, solving most of the problems. The technology of the high temperature superconducting cable is now approaching to the new level, enabling us to make this dream the reality. The superconducting maglev train appears to be the best suited high speed transportation artery in the era of the global electric power network.




  
  ▼ 省エネルギーと良い音をめざして-超伝導スピーカ-
    早稲田大学 国際情報通信研究科 教授  山﨑 芳男

【Ⅱ.超伝導の今】
  
  ▼ ビスマス系高温酸化物超伝導線材-その開発の流れと今後の課題
    住友電気工業株式会社 エネルギー環境研究所 林 和彦
  
  ▼ 究極の高性能線材をめざして-イットリウム系超伝導線材の開発
    株式会社フジクラ 材料技術研究所 飯島 康裕
  
  ▼ 魔人あらわる-幻の高温超伝導体MgB2の発見
    青山学院大学大学院理工学研究科 永松 純

▽閑話休題 神の手てんやわんや
    東京大学大学院新領域創成科学研究科 助教授 野原 実 

【Ⅲ.室温超伝導は出現するか!?】
  
  ▼ イントロダクション
    東京工業大学 応用セラミックス研究所 所長 鯉沼 秀臣
  
  ▼ 銅酸化物の室温超伝導実現への2つの道
    東京大学大学院理学系研究科 教授 内田 慎一
  
  ▼ 有機超伝導体の可能性-有機伝導体開発の最近の展開
    岡崎国立共同研究機構 分子科学研究所 教授 小林 速男
  
  ▼ 物理パラメータから見た高温超伝導の可能性
    大阪市立大学大学院理学研究科物質科学 教授 谷垣 勝己
  
  ▼ BCSの壁とは何だったのか?
    東京大学大学院新領域創成科学研究科 助教授 野原 実
  
  ▼ パネルディスカッション

▽ おわりに-新しい研究者を心待ちにしている-
    社団法人未踏科学技術協会 理事長 木村 茂行

▽ 著者紹介

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