この著書は動物福祉研究所(Animal Welfare Institute)のウェブサイトにて紹介されているが、日本実験動物環境研究会により翻訳、編集したものである。
副題"実験室の動物たちの暮らしを良くするために"で言い表されているように、実験動物の福祉、とりわけ実験動物環境に関し、具体的な方法について記載されている。
実験動物関係者のみならず一般の方々にも読んでいただきたい書。
こちらの書籍は日本実験動物環境研究会様の販売となります。
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原著・翻訳・監修
原著
ビクター & アニー レインハード(動物福祉研究所、ワシントンDC)
Viktor and Annie Reinhardt (Animal Welfare Institute, Washington, DC)
翻訳
黒澤 努・薮内 かおり・鈴木 さつき・市川 哲男・朱宮 正剛
監修
黒澤 努・市川 哲男・朱宮 正剛
目 次
1. はじめに
2. 変動要因とリファインメント
2.1. 環境エンリッチメントをしていないケージへの保管
2.1.1. 変動要因
2.1.2. リファインメント
2.1.2.1. ストレス、精神的苦痛、恐怖、不安の低減
2.1.2.2. 不適応行動の緩和
2.1.2.3. 攻撃の減少
2.1.2.4. 動物種特有の脳機能の発達促進
2.1.2.5. 脳障害や神経変成過程からの回復
2.2. ケージ洗浄
2.2.1. 変動要因
2.2.2. リファインメント
2.3. 不慣れな場所への移送とケージ内の仲間との分離
2.3.1. 変動要因
2.3.2. リファインメント
2.4. 拘束
2.4.1. 変動要因
2.4.2. リファインメント
2.4.2.1. 手技への順化
2.4.2.2. 処置に協力するための調教
2.4.2.3. ストレス緩衝
2.5. 多段ケージ収容
2.5.1. 変動要因
2.5.2. リファインメント
2.6. 騒音
2.6.1. 変動要因
2.6.2. リファインメント
2.7. 要約と考察
3. 環境改善
3.1. 必要な環境
3.1.1. ケージ床と床敷材料
3.1.2. シェルター、隠れ場、巣箱と営巣材料
3.1.3. 社会的飼育
3.1.4. 要約と考察
3.2. 環境エンリッチメント
3.2.1. 対象物と構造
3.2.2. スペース
3.2.3. 給餌によるエンリッチメント
3.2.4. 人との相互作用
3.2.5. 要約と考察
4. 将来展望
5. 文献
6.事項索引