男女共同参画が進む中、科学技術分野でも女性の力が重要視されています。本書では、私立女子大学で唯一理学部を持つ日本女子大学での取り組みを通して、女性研究者育成のアプローチを紹介します。
目 次
はじめに / 後藤祥子
女子大発「理系女性のマルチキャリアパス」のさらなる発展をめざして / 小舘香椎子
第1章 理系女性が未来を拓く
1-1 女性研究者の青春時代
1-2 研究室の日々
①研究の楽しみ / 岩倉美和
②味覚に興味を持って / 阿久津晴香
1-3 私たちの今 学園祭 / 大枝一男
1-4 理系でよかった―OGアンケートから見える理系女性― / MCP調査部門チーム
1-5 親子アンケート / MCP調査部門チーム
第2章 理系女性のあゆみ
2-1 理系女性のあゆみ / 蟻川芳子
2-2 日本女子大学理学部・理学研究科の設立と16年間の軌跡 / 小舘香椎子
第3章 理系女性の活躍のために―女性研究者マルチキャリアパス支援モデル―
3-1 女性研究者支援、男女共同参画の推進に向けて
―「女性研究者支援モデル事業」のスタートと展望― / 小舘香椎子
3-2 「女性研究者マルチキャリアパス支援モデル」プロジェクトの
成果と今後の展望 / 小舘香椎子
3-3 プロジェクト採択への道 / 今城尚志
3-4 プロジェクト推進室長として / 遠山嘉一
第4章 理系女性の多様な生き方を探る
4-1 自由な職業選択への道―マルチキャリアパス・モデル― / 小川賀代、永田典子
4-2 マルチキャリアパスのロールモデル
第5章 次代を拓く理系女性
5-1 日本女子大学出身の現役女性研究者に聞く
5-2 女性研究者とこれからの女性支援のあり方を求めて―男性教員からの提言―
あとがき / 久保淑子
編集後記 / 今井元、宮本武典
付録