米国National Research Councilの Guide for the Care and Use of Laboratory Animalsは、実験動物の管理と使用に関するガイドラインとして国際的にも広く認知されており、その概念はわが国の各省庁基本指針や日本学術会議による「動物実験の適正な実施に向けたガイドライン(2006年)」にも反映されている。2006年以降、実験動物や動物実験に関する新制度が国内の教育研究機関や実験動物業界に定着しつつあり、14年ぶりに改訂された本ガイドラインは、将来の方向性を示す極めて貴重な情報として日本語翻訳版の刊行が待たれている。社団法人日本実験動物学会は実験動物の管理や動物実験に精通した有識者による翻訳チームを結成し、本ガイドラインの翻訳を行い広く関係者への普及に資することとしたい。
2015年8月 初版2刷発行
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